表彰状
囲碁将棋部 ○○○○ 様
囲碁将棋部員として3年間、くじけることなく活動を継続したあなたの努力と熱意を認め、ここに表します。
人生にとってもっとも大切なことは、
心のもち方よりも、
まず言葉の使い方である。 山崎房一
言葉の使い方次第で、表情も態度も心も変わります。
あなたは責任感があり、落ち着いて考える力を持っています。前向きな言葉や優しい言葉を心がけることで、あなたの能力を一層活かし、素晴らしい人生を築いてください。
平成16年9月29日
県立だいこん高等学校長 奥井太郎
引退した文化部の生徒たちのうちで、唯一の男子生徒だと聞きました。
よく頑張った、と私からも言ってあげたいですね。
さて、「心のもち方よりも、言葉の使い方」の話は、奥井に譲ります。最近、疲れが取れないものですから。歳ですねぇ。
「『心の教育』が叫ばれるようになって、久しい気がします。
でも、心の扱い方がうまくなったとは思えません。なぜでしょうか。
それは、得体の知れない『心』を直接、何とかしようとするからです。
自分の心をもてあますことはありませんか。
不愉快な表情や言葉に出会うと、不愉快になってしまう自分の心をどうすることもできません。頑張ろうと思っても、心に元気が湧いてこないのをどうすることもできません。
自分の心に、不愉快になるのをやめなさい、元気になりなさい、と命令したところで、命令に従ってくれないでしょう。もっとも命令する方も、自分の心ですから、うまくいくわけはありませんね。
そこで、山崎房一さんの言葉が役に立つのです。
心のもち方は自分で変えられませんが、言葉の使い方は自分で変えることができます。
言葉の使い方を変えると、知らないうちに、心が変わってゆきます。愉快な言葉を使っていると、愉快な気分になってきますし、元気な言葉を使っていると、元気な気分になってきます。
ですから、言葉の使い方が上手になればいいわけです。
簡単なことではありませんが、言葉の使い方ならば、会得できそうな気がします。ただ、気がするだけで、私もまだまだ言葉をうまく使えていません。
生徒に贈るよりも、自分自身に贈った方がいいようですね。」