茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

全国初!勇気ある町

2009年02月25日 | 気まぐれ日記
福島県南会津郡会津町にある「南会津町役場」(写真)は、全国に先駆けて定額給付金を受け取るために必要な申請書を住民に発送した。
町の人口18750人雪深い山間の町であり、あのズーズー弁で有名な衆議院議員の渡部恒三氏を輩出した町でもあり、平成の大合併により近隣の1町3村が平成18年3月に新設合併となった町だそうです。

昨年10月に麻生首相が給付金の実施を表明して以来、天下の悪法・ザル法との酷評が飛び交い何かと世間を騒がしているが、ここにきて約4ヶ月でようやく具体的に動き出したとのこと・・・本当にくれるの?一体いつになったらくれるの?といった感じだが、これによって景気が回復するとは思わないが、どうぞ!とくれるものなら素直に貰うことにします(笑)

ダメ国会の議決を待っていては年度内支給は困難だ・・・との思いで、全国に先駆けてイの一番に手を挙げた「南会津町」には拍手を送りたいものだ。
このような場合何処の自治体でも“近隣市町村の動向を見極めて決定します”というのが恒である。
我が町とほぼ同じような規模の町だ、どうせなら「隠岐の島町」がイの一番に手を挙げて欲しかった(笑)

国会で決まっても給付金の配布には、各市町村区議会での決定が必要であり、給付時期についても各自治体にゆだねられており、事務事業の進み具合によって異なってくる。
その上各自治体では未だ経験したことのない業務で、かなりの作業量となり世帯数の多い自治体では作業が遅れることが予想されている。
早い話・・・国が勝手気ままに決めたことであるのに自分達でやるのは面倒だから、金はやるからあとはお前らで好きなように分けろ!ということだ。
これじゃまるで水戸黄門に出てくる悪代官そのものだ、あの名台詞の“越後屋お主もワルじゃのう!”この越後屋に該当する人は誰かな~???