単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

バイク乗りの覚悟

2022-03-25 | オートバイ・メンテ

 

空模様を伺いながら、車検に出すバイクの錆と汚れを落とした。

越冬場所を替えたおかげで、作業は軽く済みそう。

特に、スポークの一本一本にこびりついているはずの赤錆がほとんど見られなかった。

 


 

それでも、一本一本錆を落とし汚れを落とし、仕上げにまた一本一本グリースを塗る。

そもそも、ボクはこんな作業が出来るような性分じゃなかった。

このバイクだからやっているようなもので、そばにある四輪は洗車すらしたことがない。

 


 

ひたすらスポークを磨くボクの耳に、心和む鳥の鳴き声が聞こえてきた。

作業の手を止め、声のするほうに首を上げると、一羽のヒヨドリがモミの木から飛び去った。

のどかでいいなあ~~~、春って。

 


 

キミは誰だい? スズメじゃなさそうだし、シジュウカラでもない・・・

双眼鏡を使ってもっと間近に鑑賞したいけれど、今年も多分出来そうにないなあ。

今年も一羽でも多く初めての野鳥と出会えるよう、老いた目を凝らし探してみよう。

 


 

作業開始から二時間、なんとなく日が陰ってきて寒さを感じるようになった。

もう手間のかかるところは終えたし、今日のところは作業終了。

これが二十年目のお肌の色つや。

 


 

今回、車検をお願いするの市内の長浜輪業さん。

昨年スペアキーを作る際、ホンダ二輪の正規取扱店としてメーカーに紹介されたお店。

その時、今までお世話になっていたバイク屋さんの閉店の話を、ここの奥様から聞いた。

 


 

二十年も経ちゃあー、そりゃあ、色々あるよ。

意味もなく、限定解除して大型バイクに乗りたいなんて思ったこともあったしなあ・・・

それは愚かな見栄でしかなかったし、一人旅の足として身の丈に合っていたのがコイツよ。

 


 

昨シーズンあたりから、物凄~~く、気を引き締めてハンドルを持つようになった。

生死を賭ける覚悟と言っても、過言じゃないよ。

バイクってそのぐらいリスクがあるし、その覚悟あっての安全な乗り物なんですよねえ。