三月という語感に幻惑されたわけでもないけれど、春を期待して赤川堤に戻ってきた。
期待通り、路面に雪はない・・・
剪定で落とされたサクラの枝が欲しくて、狙っている人は多いんです。
勝手に持ち去っちゃいけないんですが、結構お歳を召した方々が大胆に・・・・
数百メートルほど走った先で、なっ、なーーにーーー!!
緩いカーブが始まるあたりから先は、生け垣に護られるように雪が残っていた。
羽黒橋のまでの中間ほどにある車いす用のスロープ工事の現場まで続いていました。
路面の雪がなくなるには、もうひと雨ふた雨降らないと無理かなあ。
羽黒橋を渡り、折り返そうとした視線の先・・・、おや? 右岸なら行けそう。
風を遮るものがない右岸側は、御覧の通り。
快適に走ることができたと言いたいところですが、足取りにスピード感は全く無し。
去年の今頃は、ここに憩う白鳥の群れを見つけ、ものすごく感動したんですけどねえ。
でも、今の本音は、姿が見えなくてホッともしています。
魔力とも思えるその美しさに魅せられてしまうと、そこから抜け出すのが大変なんです。
本当に魂を持っていかれてしまいますよ。
下流に来ると、市街地から運び込まれた雪の山が、丘陵地のように続いています。
堤体の高さを超える壮観な雪の台地は、今年の雪の量の多さを物語っています。
融雪促進のために掘られた溝の深さは、垂直部分でも人の背丈の四五倍はあります。
トップまでなら、優に10mを超えています。
その深さを実感しようと溝まで下りて行こうと思ったけれど、超・危険! 止めました。
左岸の雪が解けるまでは、右岸の道を走ることにしましょう。
ただ、気になることが、走り始めて間もないころに起こりました。
バイパスを渡る30mほどの交差点を少しだけ速めに走り切った直後のこと。
気管支辺りにちょっとした動悸と、その直後、軽いめまいを覚えました。
用心しつつも、筋力維持に気を取られ、心肺の強化を疎かにしていたなあとも思いました。