2005年の総括

今年は自宅で無事に新年を迎えられそうです

そういえば、今年はとりわけ色々なことがありました。
御殿場の某ユーザーさんの所で、思いがけず年を越したところから始まり、今まで全く縁がないと思われた馬に乗りはじめ、また、某テレビ番組ではあしたをつかんだり（？）、などなど...
今までの人生で一、二を争うぐらい忙しかったですが、まあ、結果的には充実した一年だったのかな？！貴重な経験がたくさんできたし、その分出会いも多くあったし。

さて、今年の投稿はこれにて終了！それではみなさん、よいお年を

ミレナリオ？

せっかく東京駅方面に出てきたのだから、ついでにミレナリオを見てこようと思ったら、予想以上に大混雑！東京駅から会場までなんと１時間かかるとのアナウンスが！？時間がなかったので、残念ながらあきらめることに...　仕方ないので、東京駅前にあったミレナリオっぽい風景を撮ってきました。
ミレナリオに行かれる方、寒さ対策をしっかりやって、時間に余裕を持ってお出かけください。

そうそう、ミレナリオと関係ない話ですが、帰りに終電間近の『東京発大月行き中央特快』に乗りました。運良く座れました。でも、座れたことが危ないことになろうとは？？
座席の暖かさが心地よい眠りを誘い、何と熟睡モードに入ったのです。新宿あたりで少し目が覚めましたが、その後はほとんど記憶がありません。果たして国分寺で降りることができるのでしょうか？？このまま行ってしまうと…
そして、なぜか分かりませんが、ふと目が覚めました。外を見てみるとそこは『立川』！！発車メロディが鳴り終わろうとしてました。「やばい！！！」急いで外に脱出しました。
その後、『中野行き』電車で少し戻って西国分寺で乗り換え、何とか武蔵野線終電車に間に合い、無事に家に帰れました　もし立川で目が覚めなかったら、武蔵野線終電車には間に合いませんでしたし、今頃は大月…。考えただけでも、ぞ～っとします。みなさんもこれからの時期、終電を使うことが多くなると思いますが、乗り過ごしには十分気をつけましょう！

予報って難しい

21日夜遅くから22日明け方にかけて、東京・八王子方面で降雪が予想されたため、とあるユーザーの所に予報アドバイザーとして出向することに

しかし、あいにく、雪を予報した時間になっても降り出しませんでした　気象レーダーでごく弱い降水域が八王子周辺にポツンと現れるんですが、すぐに消滅... 事務所の外に出て空を見上げても、雪が落ちてくる気配はなし...
「これはもしや？？」と思い、八王子や府中のアメダスデータを見たところ、西系の風が続いていました。つまり、「西よりの風が関東の西側にそびえる高い山脈の効果で下降気流となって入り、雲を消散させているのでは？？」と考えました。それから、西側の降水域の広がりを確認して、「八王子周辺ではもう雪は降らない！」と判断。ユーザーにその旨を伝えました。
このような判断は非常に悩むものです　「雪はもう降らない！」と言って仮に降ってしまった場合、ユーザーに多大な迷惑をかけてしまいます　また信用を失ってしまいます。しかし、雪が降らない状況を早く伝えないと、これはこれで価値のある天気予報にならないのです。

というわけで仕事が終わり、家に帰ってきました。今後、雪が降らないことを祈りつつ、寝ることにします。

大寒波襲来！

名古屋で58年ぶりの大雪（積雪23cm）になるなど、日本各地で記録ずくめとなりました。原因として、寒気の強さはもちろんですが、日本海の水温が高いことも大きく影響しているようです。

画像は、2005年10月28日の日本周辺海域の海水温平年偏差図。平年より高い部分が暖色系、低い部分が寒色系となっています。これによると、日本海の海水温が平年より高くなっているのが分かります。海水温が高いと水蒸気の量が増え、雪雲が発達しやすいのです。
例えば、露天風呂で冷たい空気が暖かい湯に接して暖められると、風呂からはさかんに蒸発が起こります。冬の日本海の状況は、まさしく湯気が立ちこめた「大浴場」とみるのがぴったりなんです。実際、寒気の吹き出しの中、日本海一面、もうもうと蒸気が立ちこめ、この水蒸気をたっぷり含んだ空気が筋状の雲（積雲）に成長していきます。このことからも、海水温とそれに接する空気の温度差が大きいほど、雪雲が発達しやすいことが分かります。

ここ最近の寒波のおかげで、我々天気屋は大忙し　この忙しさはいつまで続くやら...

夕焼け空・12月17日

雲が夕日に赤く輝き、綺麗な夕焼けでした。欲を言えば、富士山が雲をかぶらず、電線が写らなければよかったのですが...

よく見ると、山の向こう側には雲が広がっていますが、こちら側は晴れています。西からやってくる雨雲や雪雲は、中部山岳によってブロックされるため、関東にはなかなか入ってこれません。今回の綺麗な夕焼け雲は、西からやってきた雨雲や雪雲の切れ端なのかもしれません。