茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

届きました!

2009年02月28日 | 気まぐれ日記
つい先ほど小包が届きました!送り主は誰あろう?音羽の仙人こと親友の梅若朝雲師である。
しげさ節の歌詞が書いてあり、小物入れにしても良さそうな箱は、私は今まで知りませんでしたが(笑)「一閑張り」と言うそうです。
真っ白の和紙に柿渋を塗っては乾かしの作業を、連続20回くらい繰り返すそうです。
ほかは色鮮やかに梅若と染め抜かれた「のれん」と孟宗竹の「竹駒」そして私がお邪魔した第1回「民謡であそぼ」の写真のCDである。
つい先日に師のブログの写真で見たものが、今は自分の手元にあるのは変な気分でもある(笑)
さてこの贈り物は師の言うことには、師のブログへの「コメント奨励賞?」だそうです(笑)

それにしても師は感心するくらい何事にもなかなかマメである。
「民謡であそぼ」の出演者には主催者として、全員に礼状とDVDや写真などを送付する。
これはなかなかできることではない、仮に私が師の立場であったならおそらくできないであろう。
会派や流派を超え純粋に皆で民謡を楽しむ・・・この開催趣旨に賛同する人は多いと思うのだが、イザ自分が主催者となって開催する段になると、色々なしがらみがあるのが民謡界のみならず、この世界の常でもあると思うのだが、師は思い切って開催に踏み切ったのだからまさに尊敬に値する。

しかも開催は月例である、1ヶ月はアッという間にやってくるので、済んだと思ったら次回の出演者の段取り等々直ぐに次の準備だろう。
私は1月25日に開催した記念すべき第1回に参加したのだが、開催の趣旨には諸手を挙げての賛同者でもあり、出来れば今年中にはもう1~2回参加するつもりです。

それにしても「光陰矢の如し」とはよくぞ言ったもの、今日で2月も終わりとなった。
冬場の日本海は海上時化の日が続くため、昨年12月~今日まで休航となっていた高速船レインボーが明日から運行を開始するので、明朝の便にて妻と一緒に孫の顔を見に境港市に出掛けることにした。

春よ来い

2009年02月27日 | 気まぐれ日記
♪梅は咲いたか 桜はまだかいな

 柳なよなよ 風次第

 山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな


写真は我が家の庭にある「紅梅」です。
“春は 名のみの 風の冷たさ”

ここのところ天気はそこそこ良い日が続いていますが、何といっても風が冷たいので、春はまだまだといった感じの隠岐の島ですが、皆さんのところはいかがですか?

笑顔

2009年02月26日 | 気まぐれ日記
「笑顔に魅せられて」


笑顔に出逢うと、暖かい小さな火が点る。

私からあなたへ、そして隣人へ

笑顔のともしびを伝えていけたら

それはいつか大きな輪となって、町を国を

そして地球全体を覆うことだろう。


世界46カ国を訪れ、子供たちの笑顔を撮り続けている写真家の北川孝次さんの詩です。

素晴らしい笑顔に出逢いました!
写真は隠岐空港のカウンターにて業務を行う吉岡美香さんです。
彼女の人を包み込むような爽やかな笑顔に接し、“いつか私のブログで写真入りで紹介してもいいですか?名前を載せても大丈夫?”の問いかけにОKをもらいました。

いつも素晴らしい笑顔でお客様に接する彼女は都万地区(旧都万村)の出身です。
勿論のこと?まだ独身だそうですよ~(笑)


全国初!勇気ある町

2009年02月25日 | 気まぐれ日記
福島県南会津郡会津町にある「南会津町役場」(写真)は、全国に先駆けて定額給付金を受け取るために必要な申請書を住民に発送した。
町の人口18750人雪深い山間の町であり、あのズーズー弁で有名な衆議院議員の渡部恒三氏を輩出した町でもあり、平成の大合併により近隣の1町3村が平成18年3月に新設合併となった町だそうです。

昨年10月に麻生首相が給付金の実施を表明して以来、天下の悪法・ザル法との酷評が飛び交い何かと世間を騒がしているが、ここにきて約4ヶ月でようやく具体的に動き出したとのこと・・・本当にくれるの?一体いつになったらくれるの?といった感じだが、これによって景気が回復するとは思わないが、どうぞ!とくれるものなら素直に貰うことにします(笑)

ダメ国会の議決を待っていては年度内支給は困難だ・・・との思いで、全国に先駆けてイの一番に手を挙げた「南会津町」には拍手を送りたいものだ。
このような場合何処の自治体でも“近隣市町村の動向を見極めて決定します”というのが恒である。
我が町とほぼ同じような規模の町だ、どうせなら「隠岐の島町」がイの一番に手を挙げて欲しかった(笑)

国会で決まっても給付金の配布には、各市町村区議会での決定が必要であり、給付時期についても各自治体にゆだねられており、事務事業の進み具合によって異なってくる。
その上各自治体では未だ経験したことのない業務で、かなりの作業量となり世帯数の多い自治体では作業が遅れることが予想されている。
早い話・・・国が勝手気ままに決めたことであるのに自分達でやるのは面倒だから、金はやるからあとはお前らで好きなように分けろ!ということだ。
これじゃまるで水戸黄門に出てくる悪代官そのものだ、あの名台詞の“越後屋お主もワルじゃのう!”この越後屋に該当する人は誰かな~???

路面電車(チンチン電車)

2009年02月24日 | 気まぐれ日記
先日のこと大阪で唯一残っているという懐かしい路面電車に乗った。
大阪で会社勤めをしていた昭和40年代前半には各地で見られたのだが・・・とりわけ天王寺~寺田町~源ヶ橋~百済(くだら)の間はよく利用したものだ。
住吉区内の某民謡会を訪問するにあたり、天王寺駅前のホテルに宿を取っていたので、新今宮まで行って南海線に乗り換え目的地に向えば時間的にも早いのだが、敢えて懐かしい路面電車に乗ることにした。

阪堺電車それは天王寺駅前の陸橋下から出ていた。
目的地は我孫子道(あびこみち)である、勿論のこと各駅停車?であります(笑)
時間的にも余裕があり200円の切符を購入し乗り込みイザ出発!路面を走るガタゴトという音がなんとも懐かしい音に聞こえた。
最初は感傷に浸っていたものの、時間待ちやら信号待ちが続くとなんとも遅い(笑)やっとの思いで目的地の駅に到着、指折り数えていたら13番目の駅でした(俺もヒマだな~(笑))))
到着までヒマを持て余していたので?じっくりと乗客ウオッチングをしていたら、殆んどの乗客が定期券か回数券を使用しており、沿線住民の貴重な足となっているのだなと感じた。

駅を降りて商店街を真っ直ぐ進み突き当りを右に、前もって調べた通りに進んでいたら、出ました!見るからに大阪のおばちゃんらしい?二人が立ち話をしている(笑)目が合ってしまい?ここら辺りで見慣れない顔だな?といった感じでこちらを見ている。
いかにも道を尋ねて下さいというように見えたので(笑)ここまで来れば大方の見当はついているが、目印となる交差点名を言って“どこですか?”と尋ねてしまった(笑)

そうしたら待ってました!とばかりに?自転車を押していたおばちゃんが乗り出してきた。
まさに立て板に水の如し!仕舞いには自分がそこまで案内しかねない様子なので、“ごめんね!ありがとう!もうわかりますので”と断ってやっと別れた(笑)
目的の大きな交差点に到着しコンビ二も発見しキョロキョロしていたら、犬を連れて散歩中のおじさんを見つけた。
その人も親切な人で目的のところまで連れて行ってくれた。

我が第二のふるさとでもある大阪の人は皆が親切だ!
(あの親切過ぎる?おばちゃんには少々疲れたが(笑))))


ソロバン

2009年02月23日 | 気まぐれ日記
写真は何の変哲もない普通の「ソロバン」です。
どうして今頃ソロバンなの?とお思いでしょうが、実はこれには色々と深い訳があります(笑)
昭和40年代の良き思い出と言いたいところですが、良き思い出どころか!大変苦労した思い出がこのソロバンを見るたびに蘇ります。

昭和41年の春に地元の高校(隠岐水産高等学校)を卒業しました。
就職は大阪市中央卸売市場の中にあって、全国各地からの鮮魚や乾物等々を取り扱う荷受会社の㈱大水(だいすい)という会社でありました。
3月3日に卒業式が済み、さぁ~就職の日まで友達とゆっくり遊ぼうか!と思ったのも束の間、会社からその月の10日までに来て下さいとのこと・・・がっかりしました(笑)

いよいよ寮生活が始まるので布団他の荷物は前もって送り、ボストンバッグ一つで大阪に向け出発、船と汽車を乗り継いで大阪駅に着いたのはいいが、田舎者としては初めての大阪で早速迷った。
駅の出口がわからなかった(笑)・・・

社員寮に落ち着き、その翌日からは4月初旬の入社式までの間に新入社員の研修が始まった。
そんなある日のこと“明日からはソロバン研修ですので準備してきて下さい”それを聞いた途端にめまいが?(笑)イヤな予感がしたことは言うまでもない。
翌日の研修の席では検定と称して個々のソロバンの実力をみることが始まった。
実力も何も自慢じゃないが生まれて此の方ソロバンなんか触ったこともない。
同期入社のなかには商業高校卒も多く、彼らの見事なまでの手さばきに圧倒された。
結果は・・・当然のことながら?極少数組の居残り組に晴れて?仲間入りとなる。

人差し指のみでの足し算・引き算をする俺達少数組(笑)指導者は愛想をつかせたような顔をしていた?まるで珍しいものを見るように???チクショウ!今に見ておれ!!!
当時は今のようにまだまだ電卓が普及されていなかった時代、ほとんど毎日のように居残り組の特訓は続くのでありました(笑)
そんな俺達に指導者の厳しい言葉が追い討ちをかける“ソロバンの出来ない者はウチの会社は要らない!”
しかし人間やる気になれば何とかなるもの、入社式までには掛け算や割り算も出来るようになりなんとか格好がついた。

そんな苦労をした思い出の品は捨てる気にならず、決して使うことはないが今も大切に残しています。

「しげさ節全国大会」に遠来のお客様

2009年02月22日 | 気まぐれ日記
ずっと以前に何度か逢ったことはあるがもう何十年も逢ったことがない、皆さんもこのような友人知人がおられることと思います。
ある日突然嬉しい電話がありました!“もしもし茶山さんですか!?富山の高橋祐一郎です・・・今年のしげさ節大会は5月10日に間違いありませんか?”それは聞き覚えのある懐かしい声でした。

高橋祐一郎・・・高橋流津軽三味線奏者 15歳で上京し高橋祐次郎師のもとで修行をする。
外務省派遣団、キンカン民謡名人戦レギュラー出演などを経て現在、各種民謡イベント・ショーなどに活躍中!

山田鶴勝丞・・・山田流太鼓鳴り物奏者で高橋祐一郎師の奥さんです 太鼓奏者として活動しつつ、三味線・唄・踊りなどをこなすマルチプレーヤーでもある。

もう随分以前になるが、高橋師が東京浅草の老舗の民謡酒場「みどり」の専属として活躍されていた頃に何度かお邪魔しお逢いしました。
二人でしげさ節のバチづけについて、ああでもないこうでもないとお互いに話し合ったことを今でも鮮明に覚えております。
その後は年に一度の年賀状の交換が唯一のつながりでした、師が生まれ故郷の富山に帰られたと聞き、一時は年賀状の交換も途絶えがちになりましたが、あるとき“結婚しました!妻と二人で富山で民謡酒場を開店しました”との嬉しい報告がありました。

今回の嬉しい電話の内容は・・・師の後援会では2年に一度、民謡の全国大会などにつけて研修旅行を実施されているとのこと、そして今年は隠岐の「しげさ節全国大会」か「津軽のねぶた」が役員会の候補に上ったそうです。
そのときご夫婦そろって“隠岐の島に行って茶山に逢いたい”との思いで、役員会に諮ったところ満場一致で隠岐の島に決定!後日談でこの話しを聞いたときは涙が出るほど嬉しかった。
人数的には30名前後になるという、内何名かは折角現地に行くのだからと大会にも出場されます。
「しげさ節全国大会」も回を重ねること今年で第24回目になるが、毎年5月の第二日曜日という開催日は民謡関係者に浸透したとはいうものの、島外からの参加者は減少傾向にある。

仮にも年に一度の師との年賀状が途絶えていたなら今回の出逢いがあっただろうか?
おそらくなかったであろう・・・「たった一枚の年賀状と侮るなかれ!」今はこのことを実感としてつくずく思う。

NHK「のど自慢」

2009年02月21日 | 気まぐれ日記
隠岐の島町合併5周年記念の一環としてNHK「のど自慢」がやってきます。
合併前の旧西郷町時代に五木ひろし・三沢あけみをゲストに迎えて開催以来15年ぶりの「のど自慢」です。
今回のゲストは日本歌謡界を代表する演歌歌手「石川さゆり」と団塊世代の星として活躍中の「秋元順子」の二人です。
現在、出場者250組を募集中!〆切りは3月5日(木)です。


とき:「本番:生放送」平成21年4月12日(日) 開演予定:午前11:50~

ところ:隠岐の島町総合体育館「レインボーアリーナ」


問合せ先:隠岐の島町役場 商工観光課(電話08512-2-8575)

仲間

2009年02月20日 | 気まぐれ日記
いつも何処へ行くのも一緒・・・ほとんどが30年来一緒に民謡活動をやってきた仲間です。
それぞれが「我こそは!」と思っているわがままな連中ばかりです(笑)・・・でも、ここ一番!(カレー屋ではありませんよ?)舞台ともなれば、自分を殺して皆と協調できる変な?仲間でもある。
写真左から・・・まとめ役の尾崎(太鼓)・岩佐、吉田(踊り)・茶山(三味線)・古賀(唄)と後列が隠岐の島町観光協会課長の的地です。
今回の講習会と和歌山での舞台は相も変わらず、変わり映えしないこのメンバーであった。

とは言うものの?長年一緒にやってきた仲間というのは便利でもある。
いざ舞台となってもいちいち細かい打ち合わせが不要、更に良いことは練習をしなくてもOK(笑)
細かい打ち合わせや練習どころか、先日の舞台で当日になっても出し物が決まらない状態だ。
こんな状態だからいつもプログラムには「隠岐民謡」としか載っていない(笑)
“プログラム作成の〆切が迫っています、出し物はなんでしょうか?”“すみませんですが、まだ決まっていません”“それじゃどうしましょうか?”“ごめんなさい、隠岐民謡とだけ載せておいてください”いつもこの調子だ、言うなれば主催者泣かせのわがまま集団でもある。

作務衣

2009年02月19日 | 気まぐれ日記
群馬県前橋市の親友から作務衣が送られてきました。
先日の「紀州路民謡全国大会」で逢った折に、“藍染の布を反ごと求め仕立て屋に頼んで何着か作ったので良かったらあげようか?”とのことでしたので、私は二つ返事で“欲しいな~ください!”“帰ってから送ってあげるよ”心待ちにしていたら今日の午後に届きました。
小包の中には例によって達筆な絵手紙が添えられていた。

花屋さんから春(チューリップ)を買って来ました。
一昨日は紀州路民謡全国大会で大変お世話さまになりました。
バレンタインチョコで旅行カバンが一杯になりました・・・そんな旅でした。
(見栄っぱりなとこあなたにソックリ・・・でしょ!!)
約束した藍染の作務衣さっそく送りました。
きっと着心地のよさを気に入ってくれると確信してます。
私のサイズで誂えたので脚の長さが・・・気になりますが・・・簡単なことです。
短い脚を伸ばせばいいのです。
無理だったら足首のヒモをしっかり結んで下さい。
                               では又  下田より

日頃から“金はあるけど暇がない”などと生意気な?ことを言っている彼だが、逢うと互いに強烈なるバトルを展開する俺の宿敵?でもある。
人生の先輩でもある彼とはなぜか初対面のときから気が合った。
いつも誰にでも毒舌を浴びせる彼だが、不思議なことに全然腹が立たない・・・それは常に綿密なるフォローがあるから。

日本民謡:鈴竹会会主 下田竹雄  我が生涯の友であり自慢の親友でもある。