単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

国見温泉 旅館森山荘

2016-10-25 | ちょこっと旅・温泉

 

仙岩峠を岩手県側に下りて間もなく、目に入った案内板に導かれ、山道にそれた。

 


 

国見温泉は、気にはなりながら、何故か、一方的な思い込みで、足が向かなかった。

「イチゲンさんが入りづらい、うるさいオヤジが経営する居酒屋」的な感じかな。

 


 

国道の入口には、温泉まで7キロの表示。

この「山の奥」感が、もっと長い距離に感じさせる。

 


 

見えてきた建物は、多分、TVの温泉番組によく出てくる旅館でしょうか。

初めてのボクは、取りあえず、一番奥の方まで入っていた。

 


 

「おいで。こっち、こっち。」とでも言うように手招きする、ケバイおばちゃん。

芸能人に例えると、「いくよくるよ」の痩せているほうに、風貌雰囲気がそっくり。

圧倒されるようにオバチャンに導かれ、オートバイを停めたのは、「旅館森山荘」。

 


 

この温泉には、ここをベースにする登山愛好家も多く集う。

左側が受付と休憩所。温泉は、まっすぐ奥の建物だった。

 


 

「露天は少しぬるいよ。」と、今いくよさんが言う通り、今日の天候では、ちょっと無理。

これが、「国見温泉」を一躍全国区にした「エメラルド・グリーン」かあ。

 


 

内湯は男女分かれていて、三人ぐらいがせいぜい。意外と小さかった。

常連のオジサンが「今日はちょっとぬるいな。」というように、そんなに熱くはない。

 


 

湯の華が漂い、ほのかな硫黄の香り。ゆっくり、いつまでも入っていたいお湯っこ。

間伐材かな。真ん中が削られた手作りの枕。ありそうでない。初めて見た。

 


 

 

 

本日は、オジサンオバサン、いや、おじいさんおばあさんだけ。

ボクなんざあ、まだ、鼻たれ小僧。その分、ゆっくり、落ち着いて温泉を楽しめた。

 


 

遠くに、鋭く尖った頂がふたつ。何ていう山だろう。右は「鳥海山」かなあ。

 


 

駒ヶ岳湧水? ここは岩手県。岩手山エリアだと思っていた。

湯上りに一口。「うまーい!!」。 ポリタンクにお持ち帰りのお父さんがいた。

 


 

この辺りは、もう、晩秋。冬が近い。

今くるよさんも、「今年は、もう、終わりだよ。」

 


 

寄るつもりじゃなかったけど、これで、「ああ、あの国見温泉ねえ・・」と人に言える。

そして、温泉以上に感動したのは、このアーチ橋。素晴らしい景観に出会えた。


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