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天気や季節を中心に色々書いていきます!
(最近は「色々」の方が中心になってきています...)

芸術の秋 ~Wind Drawing~

2005年10月31日 | その他
わが故郷・山口県宇部市で開催中の『現代日本彫刻展』の作品の中に、天気屋的に興味深いものを見つけました。

それは、風が形になって見えるのです。風の吹き方によって、いろんな流線が描かれます。(実は、僕は実物を見たわけではないのですが…。)きっと見ていて飽きないだろうなあ~
作者、杉山吉宏氏曰く、「彼、彼女(風)は、今日はどんならくがきを見せてくれるのでしょうか?」

この彫刻展は11月13日まで開催されています。ちなみに、この写真は僕の母親が撮ってきたものです。

コスモス祭り

2005年10月30日 | 季節
東京都立川市にある昭和記念公園では、毎年9月中旬から11月初めにかけて(今年は9月17日~11月6日)『コスモス祭り』をやっています。
今まで行くチャンスに恵まれず、今日忙しい合間を縫って行ってきました。でも、あいにくの空模様と、行った時間が日没前だったせいか、あまりよい写真が撮れませんでした。心なしか花畑が色あせて見えました。
代わって、園内では紅(黄)葉が色づき始め、深まりゆく晩秋の訪れを感じました。

関東で霧

2005年10月28日 | 天気
今朝、関東地方は内陸部を中心に濃い霧に覆われ、鉄道や高速道路など交通機関に影響が出ました。

霧がよく発生するのは、『雨上がりで、風が弱く、雲のない晴れた夜間』。
画像は今朝9時の地上天気図。(引用:気象庁HP)
この季節、関東に霧をもたらす典型的な気圧配置と言えます。つまり、天気図を解説すると、

1)低気圧が東海上に抜ける⇒『雨上がり』

2)高気圧に緩やかに覆われる⇒『風が弱い、晴天』

晴れた夜、地表面は放射冷却によって冷え込み、それに接する地表面付近の気温も当然下がっていきます。
雨上がりなど、空気に水蒸気がたっぷり含まれる場合、空気の温度が下がるにつれて水蒸気が飽和状態に達し、さらに冷やされると水蒸気が凝結して水滴となります。これが霧です。さらに風が弱いと、霧(水滴)が吹き飛ばされずに、そのまま滞留し続けることになります。
しかし、日の出後は気温が上がるため、霧は次第に消えてしまいます。

ちなみに、今朝は各地で気温が下がり、最低気温は水戸で8度3分、熊谷で9度5分と、この秋一番冷え込みました。

冬の天気図

2005年10月24日 | 天気
今朝(23日)起きたら、自宅のベランダから雪をかぶった富士山が見えました。寒気が流れ込み、乾いた『初冬の空気』に入れ替わったためです。


23日朝9時の天気図(気象庁HPより引用)を見ると、西に高気圧、東に低気圧、そして本州上を等圧線が縦縞に引かれ、いわゆる『西高東低の冬型気圧配置』になっていました。
この影響で、東日本の標高の高い山々からは、初冠雪の便りが続々と届きました。奥日光・男体山でも初冠雪を観測、平年より6日早く、昨年より30日も早いそうです。
しかし、この時期の冬型は一時的。次の日には大陸の高気圧が移動性となって日本付近を覆い、全国的に穏やかな小春日和になるのが一般的です。
このようなリズムを繰り返しながら、季節は着実に冬へと向かっていきます。