はがきのおくりもの

 思い出したくなったら、ここに帰っておいで!!!
 元気を補給したら、顔を上げて、歩いて行くんだよ!

第42話 年間成績優秀者(H17.3.7発送) <48通 通算1455通>

2006年10月08日 | だいこん高物語 2004

 表彰状
 3年○組 ○○○○ 様
 あなたは第3学年の学業において、大変優秀な成績を修めました。あなたの一年間の努力を称えここに表します。

  努力する者は希望を語る
  怠ける者は不満を語る

 あなたが生きてゆく高度情報化社会では、勉強し鍛え抜いた能力が非常に大切です。
 自分を信じて全力を尽くしなさい。
 きっと夢や希望を叶えることができます。
 あなたの幸せを心から祈っています
  平成17年3月7日
  県立だいこん高等学校長 奥井太郎 



 努力といったって、勉強だけじゃありません。学生時代は、勉強だけが努力って気がしますけれど、いろんな努力があるもんです。

 この頃、奥井からもらったはがきを2枚、紹介します。その中に、勉強とは違う努力が見えると思います。
 人を愛し続けることも努力ですし、顔を上げ続けることも努力です。

 「努力」をからかったり、バカにしたがる傾向がありますが、そんな世の中を作ったのは、大人の私たちです。大人たちこそ、もっともっと努力しなければなりません。

 もう少しマシな世の中にして、若い人たちに引き継いで、向こうに行きたいと思ってます。だから、このブログも頑張ってるんですけどね。


1枚目のはがきです。

 ずう~っと死ぬまで好きでいてみよう
 ずう~っと『愛してる』と言い続けたら
 どんな夫婦になっていくのだろう

 二十年以上も昔、生徒たちにこんな話をしたことを覚えています。のろけ話を聞かされた生徒たちはさぞ迷惑だったと思います。

「進路希望書に【結婚】と書いたお馬鹿な私に、大まじめに付き合ってくれて、
『結婚が希望なら、一生愛せる人を見つけなさい。そして、その人から一生愛される人間になりなさい。』
と一言。大切にしてきたこの言葉を、昨年結婚したスタッフにプレゼントしました。」

 昔の教え子が、こんな話をホームページに載せてくれました。


2枚目のはがきです。

 苦しいからこそ
 声を出せ
 顔を上げろ

 2月5日、県大会に出場したサッカー部の応援に出かけました。古豪の○○南高校を相手に善戦しましたが、3対1で敗れました。

 前半、2点目を入れられ、生徒たちが意気消沈したとき、「顔を上げろ!」と、顧問が大きな声で指示しました。声をかけ合い、顔を上げて、自分たちのプレーを心がけ始めると、攻めに守りに、いい形が何度も見られるようになり、一点を返すことができました。

 どうしようもなく苦しく辛いときこそ、声を出し、顔を上げ、凛として、立ち向かわねばなりません。

 今、私たち大人に求められている姿勢かもしれません。


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