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天気や季節を中心に色々書いていきます!
(最近は「色々」の方が中心になってきています...)

池袋防災館

2006年09月21日 | 防災
サンシャインシティで働く人達を対象とした、「防災体験学習会」に参加してきました。内容は下記のとおり。
・防災3D映画
・初期消火訓練(消火器・消火栓の取り扱い)
・救急救護訓練(人工呼吸・心臓マッサージ)
・地震体験訓練(地震体験)
・煙体験訓練(煙の充満した迷路での避難)

1)初期消火訓練
本物そっくりの火事を相手に、実際に消火器と消火栓を使って消火を行いました。消火器・消火栓を使うのは初めての経験。子供の頃から、なぜか消火器に大変興味を持っていたので正直感動しました。

2)地震体験訓練
関東大震災を想定した震度7クラスの揺れを体験しました。今まで最大震度3までしか経験したことがないだけに、これはかなり貴重な体験!
まず、自分の身の安全を図り、それから素早い火の始末、そして窓や戸を開け出口の確保!実際に大きな地震を体験することで、それらをしっかり体得できました。

3)煙体験訓練
これが自分達に一番身近な訓練。建物の中で火事にあった場合、もしも煙に巻かれたら…。 実際に煙がもうもうとたちこめる煙体験室に入って、出口を探しながら避難する方法を体験しました。
『通過したドアは必ず閉める、熱くなったドアの向こうには火災が待っているので要注意!』

以上、防災館では、地震や火災などの災害を実際に擬似体験しながら学ぶことができます。やはり知識だけでは駄目で実際に行動してみることが重要です。そしてこのツアー、ディズニーのアトラクション並みに面白いです!
皆さんも、来るべき大震災や火災に備えて、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

詳しくはこちら→池袋防災館

普通救命講習

2005年12月10日 | 防災
普通救命講習を受けに、消防署に行ってきました。受講のきっかけは、防災士の資格取得のためでしたが、それ以上に得るものがありました。
今回の講師は現役消防隊長さん。救命救急士の裏話など経験談を織り交ぜた講習だったため、とても分かりやすく勉強になりました。その中でも「へぇ~!」と思ったことを取り上げたいと思います。

まずは、自動体外式除細動器(AED…Automated External Defibrillatorの頭文字)について。
除細動とは、心臓に電気ショックを与え、心臓が本来持っているリズムに回復させるためのもの。AEDは、最近になって一般市民に使用が認められたもので、これを早期に使うことで命が助かることが結構あるそうです。将来的には消火器並みに普及させ、誰もが使えるようにしていけば、命が助かる可能性が高くなるわけです。
写真はAEDの設置状況。見たことありますか?僕は今まで気付きませんでした... 空港、駅、イベントホール、デパートやホテルなど、大勢の人が集まる場所に設置され始めているそうです。今度見つけてみてください。

次は、救急車の適正利用について。
通院や病院で優先的に診てもらうために、救急車を簡単に呼ぶケースがあるようです。救急車の数には限りがあります。都内(多摩含む)ではわずか250台強。例えば、同じ所轄内で119番がバッティングした場合、通報順となるため、後の人は待つことになります。これが命取りになることもありうるのです。
本当に救急車を必要とするとき、いち早く救急現場に到着できるためにも、救急車は緊急性があるときに使わなければなりません。また最近では、この対策として救急車が到着する前に救命救急士が消防車で先に現地に赴き、救命手当をするような方法が取られているそうです。火事がなくても消防車が出動するのを見かけることがありますが、実はこういうことなんですね~

防災学習

2005年10月10日 | 防災
8~10日の三連休、防災士の研修講座を受講しました。

防災士とは、「自助」「互助」「協働」を原則として、社会の様々な場で、減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識・知識・技能を有する者として、日本防災士機構で認められた人のことを言います。

受講したきっかけは、自分の仕事(防災気象)に関係があり、スキルアップにもなるという簡単な動機でしたが、その内容は自分の予想をはるかに超えるものでした。
何といっても講師陣が素晴らしい!皆さん防災分野のトップクラスの方々なんです。大変貴重な話を聞くことができたのと同時に、いろんな意味で良い刺激になりました。防災士の資格取得のためだけではなく、今後の生活にとって非常にためになることを学びました。正直、高い学費を払って受講した甲斐があったと言えます。

さて、今回の講座を終えて、まずは身近な防災対策から進めていきたいと考えています。重要なのは自宅の耐震対策です。
阪神大震災では、犠牲者の8割が家屋の倒壊による圧死や窒息死によるものだったそうです。また、地震発生直後の15分ぐらいで全体の90%以上の被災者が亡くなっているらしいのです。つまり、住宅が倒壊するかしないか、大きな家具が転倒するかしないかは、命を守る上で決定的な違いをもたらします。防災グッズなどの準備は生き残った後の話です。もちろんそれも重要なことですが…。
というわけで、まずは家の耐震対策をお勧めします。ちなみに、家具の転倒防止について、天井との間に家具固定棒を入れるだけでは耐震性が弱いらしいので、さらに家具の下にビニール樹脂状のストッパーをはさむと転倒しにくくなるそうです。

写真:レスキューフーズ(ビーフカレーセット)。発熱剤・発熱溶液の使用により、火、水、電気などがなくても約20分で温かい食事を食べられます。

首都圏で強い揺れ!

2005年07月24日 | 防災
【地震情報】
23日16時35分頃
震源(千葉県北西部)
深さ(約73Km)規模(M6.0)
北緯35.5度.東経140.2度
○震度5強
東京都23区
○震度5弱
埼玉県南部 千葉県北西部 千葉県南部 神奈川県東部
※画像は気象庁HPより引用。

地震発生時、サンシャイン54階にいました。震度4は初めての経験です。今回は、下から突き上げる縦揺れが顕著だったため、高層ビル特有の船酔いしそうな揺れは続きませんでした。聞くところによると、新潟中越地震の方がまだひどかったそうです。
ちなみに、東京23区で震度5以上は1992年2月2日以来らしいです。