茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

私が大切にしている宝物 「古い名刺」

2007年03月12日 | シリーズ 私が大切にしている「宝物」
 久しぶりに私が大切にしている宝物の紹介です。 
今を遡ること約40年前、入社当時の生まれて初めて作った名刺です。
どうしてそんな古いものが?とお思いでしょうが、実は昨年の6月に母が88歳の
天寿を全うし亡くなりました。
その折に亡き母の荷物を整理していたときに発見したものです。
100枚綴りの名刺は殆んど使用した形跡は無く?全てケースに入っており自分は
その存在すら忘れていました。
それをあたかも宝物のようにして大切にしまっておいてくれた母の心情を想うとき
なんとも言えない気持ちになりました。
入社式のときには遥々隠岐から来てくれたこと、私が舞台に上がるときに客席には
いつも母の姿がありました。
家の手伝いをする時はいつもの口癖の”ちゃんと手袋をしたか指を怪我するなよ”
よその家とは一風変わってるでしょう?
何故なら指を怪我したら三味線が弾けなくなるから。

 なんの変哲も無い名刺かも知れませんが、私にとっては大切な宝物です。
 

私が大切にしている「宝物」

2006年12月19日 | シリーズ 私が大切にしている「宝物」
皆さんはこれが何だかわかりますか?
実はマッチ箱に描いた「マッチ絵」です。
群馬県前橋市在住の我が大親友、下田竹雄さんから頂きました。
天才下田さんは絵は勿論のこと毛筆での書は抜群です。
私より少しばかり人生の先輩で、日本民謡鈴竹会(れいちくかい)の
会主です。
パソコン全盛時代の今日ですが彼は何でも手書きで、年賀状や発表会の
プログラム、絵手紙等は素晴らしいものです。
(徐々にこのブログでも紹介していきます)
現在群馬県民謡連盟の要職にあって活躍しています。

マッチ絵には・・・隠岐に友あり  隠岐に名人(迷人?)あり
         その名は  茶山守廣
と書いてくれました。

天才下田はこれだけにとどまらず短歌までも・・・

と                                 しま
訪いゆかば  待ちくる人のいる港  ただそれだけで隠岐の温もり

少しばかり誉め過ぎましたが?彼は毒舌も超一流ですので、私とのバトルの
模様は又の機会にでも紹介させて頂きます。

私が大切にしている「宝物」

2006年11月21日 | シリーズ 私が大切にしている「宝物」
皆さんそれぞれに、こだわりを持って大切にしている「宝物」があると思います。

私の宝物は小沢千月先生から頂いた色紙です。

ご存知のように先生は隠岐の歌姫こと国村千鳥の師匠ですが、優しく気さくな人柄

で”民謡の先生はこうでなくちゃ”といった見本のような人です。

年に何度となく隠岐に来られますが、島の人は”お帰りなさい!”と迎えます。

”民謡歌手は常に自分の背中に「ふるさと」を背負ってなければいけない”
               
この小沢語録・・・なんだか考えさせられますね。