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いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

昨日の藤井二冠-1/17

2021-01-18 09:35:15 | 将棋

 第14回 朝日杯本戦トーナメント 一回戦

 2021/01/17(日) 12:10終局

 VS [先手]  大石直嗣七段

 132手で勝利!

 

 続いて、

 第14回 朝日杯本戦トーナメント 二回戦

 2021/01/17(日) 15:47終局

 VS[先手]  豊島将之竜王

 94手で勝利!

 過去6戦6敗の難敵をようやく倒したことで1ステップアップできたか?

 

 朝日杯本戦 次戦は「準決勝」

 VS 渡辺明名人

 対戦日は、2月11日(木)。

 

 公式戦としては次戦

 第79期 順位戦B級2組 10回戦(持ち時間:6時間)

 VS  窪田義行七段

  対戦日は、2月9日(火)。

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<現役ミュージシャン> 意外な年齢のミュージシャンたち-サイモン&ガーファンクル

2021-01-18 08:50:04 | MUSIC

 「サイモン&ガーファンクル」

 「サイモン&ガーファンクル(英語: Simon & Garfunkel)」は、主に1960年代に活躍した、ユダヤ系アメリカ人のポール・サイモンとアート・ガーファンクルによるフォーク・デュオ。1975年に一時的に再結成してヒットを出したこともある。

 1964年にデビューし、1970年に活動を停止するまで、フォーク、フォーク・ロックを代表するデュオとして数々のヒット曲を世に送りだした。そのハーモニーとサウンドは、シールズ&クロフツやイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーら後続のデュオに多大な影響を与えた。以後も折に触れて2人で活動している。1990年にロックの殿堂入りを果たした。

 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第40位。

*Wikipedia より

 「ポール・サイモン」

  1941年10月13日生まれの79歳。

 「アート・ガーファンクル」

  1941年11月5日生まれの79歳。

 二人そろって79歳。

 現在は、二人とも「ソロ」で活躍。

 たまに「再結成」をするが、現在は解散状態である。

 またいつか再結成し、来日公演があることを祈っている。

 

 
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<日本酒> 福島 廣戸川/松崎酒造

2021-01-18 08:28:26 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(仙台国税局)】
 〈福島〉 廣戸川/松崎酒造

 

 天に栄える村の水、米、そして人。

 それらに感謝しながら丁寧に積み重ねる。
 大事なのは、飲み手に寄り添う酒を醸すこと。

 

 廣戸川は「これから」の酒蔵です
 現在、廣戸川を醸す6代目杜氏・松崎祐行の船出は、前途多難なものでした。
 2011年3月11日に発生した東日本大震災、松崎酒造株式会社も大きな打撃を受けることになりました。蔵など建物に損害はあったものの商品などは概ね無事でしたが、長年松崎家とともに蔵を守ってきた杜氏が病に倒れ、造りに参加出来ない事態に。震災前に蔵に戻り造りの勉強を始めた矢先に、酒造りの重責を担うことになったのです。

 そんな中で、福島県の清酒アカデミーで酒造技術を学び同世代の造り手達と切磋琢磨しながら、酒だけではなく人と人との関わりを手さぐりで学んできました。歩み始めた酒造りの道は酒造業界だけでなく、蔵の従業員、そして廣戸川を楽しんでくれる人、今まで意識していなかった周囲の温かな支えでスタートが切れたのだと感じています。
 支えてくれた人たちを醸した酒で喜ばせたい
 それぞれの人生に寄り添える酒に成長してもらいたい
 今は自分が色を付けるのではなく、持てる力を尽くし失敗に学び成長していく「これから」の蔵でありたいと思っています。

 松崎酒造株式会社 福島県岩瀬郡天栄村大字下松本字要谷47‐1

 ブランド一覧

 「廣戸川」純米大吟醸・純米吟醸・純米吟醸無濾過生原酒・特別純米-「夢の香」使用 など

 

 酒造好適米品種「夢の香(福島酒2号)」とは

 水稲「夢の香」は、耐倒伏性、耐冷性などの栽培特性や醸造適性が従来の「五百万石」 より優れる、心白の発現が良好な良質の酒造好適米品種である。2000年度から福島県 の水稲奨励品種に採用する。

 [背景・ねらい]
 福島県の酒造好適米の主要品種である「五百万石」は耐倒伏性や耐冷性が弱い品種 である。また、最近の高級酒ブームは酒造好適米の供給不足を招き、本県の酒造 業界では原料米需要のおよそ30%を他県からの移入によって補完している。 このため、酒造業界から「五百万石」並、またはこれに替わりうる本県独自の酒造 好適米品種を強く要望されている。
[成果の内容・特徴]
 1.「夢の香」は福島県農業試験場において、「五百万石」に替わる良質な酒造好適米品種 を育成する目的で、1991年、「八反錦1号」を母、「山形酒49号」(のちの「出羽燦々」)を 父として人工交配し、育成された系統である。
 2.出穂、成熟期は「五百万石」よりやや遅い"中生の早"に属し、稈長、穂長は 「五百万石」より短く、穂数は並からやや多い。草型は"穂重型"である。
 3.いもち病真性抵抗性遺伝子はPi-a と推定され、圃場抵抗性が葉いもち、 穂いもちとも"中"である。
 4.耐冷性は「五百万石」よりやや優る"中"、耐倒伏性は"やや強"である。
 5.玄米は千粒重が「五百万石」並の大粒で、心白の発現が良好で外見上の品質は 「五百万石」より優る。
 6.醸造適性は「五百万石」より吸水性が早い、砕米が少ないなど、原料処理がしやすい。 また、製成酒は味、香味とも良好で、総合的に「五百万石」を上回る酒質である (表-2、3)。
[成果の活用面・留意点]
 1.「五百万石」に比べ、強稈であるが穂発芽しやすいので、倒伏を招くような極端な 多肥栽培は避ける。
 2.いもち病の抵抗性は強くないので、適期防除に努める。
 3.耐冷性を考慮し、出穂が過度に早まる可能性のある平坦部(県北、いわき)および 高冷地での作付けは控える。

*https://www.naro.affrc.go.jp/org/tarc/seika/jyouhou/H11/tnaes99007.html より

 

 

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<地理的表示(GI)保護制度> 登録番号 24. 連島ごぼう

2021-01-18 08:20:43 | 食品

 登録番号 第24号 連島(つらじま)ごぼう

 

 特定農林水産物等の区分 第2類 野菜類 ごぼう

 特定農林水産物等の生産地 岡山県倉敷市(水島地域並びに倉敷地域のうち西阿知及び大高)

 登録生産者団体 晴れの国岡山農業協同組合

 特定農林水産物等の特性 川砂を主体とした畑で育てられ、肌が白くアクが少ないごぼう。肉質はやわらかで甘みがあり、筋張っていないのが特徴。洗いごぼうとして出荷するため、そのまま調理に使える。

 地域との結び付き 高梁川の砂の堆積を利用し、他産地にはない砂地土壌で栽培している。伏流水が豊富にあり、灌水不足にならない立地。中国・四国地方では最大の洗いごぼうの産地。

*https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/i24.html より

 

 「連島ごぼう」は、岡山県水島地域並びに倉敷地域の一部で生産される、白肌が特徴の品種のごぼうです。この品種は、成長が早くて短期間に収穫でき、播種が可能な期間が長いことから、促成栽培による年3回の栽培が可能であり、ほぼ通年の出荷体制が実現しています。
 この生産地は、砂壌土のため水はけが良く、ごぼうを抜き易く砂の付着が少ないことから、肌の白さが引き立てられます。また、品質向上のため土壌診断を行い、その結果に基づいて適正な施肥と深耕を行うことで、長さが揃って肌が白い外観と、とてもやわらかく、甘みがあり、口に繊維が残らない(筋張らない)食味が得られています。
 通常、ごぼうの出荷は土付きごぼうでの出荷が主流で、洗ってごぼうを出荷している産地が少ないことから、生産地の土壌特性を生かした「洗いごぼう」としての出荷が始まりました。生産地の土質は、粘土質と異なり砂の付着が少ないため、容易に洗い落すことができます。また、水槽に浸けることにより、洗う手間、アク抜きの手間が省け、すぐに調理でき、皮ごと食することができます。
 収穫後には、砂の付着を容易に洗い落せるように乾燥しますが、ごぼうの皮部分が薄いことと、張りのあるみずみずしい鮮度を保持するために、特に注意を払って行われています。
 このように、生産地の土壌特性を生かした形で栽培が根付いていることに加え、厳格な選別による出荷を行っていることから、2006年には倉敷市地域ブランド協議会において「倉敷ブランド」に認定されました。

「連島ごぼう」の栽培は、年3回行われます。1回目は9月に種まき、1月~2月にかけて収穫します。2回目の秋まきごぼうは、10月に種まき、4月から7月にかけて収穫します。3回目の春まきごぼうは、4月に種まき、7月から9月にかけて収穫します。収穫の最盛期は7月から9月となります。
 根の腐敗を防ぐために、十分な排水対策として1メートルの深さまで丁寧に耕し、小石などを除去します。
 「連島ごぼう」の生産地は岡山県の高梁川(たかはしがわ)支流の廃川地の跡で、砂土壌で形成された層が数m堆積しています。水はけが極めて良いことから、ごぼうの先端まで水が浸透して適度な湿りとなり、根の生長が促進されます。また、伏流水が豊富であり灌水不足にならないという利点もあります。このような立地条件、恵まれた水脈や土壌診断結果に基づく土壌管理により、根長が揃っていて、肌が白くアクが少ないといった「連島ごぼう」の優れた特性がもたらされていると言えます。
 この地域では1947年ごろから「連島ごぼう」が栽培され始め、現在に至るまで幾種類もの品種を試行錯誤した結果、「白肌ごぼう系統品種」にたどり着きました。1979年より品種の特性を生かして促成栽培が取り組まれ、現在では、中国・四国地方では最大の洗いごぼうの産地となりました。

*https://gi-act.maff.go.jp/register/entry/24.html より

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<漢字検定> 準1級 四字熟語 14.回答 15.出題

2021-01-18 08:11:16 | 漢字検定

 前回の回答

 

 問1から問5の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 


 問1 並駕斉駆-へいがせいく-実力・能力・地位などに差がないこと。数頭の馬がくつわを並べて、一台の車を引っ張り疾走する意から。▽「駕」は馬車・のりもの。「斉」は等しい意。「駆」は馬が走ること。また、馬を走らせること。「斉駆並駕」ともいう。

 


 問2 百縦千随-ひゃくしょうせんずい-相手にどんなわがままを言われても聞き入れること。または、自分の思い通りになること。「百」や「千」は数が多いことのたとえ。「縦」はわがままのこと。「随」は逆らわずに従うこと。

 


 問3 班荊道故-はんけいどうこ-しばらく会っていない、昔の友人とたまたま出会って語り合うこと。「班荊」は草を敷くこと。「道故」は話をすること。中国の春秋時代、伍挙が楚から亡命して晋に行く途中に、古い友人の公孫帰生とたまたま出会って語り合ったという故事から。「荊を班きて故を道う」とも読む。

 


 問4 天覆地載-てんぷうちさい-意味 広く大きな人徳や慈愛の心のたとえ。「天覆」は天が上から広くこの世の全てのものを覆うこと。「地載」は地が下からこの世の全てのものを載せて支えること。天地が全てのものを包み込むという意味から、様々なことを受け入れる、人としての器量の大きさをいう。

 


 問5 一虚一盈-いっきょいちえい-あるいはむなしく、あるいは満ちる意。一定の形を保たず、消えたり現れ満ちたり、常に変化して予測しにくいことのたとえ。▽「虚」はむなしい、なくなる意。「盈」は満ちること。「一…一…」は「あるときは…あるときは…」の意。

 

 今回の出題

 

 問1から問5の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 

 問1 閉明塞聡

 

 問2 猫鼠同眠

 

 問3 万頃瑠璃

 

 問4 東窺西望

 

 問5 允文允武


 *漢字検定Web問題集 HP より

 *goo辞書・四字熟語辞典ONLINE より

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<経産大臣指定伝統的工芸品> 北海道 二風谷アットゥシ

2021-01-18 07:55:44 | 経済産業大臣指定伝統的工芸品

 「二風谷アットゥシ」

 「アットゥシ(attus)」は、オヒョウ(シナノキが使われることもある)などの木の内皮の繊維を織ったアイヌの織物。衣服として作られることが多い。アツシ、アトゥシ、アットゥシ織、アッシ織、厚司織とも表記される。また、経済産業省のプレスリリースでは小書きシを使い、「アットゥㇱ」と表記されている。

 概要
 アイヌ民族の民族服であるアットゥㇱは、靱皮衣の一種で、アイヌ語でオヒョウニレ(att)の木の皮(rusi)という意味である。イラクサなどの繊維を用いて布や草皮衣(テタㇻペ=白いもの)を作る樺太アイヌや、同じく草皮衣や魚皮衣(サケなどの魚皮をなめしたもの)を着ていた千島アイヌに対し、樹皮衣であるアットゥㇱは主に北海道アイヌの間で作られた。

 普段着として着るものには文様をつけないことが多いが、晴れ着の場合には襟や袖などの部分に和人が持ち込んだ木綿の布を縫い付け、さらにそこへ刺繍かアップリケを施す。

 アットゥㇱは17世紀ころから記録に現れているが、主に蝦夷地が生産の中心だった。千島列島では導入は遅れ、主に獣皮の衣装や江戸幕府が供給した木綿の古着が着られていた。アットゥㇱは自給自足の生活の中で着られたほか、後には輸出用の産品ともなった。18世紀後半には鰊粕、身欠きニシンや木材などとともに本州へ大量に運ばれ、耐久性に優れ織目も細かい布として、東北地方や北陸地方など日本各地で反物や衣装として消費されていた。女性たちが機を使って布を織る風景は、蝦夷地に渡った画家たちによるアイヌ絵に多く描かれている。また19世紀には、アイヌが和人との儀礼の場に出る際の衣装はアットゥㇱまたは中国・日本産の絹や木綿の服のみと規制され、獣皮衣よりも手間暇のかかるアットゥㇱが広がることとなった。

 現在でもアットゥㇱは北海道各地で工芸品として制作されている。2013年、日高振興局管内沙流郡平取町二風谷で織られる二風谷アットゥㇱが北海道の工芸品としては初めて経済産業大臣指定伝統的工芸品に追加された。

*Wikipedia より

*http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/culture/traditional/ より

*https://kougeihin.jp/craft/0101/ より

 Description / 特徴・産地

 二風谷アットゥㇱとは?
 二風谷アットゥㇱ(にぶたにあっとぅし)は、北海道沙流郡平取町(ほっかいどうさるぐんびらとりちょう)で作られている織物です。二風谷はアイヌ語で「木の生い茂るところ」という意味の「ニプタイ」からついた地名で、アイヌ文化を大切にする人々が今でも伝統を守りながら工芸品を作り続けています。
 二風谷アットゥㇱの特徴は、通気性に優れ、水にも強く天然繊維としては非常に丈夫で独特の風合いを持っていることです。アットゥㇱは沙流川流域に古くから自生しているオヒョウの木の内皮からとった繊維から糸を紡ぎ、アットゥㇱカㇻペ(機織り機)を使って織られています。この機織り機は腰機(こしばた)という独特の形をしており、一方を柱や机の脚などに固定し、もう一方は織り機に固定して腰につけ、織り手の体で糸を張ります。
 100年以上前から現在までほぼ同じ道具、工法で作られており、着物や半纏、前掛け、帯や小物類に使用されています。元々は家族の体を包む丈夫な衣服を作るための織物でしたが、和人との交易の中でその機能性や美しさが認められて工芸品として昇華しました。

 History / 歴史
 二風谷アットゥㇱ - 歴史 
 アイヌの女性たちは家族に丈夫な衣服を着せるため、木の皮から糸を紡ぎ、機(はた)を織ってきました。アイヌ語は音声による口承をもって語り継がれてきたため、文書としての記録は和人の手にに頼るほかありません。18世紀後半以降、和人との交易のために工芸品としての需要が高まってきたことが記録から読み取ることができます。
 1792年 (寛政4年)には「反アツシ3枚 手幅付アツシ2枚」に対して「八升入りの米一俵」の比率で交換されたとの記録が資料(網走市史編纂委員会 1958年〈昭和33年〉)に残っています。古い記録を調べてみると、斜里や沙流など地理的に海産物に恵まれない地域で、交易の手段を求めて手工芸の発達を促す条件になったことがうかがえます。
 昭和20年(1945年)代末からは民芸品を取り扱う企業の買い付けが増え、30年代の民芸品ブームが起こると二風谷のアットゥㇱは地場産業となりました。男性も樹皮の採取に参加するようになり、糸を紡ぐ者、織る者と分業が進み、地域をあげて大量生産に乗り出しました。
 2013年(平成25年)3月、二風谷アットゥㇱは二風谷イタと並んで、北海道で初めて経済産業大臣から伝統的工芸品としての指定を受けました。

 General Production Process / 制作工程
 二風谷アットゥㇱ - 制作工程 
 1.樹皮を採取する
 家族総出でオヒョウやシナノキの樹皮を剥いで集めます。北海道には梅雨がありませんが、6月は樹皮が水分を多く含んでいるので剥ぎやすくなります。オヒョウの木は直径15~20cm程度の枝や節の少ないものを選びます。 立木の根元30~40cmのところになたを入れ、木質部まで傷つけないように気をつけながら樹皮を少し剥いで持ち上げます。樹皮を両手で持ち7~8cmの幅で上に向かって真っすぐ持ち上げます。ねじって揺さぶるようにしながら、細くならないようになるべく同じ幅で長く剥ぐことができれば、長く良い糸が取れます。
 2.荒皮を剥ぐ
 山の中で硬い荒皮を剥いだら、乾燥を防ぐためにすぐ内皮を取り出して持ち帰ります。樹皮を折り曲げ、荒皮が裂けた所から手で、時には、なたを使い丹念にはずしていきます。取り出した内皮は折りたたみ、同じ内皮で束ねます。
 3.釜で煮て柔らかくする
 採取した内皮は延ばして2~3日干します。こうして乾燥させておけば何年も保存できます。
干した内皮は、束ねて煮る準備をします。オヒョウの内皮は薄い層が何層も重なっており、木灰を使って煮ることで柔らかくなり、薄い層がはがれるようになります。湯を沸かして沸騰したら内皮を入れ、再度煮立つ直前に木灰を投入します。落し蓋をして数時間、上下を入れ替えて均一になるよう煮ます。
 4.沢などで洗って樹皮を剥ぐ
 やわらかく煮えて赤茶色に染まった樹皮のぬめりを、流水でよく洗い流します。ぬめりが残っていると丈夫な糸にはなりません。はがれてくる繊維の層をもむようにしながら、細くならないように均等な幅ではいでいきます。
 5.乾燥させる
 戸外で竿などにかけて並べ、2週間ほど天日で乾燥させます。日光にさらすことで赤茶色が抜け、雨に当たることで色が均等になります。
 6.一定の細さに裂く
 乾燥した繊維をはがしやすくするため再び水に漬け、柔らかくします。内皮をできるだけ薄く、一枚の層になるようにはがしたのち、2mm程度の幅に裂きます。必要な量を裂き終えると再び乾燥させます。
 7.撚りをかけた糸を機結びでつなぎ、糸玉にする
 繊維に軽く両手で撚りをかけ、機結びで一本の糸に紡ぎます。一玉作るだけでも一ヵ月はかかると言われています。
 8.経糸を織機にかける
 織る布の長さ以上の経糸を伸ばすため、戸外での作業になることが多いです。糸が絡んだり長さが不揃いになったりしないよう、風のない日に行います。織り機の一部、縦糸をかける部品を杭で固定し、縦糸のもう一方をかける杭を離れた位置に打ちます。糸をかける作業は二人がかりで行います。一人は糸を繰り出しながら杭と織り機の間を往復し、もう一人は決まった手順で織り機にかけていきます。かけ終えたら伸ばした経糸を70~90cm間隔で束ね、縛っておきます。杭を抜き、戸外での作業は終わりです。
 9.座りながら織る
 機織り機(アットゥㇱカㇻペ)は、腰機(こしばた)と呼ばれる古代の機織り具です。経糸の一方を柱などに固定し、もう一方を織り機に固定したら、腰に当て布をして座って引っ張りながら織ります。織りあがった布は下に垂らして床で巻き、前進しながら織り進めます。
 Where to Buy & More Information / 関連施設情報
 平取町アイヌ文化情報センター
 住所 北海道沙流郡平取町二風谷61-6
 電話 01457-2-3299
 定休日 12月31日~1月5日
 営業時間 9:00~17:00(入館無料)
 アクセス JR富川駅から道南バスで約30分。JR富川駅から車で約25分。
 HP http://nibutani.jp/ 

*https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/nibutaniattoushi/ より

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