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天気や季節を中心に色々書いていきます!
(最近は「色々」の方が中心になってきています...)

関東で霧

2005年10月28日 | 天気
今朝、関東地方は内陸部を中心に濃い霧に覆われ、鉄道や高速道路など交通機関に影響が出ました。

霧がよく発生するのは、『雨上がりで、風が弱く、雲のない晴れた夜間』。
画像は今朝9時の地上天気図。(引用:気象庁HP)
この季節、関東に霧をもたらす典型的な気圧配置と言えます。つまり、天気図を解説すると、

1)低気圧が東海上に抜ける⇒『雨上がり』

2)高気圧に緩やかに覆われる⇒『風が弱い、晴天』

晴れた夜、地表面は放射冷却によって冷え込み、それに接する地表面付近の気温も当然下がっていきます。
雨上がりなど、空気に水蒸気がたっぷり含まれる場合、空気の温度が下がるにつれて水蒸気が飽和状態に達し、さらに冷やされると水蒸気が凝結して水滴となります。これが霧です。さらに風が弱いと、霧(水滴)が吹き飛ばされずに、そのまま滞留し続けることになります。
しかし、日の出後は気温が上がるため、霧は次第に消えてしまいます。

ちなみに、今朝は各地で気温が下がり、最低気温は水戸で8度3分、熊谷で9度5分と、この秋一番冷え込みました。