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< 郷土料理 > 群馬 上州きんぴら

2024-07-30 10:23:22 | 郷土料理

 「上州きんぴら」

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 豚肉、にんじん、こんにゃく、ごぼう、しいたけ

 歴史・由来・関連行事
 1983年、第38回国民体育大会「あかぎ国体」が群馬県で行われた。このとき群馬は「スポーツ県群馬」を宣言したほか、マスコットとして初代「ぐんまちゃん」が登場するなど、群馬にとって記念すべき大会となった。この大会時に群馬の名産である豚肉やしいたけ、こんにゃくなどを使った新たな郷土料理として考案されたのが、「上州きんぴら」である。特徴としては、一般的なきんぴらにもよく使われているごぼうを太く切ること。これは壮大な上毛三山をイメージしているのだという。地域によっては鶏肉やピーマン、高野豆腐、さつま揚げを加えるなど、さまざまな工夫が凝らされていることもあるが、いずれにしても群馬の特産品をふんだんに活用しており、群馬の家庭料理として定着している。

 食習の機会や時季
 「あかぎ国体」で提案されて以来、手軽に作れる郷土料理として、家庭や給食で供されるようになった。肉と野菜がバランスよく入った上州きんぴらは栄養価が高く、甘辛い味付けは子どもたちにも人気が高いのだという。

 飲食方法
 太めのせん切りにしたごぼうを炒め、そこに豚肉を加える。さらにせん切りにしたにんじんやしいたけ、こんにゃくを加えて炒める。火が通ったらだしや砂糖、みりん、酒、水を加えて炒め煮し、水分がなくなったらしょうゆで味付けして完成。太く切ったごぼうの食感はもちろんのこと、通常野菜だけで作ることの多いきんぴらに豚肉を加えることで、旨味とボリュームのある一品に仕上がっている。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭で作られているほか、県内の小学校などで給食として提供されている。また、群馬県ではりんごを加えたアレンジレシピをオンラインで公開。これは食育推進リーダー活用モデル地区事業「東吾妻町新名物料理コンテスト」で高校生が考案し、学生部門特別賞を受賞した作品とされている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/32_10_gunma.html より


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