「にんにく(壱州早生)」
長崎県 壱岐市
壱州早生 (いっしゅうわせ)
分類:野菜
品目:土物類:にんにく
早熟で球は白色。粘質土地帯の栽培に適す。ろ地及び促成栽培、青果用、加工用、菜用(野菜の地方品種より)
【見た目】
1球50g前後と大きく、球のしまりや揃いも良い
【機能性等】
アリシンが豊富に含まれる
【由来】
大正7年頃に福岡県から、その後、約7年後に朝鮮半島から導入
【その他】
昭和37年頃の記録では330t輸出されており、人気の高い品種であった
【調理法・加工品等】
薬味での利用が主
【生産の見通し】
現状維持
【種子の入手先】
八江農芸
*http://g-foods.info/zukan/product/product_889.html より
「壱州早生にんにく-いっしゅうわせにんにく」
【生産地】壱岐市
【特徴】早生で小ぶりな品種。球・葉・茎とすべての栽培が可能。表皮は、白からやや黄色みがかり、球は白色。1球50g前後で、球のしまりや揃いが良い。1球の中で、鱗片が12個前後に分かれるため、鱗片1つ1つはやや小さめ。トウ立ちすると、花茎が40cm~70cmほどになり、茎ニンニク(ニンニクの芽)として十分収穫できる長さとなる。粘質土地帯の栽培に適す暖地向きの品種。
同じ暖地向きの上海早生(しゃんはいわせ)とよく似ており、見た目、大きさ、味、香りや鱗片数など、ほとんど差がない。長さは上海早生よりは短く、熟期が少し遅い。
【食味】味も香りもマイルドで、強い癖や甘みはないため、どのような料理にもにんにくの風味付けができ、合わせやすい。
【料理】薬味での利用が主。生ですりおろしにしたり、スライスをして薬味としても使ったり、刻んで料理のアクセントにするなど
【来歴】来歴については、1918(大正7)年に福岡県から導入され、その後、1925年(大正14年)頃に朝鮮半島からも伝わり、壱岐島で固定化された品種。
一時期は、生産農家の高齢化の影響で、生産量が激減していましたが、1962(昭和37)年頃の記録では330t輸出されたとの記録があり、人気の高い品種であったとされる。しかし、その後は、海外産のにんにくが市場に出回り価格の低迷が起こったことや、生産地の高齢化と後継者不足などが原因で、消滅の危機に瀕しており、非常に手に入りにくい状態になっている。最近、新しく栽培する農家が増えてきているようである。
【時期】4月~6月
*https://tradveggie.or.jp/42-nagasaki/#i-7 より
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