茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

欠航

2010年10月30日 | 気まぐれ日記
台風14号は現在、和歌山県・潮岬沖を時速35キロの速さで北東に進んでいる。
今日の夕方から夜にかけて、関東地方に接近し上陸する恐れあり、気象庁では暴風雨や土砂災害、河川の増水など警戒を呼びかけている・・・
当初の予想進路よりも反れたので大丈夫かな?と思っていましたが、隠岐汽船㈱からのメールサービスにより、午前7時前に高速船は強風のため欠航となったことを知らされた。
フェリーとは違って高速船は、ここ10月の中旬以降は海上シケのため欠航することが多くなった、隠岐汽船㈱の発表によると今日の隠岐の海況は波高3メートルとのこと、高速船は大型のフェリーのような訳にはいかない。

西郷港8時30分発のフェリー便もあるが、島前3島の全部の港に寄港するので境港までは、5時間近くの所要時間を要するので、直ぐに隠岐~出雲間の飛行機便の手配をした、これだと隠岐発12時20分で出雲空港着が12時55分、所要時間は極端に短縮されて僅か35分である(笑)
高速船の運航も来月末まで、来年2月末までは休航となる、毎年繰り返されることではあるが、離島に住む者にとって冬場の日本海の厳しさを身にしみて味わう季節となった。

ジョーク (毒舌?)

2010年10月29日 | 気まぐれ日記
松江教室の人たちが明日の夜に民謡公演を依頼されたそうだ。
先日のこと電話があり“今月の稽古日は31日ですが、前日にこちらに来てもらえませんか?”“え~~?どうしてですか?”“実は公演を依頼されたので手伝って欲しいけど、都合はどうでしょうか?それで私たちと一緒に三味線を弾くのはいやですか?”とのことでしたので、私は即座に答えました。
“あなた方と一緒に弾くのはいやです!邪魔になるから(爆)”“え~~そうですか~?(笑)”“でも、折角だから一緒にやらせて下さい”“そうですか!よろしくお願いします”・・・とのことで、明朝の高速船にて出発することとなった。
事ある度に私の友達は言う“あんたほどお弟子さんにズバズバと、もの申す人は珍しいね~”・・・言われてみれば私の場合は、ジョークと言うより毒舌かも?(笑)
時々お弟子さんは言います“先生は全然褒めてくれない”と・・・“それは当り前じゃないですか!褒めるだけの要素が全然ないのだから!(笑)”“また本人の前でよく言いますね~”“本人のいないところで言われるほうが厭でしょう?”
最近は民謡会のなかでも、どちらが先生ですか?と思わせるようなことが多い、お弟子さんに辞めて欲しくないので、色々とご機嫌を伺うような先生がいる。
必要以上に甘やかすのは本人のためにも良くない、世の先生方よ今こそ立ち上がれ!(笑)

毒舌といってもまさか初対面の人に吐く訳ではない、やっぱり日頃からコミニュケーションを十分にとり、用意周到なる根回し?が必要なのは言うまでも無い。
こと毒舌に関しては名人級?とも言える我が親友が群馬県は前橋市にいます。
彼と比べたら私などは足元にも及ばない(笑)え~~そこまで言うのと思うこともあるが、実は彼は繊細なる神経の持ち主で気配りの人でもある。
自分はまだまだ修行が足りない!もっともっと厳しい毒舌を吐ける人にならなければ(笑)

木枯らし1号

2010年10月28日 | 気まぐれ日記
10月も残り僅かとなりましたね、自分でもうっかりとして忘れておりましたが、この10月24日でブログ開設4周年を迎えました。
民謡活動を中心として自分の周りに起こった、日々の何気ない出来事を気ままに綴っていこうと始めたブログですが、ここまで続くとは自分でも思っていませんでした。
今後も無理をすることなく気ままに綴っていきますので、読者の皆様方?どうかよろしくお願いします。

さて、最近はニュースなどで標記の「木枯らし1号」という言葉をよく聞きますよね。
これは10月中旬~11月末に西高東低の冬型の気圧配置になって、最初に吹く最大風速8メートル以上の北寄りの風、26日午後11時12分に千代田区の北の丸公園の風速計で、最大瞬間風速17.7メートルの北西の風を観測した。
気象庁によると東京地方は昨年より7日早く、10月中の観測は10年ぶりとのことだそうです。

木枯らしとは・・・木々の葉を散らし、木を枯れ木のようにしてしまうことから「木枯らし」と呼ばれている。
過去の統計(東京)をみてみると、「木枯らし1号」は立冬(今年は11月8日)の概ね前後10日間の間に吹くことが多いようです。
これは正式な観測情報ではなく、季節現象としてお知らせしている情報で、なぜか東京と大阪でしか発表されないそうだ。
その理由は“ニーズが無いから”だそうです(笑)

また、この「木枯らし1号」は気象庁が考えた言葉で、その言葉の歴史はまだ浅く30年そこらだとか、それでも広く知られているのは日本人が季節ネタ好き?だから、春一番・桜前線・梅雨入り・梅雨明け・紅葉前線等々、発表の度に日本人は一喜一憂することが多いのは確かであろう。

三味線

2010年10月27日 | 気まぐれ日記
三味線は弾く人の性格がそのまま表れる不思議な楽器だと私はいつも思う。
自分の心がウキウキとして嬉しいときや楽しいとき、またはその逆のときなど音色は正直に反応する。
キザな言い方をするならば、“三味線は弾く人の心を映す鏡である”と思う。

あるとき妻が言った、“お父さん三味線の音色が変わったね、病気をする前よりも良くなったのでは?”・・・自分としてはこれといった実感はないが、何となく思い当たる節はある。
と言うのは、以前よりも練習量が増えたことは確かである、それは“やっぱり病気をすると三味線にも影響があるんだな?”と人から思われたくないから・・・
退院間も無いある日のこと、群馬県に住む友人と電話で話をする機会があった。
“茶山さん私は大病をされたあとの貴方の今の三味線を是非とも聴いてみたい”と言った、彼は今は元気に演奏活動をされていますが、過去に大病をされた経験を持っている、彼の論理によると?以前より必ず『優しい音色』になっているはずだとのこと・・・今になって思えば彼のことを流石だな~と思う。

話は変わるが以前のブログに、自分もいつかは必ず現役引退を考えるときがくる旨のことを書いた。
桜の花がパッと開いてパッと散るように、潔さを身上とする日本人的発想からすれば、余力を残して潔く身を引くことに拍手を送るであろうが、その反面では津軽三味線の神様と言われ、我々にとってはまさに雲の上の人でもあった高橋竹山師は、死を迎える直前までボロボロになりながら三味線を弾き続けた。
テレビのドキュメンタリー番組で見ましたが、もう自力でバチを握ることもままならず、和裁で使用するヘラを右手に演奏している姿を見たときには、もはや見てはいられない“もう止めてください!”と叫びたくなるような衝動に駆られた。
しかしよくよく考えてみれば、師にとって三味線を弾くことは『生きる』ことだ、生活の糧として食うための三味線であり、我々のように趣味で始めたような三味線とは次元が違うのである。
まさに壮絶というか、画面から鬼気迫るものが感じられた。

現役引退に直面する時期は必ずやってくる、「二者択一」自分はどちらを選ぶのだろうか?
その場そのときになってみなければ分からない・・・と云うのが今は正直な気持ちだ。

コロムビア民謡大行進

2010年10月26日 | 気まぐれ日記
日本で初のレコード会社でもあるコロムビアは創立が1910年(明治43年)で、この10月1日で晴れて創立100周年を迎えた。
一口に100周年とはいうものの、創立以後は激動の時代を乗り越え、1世紀の長きにわたって日本の音楽産業に貢献したことは素晴らしいことだ。

創立100周年を記念して来月21日(日)午後12時30分より、日比谷公会堂にて「コロムビア民謡大行進」が開催されます。
当日の出演者も斎藤京子・原田直之・藤堂輝明はじめ錚々たるメンバーが総出演、そして地方からのゲスト参加もあり内容は盛りだくさんだ。
これだけ大きな催し物なので是非とも見学したいと思っている。

赤そば

2010年10月25日 | 気まぐれ日記
“そばの花は何色ですか?”・・・と聞かれたら、ほとんどの人は“白色です!”と答えるでしょう。
赤いそばの花は、今まで見たこともそしてその存在すらも知りませんでしたが、知人のブログにてその存在を知った、しかもそれは身近なところ、隠岐の島町は上西(かみにし)地区にあるということだ。(写真は知人のブログよりパクリです(笑))

気になるので色々と調べたところ、日本有数のそば処として知られる信州は箕輪町(みのわちょう)に、「赤そばの里」というところがあるそうです。
次のような紹介がありました。
信州伊那高原、標高900m、4.2haの広大な敷地には、9月中旬から10月上旬まで、日本では珍しい赤いそばが辺り一面花をつけます。
遠くヒマラヤの地から持ち帰られた赤いそばの実は、品種改良により「高嶺(たかね)ルビー」と名づけられました。
今では近隣で有数の観光地となり、毎年その時期になると、一面赤いじゅうたんのように華麗に咲き乱れます。

『赤いそばのはなし』
日本のそばの花は白色ですが、そばの原産地の雲南省からヒマラヤにかけては、ピンクや赤色のそばがあります。
1987年にヒマラヤの標高3800mのところから、赤い花の咲くそばを日本に持ち帰り、信州大学の氏原暉男教授(現名誉教授)がタカノ株式会社(宮田村)と共同で品種改良を行って、真紅の花を作り、高嶺ルビーと名づけました。
このそばは花を楽しむばかりではなく、味も良いので、まさに見て楽しみ味わうといったところでしょうか。
※高嶺ルビー 品種登録 3347号
          品種登録者 「タカノ株式会社(上伊那郡宮田村)」
                   「氏原暉男(信州大学名誉教授)」

遠くヒマラヤの地でそばが栽培されていることも知らなかった、もしかしたらそばの原産地はヒマラヤなのでしょうか?
綺麗な赤いそばの花が観賞できて、そのうえ味も良いのならまさに一石二鳥だと思う。        

断食道場

2010年10月24日 | 気まぐれ日記
写真は先月に大阪城を一望できる某ホテルで、晴れて結婚披露宴を挙げた親友の寺崎さんですが、先ほど彼からメールが届きました。
“今、二人で淡路島の断食道場にきています、今日で4日目です、少し痩せて男前になったかな?”とのことですが、正直、写メを見る限りではそんなに変化があったとは思えないが(笑)・・・

断食道場・・・私は体験したことがありませんので、詳しいことは分かりませんがどういうことをするのでしょうか?
病気をする前の自分であれば、断食道場も必要だったかも知れませんが、標準体重に変身?した今はその必要性は感じません(笑)
来月に上阪の折には寺さんがどれだけ変身したのか?検証して?見ることにしますが、あまり期待はしておりません(笑)

ヒグマ

2010年10月23日 | 気まぐれ日記
開発等の環境の変化により各地に熊が出没するニュースが盛んに伝えられている。
写真はヤフーのニュースで見たものですが、北海道は斜里町本町の商店街に白昼堂々と現れた親子グマ、約40分間、町内を徘徊した後に射殺された。(2010年10月18日 午前11時40分 斜里町役場提供)

これはヒグマの親子だそうですが、この写真を見た途端に度肝を抜かれた人も多かっただろう。
地球温暖化等による異常気象の連続等々、人間にとっても何かと住みにくい世の中となったが、動物にとっても人の手による開発などは死活問題でもあろう。
これから冬眠の季節に入る熊には食糧難は死につながること・・・とは言うものの襲われる人間としては堪らない。
共存共栄の道はないものだろうか?

お弁当

2010年10月22日 | 気まぐれ日記
食欲の秋!今日も元気だ!弁当が美味い!さあ~食べよう・・・って?パッと見たところ親父が食べるような弁当ではありませんよね(笑)
では誰が食べるの?・・・実は幼稚園に通う5歳の孫が食べます。
誰が作ったのかって?・・・当然それは母親(娘)だと思うでしょう?実は違います。
正解は私の息子が作りました。
現在は横浜市に住みメガネ関係の仕事をしている息子が、来月から家族(親子3人)で鳥取県の米子市まで帰ってくることとなりましたので、取り敢えず姉ちゃん(娘)家までアパート探しに帰っていました。
息子とすれば一宿一飯の恩義を感じ?弁当を作ってあげたかも知れませんが(笑)

実は息子は調理師(板前)になる夢を描いて、高校卒業と同時に大阪の辻調理師専門学校に入学、卒業後は大阪の某串カツ専門店に就職し働いておりました。
ある日のこと“お父さん僕はもっと他に自分がやりたい仕事があります”と打ち明けられた、その仕事というのが今のメガネ関係の仕事です。
正直申して親とすれば就職も決まってほっと一息といったところでしたので、この話を聞いたときにはビックリしたが、若いうちに色々な経験を積むことも無駄ではないだろうと息子の考えに賛成した。

少々は遠回りしたかも知れませんが、将来ある息子の長い人生からすればそれは微々たること、その遠回りと感じることも決して無駄ではなかったと思っています。
今の仕事には何の関係も無い調理師免許かも知れませんが(笑)・・・
因みに私も若かりし頃には板前になる夢を持っておりました。

羽田空港 新国際ターミナル供用開始 ~日本の空 新時代~

2010年10月21日 | 気まぐれ日記
先日来マスコミを賑わせていた羽田空港(東京都大田区)の再拡張事業が完了し、本日(21日)午前0時から新滑走路(D滑走路)、同4時から新国際線ターミナルの供用がいよいよ始まった。
新ターミナルには京急電鉄と東京モノレールの新駅も開業し、これまで国が掲げてきた「国内線は羽田、国際線は成田」のすみ分けは終わり、両空港を一体として国際ハブ空港の機能を強化する方向で、日本の空は新時代を迎える。

新国際ターミナルビルは空港西側に地上5階建て、延べ床面積15万9000平方メートルで、出発・到着ロビーのほか105店が出店している。
このうち4階は江戸の町並みを再現し、手ぬぐいや風呂敷など和風の土産物屋が並び、5階は日本が世界に誇るアニメやキャラクターの店舗が出店するなど日本らしさを演出、そして空港では初めてという最新型プラネタリウムを導入した喫茶店もお目見えした。

アクセス面でもさらに便利になり・・・
「京急線品川駅から」
羽田空港国際線ターミナル駅へ エアポート快特 13分 
羽田空港国内線ターミナル駅へ エアポート快特 16分 

「東京モノレール浜松町駅から」
羽田空港国際線ターミナル駅へ エアポート快速 13分 
羽田空港第1ビル駅へ      エアポート快速 17分 
羽田空港第2ビル駅へ      エアポート快速 19分

もう何年前になるだろうか?関西新空港が開港間も無い頃に行く機会があった。
人の波でごった返していたが、空港利用客よりも空港の見学ツァーの人たちが多かったような記憶がある(笑)
自分も含めて?(笑)新しいもの・珍しいもの好きな日本人のこと、暫くは同じような現象が見られるかも知れない。
因みに私が興味があるのは、古き良き時代の江戸の町並みを再現した4階に行ってみたいと思っている。