単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

海よ

2021-09-02 | ちょこっと旅・温泉

 

青空に誘われて・・・っていうやつですね。

長い間被せたままのシートを、何の躊躇もなく外すことが出来ました。

先日、女性ライダーさんのブログに触発されたおかげだと思います。

 


 

ただただ、広~~~い海が見たい。

国道7号、国道345号をひたすら南下。

ベタ凪の沖に見えるのは、粟島(あわしま)ですね。

 


 

静かな海・・・優しい青のグラデーションに心が静まりますねえ。

水平線に浮かぶ白い雲のあたりに見えるのは、佐渡ヶ島でしょう。

ボクのカメラじゃ写しきれませんが、ボクには見えます。

 


 

新潟市街の向こうに見えるのは、弥彦山と角田山ですかねえ。

倅が幼児期に入院していた新潟大学病院の病室の窓からよく眺めていましたよ。

写したボクにしか、見えないですよねえ。

 


 

こっちは、瀬波温泉。ここからだと5キロほど先ですね。

このあたりで国道7号に出て、帰ることにしましょう。

 


 

夏の海を楽しむ人たちで賑う国道345号ですが、今はいつも通りの静かさです。

ボクは、地元の庄内沿岸よりも、新潟県沿岸の日本海の方が、圧倒的に好きです。

視界が広いので、海の広さをものすごく感じます。

荒川や胎内川の河口辺りまで行くと、広い海原に地球が球体であることを実感できますよ。

 


 

「ソロツーリング派にはツーショット写真がない」と、ある方のブログにありました。

そう言えば、ボクにもないなあ・・・で、初めてタイマー機能でカシャッ!

確かに写真を観て新鮮な感じを覚えましたが、本来はバイクが前でボクは後ろでしたね。

初めての経験で、そこまで気がまわらなかった。

 


 

久し振りだったせいもあり、ただただ純粋にツーリングを楽しむことが出来ました。

♪♪ 海よ~~ オレの海よ~~~・・・てな感じで、ずーっと走っていました。

最後にちょろっと自白します。40キロほど越境しました。

誰とも接触していませんが、ゴメンナサイ。


七ッ滝

2021-06-12 | ちょこっと旅・温泉

 

庄内南部エリアの水瓶、月山ダム。

満々と水を湛えていると思ったら、意外にも貧相。

梅雨入り前だし、今は田んぼの灌漑時期でもあるからなあ。

 


 

朝食後、ちょっくらバイクに乗ってみようかという気になった。

はじめの一歩がなければ、何事も始まらないし。

 


 

国道112号を山形方面に30キロほど南進、旧道に折れ程なくして田麦俣集落。

山あいの集落によくある、ここも平家の落ち武者が隠れ住んだところとか。

県の文化財になっている兜造り多層民家が現存します。

 


 

落差90m、七ッ滝ですね。

久し振りに観ました。

 


 

この辺りは、福島県の磐梯山安達太良山周辺まで広がる磐梯朝日国立公園の北端。

七ッ滝の観光用に、小さな駐車場や公園が整備してあった。

 


 

もっと寄りで観てみたいけど、谷が深くて近くまで行けそうにない。

地元の人なら滝壺まで案内できるという話を聞いたことがある。

 


 

ちなみに、紅葉の時季はこんな感じ。(市のHPからの借り物)

 


 

駐車場から先は、除雪作業のため通行止め。

除雪作業ってかあ? 七月一日の月山山開きに合わせての解除かな。

この先に、七ッ滝をもう少し近くから見下ろせる場所があったはずなのに、残念。

 


 

えっ!? バイクは通るな!ってかあ。

走ってきた旧道じゃなくて、古道六十里越街道のことらしい。

 


 

ここでUターン。走行距離70キロほどで、昼前に帰還。

秋まではこんな感じで、少しずつ足を伸ばしてみましょう。


象潟郷土資料館

2020-10-21 | ちょこっと旅・温泉

 

どーーん!と、鳥海山。

もたもたしているうちに時間は過ぎて、もう遠くには行けないし・・・

 


 

今年は小さな歴史資料館を訪ねよう」を思い出した。

Yahoo地図で「資料館」を検索、象潟郷土資料館なら今からでも行ける。

 


 

着いたのは10時半。来訪者はボクだけのようだ。

入館料150円を支払おうとしたら、スタンプラリーのキャンペーン中とかで、タダ!

ここから先は撮影NG。以下の画像は、パンフレットやHPで公開済みのもの。

 


 

ざっくり言えば、奥の細道に関するものが多かった。

企画展として地元出身の版画家池田修三氏の作品も多数展示されていました。

鑑賞眼に乏しいボクですが、版画とは思えない色彩と線描の繊細さには驚きました。

 


 

ここでも芭蕉を追って旅した正岡子規の足跡を知ることができました。

 秋高う 象潟晴れて 鶴一羽

子規が大曲の旅館から親友夏目漱石に送ったハガキに添えた一句の解説に少し興奮した。

旅をする正岡子規の姿がシルエットのように浮かんできた。

 


 

帰り道、芭蕉が苦労して越えたという三崎峠にバイクを止めた。

やっぱり、そんな気分になるよねえ。

 


 

芭蕉然り、子規然り、究極の旅人って、俳人の心を持って旅する人のことかなあ。

句を詠んだり、ペン画に仕上げたり・・凡人程度でいい。ボクにその才があったらなあ。

 


 

子規は芭蕉を追いながら、この陸奥をどんなふうに旅をしたんでしょう。

あとを追ってみたいなあ・・・

 


 

はて知らずの記・・・かあ。

ボクの手に入るんだろうか。


青沢越え

2020-10-16 | ちょこっと旅・温泉

 

山形県戸沢村古口

東屋の先で、角川が最上川に合流しています。

 


 

そばに立つ標柱の「最上峡夕景の地」の文字が、辛うじて読める。

紅葉真っ盛りの夕暮れ時だったら、さぞかし・・・

 


 

東屋の卓の全面を使った大きな鳥瞰図にこの先のルートを記すとこうなる。

鳥瞰図は国土交通省新庄河川事務所が製作。縮小印刷版があるなら、欲しい。

 


 

真室川町の市街地から国道344号に折れ、随分、西の方角に入ってきた。

こういう佇まいが、たまんないんだよなあ・・・

 


 

この先にまだ集落がありそうな、真室川町の奥行きの深さと広がりに驚いています。

田郎・・・タロウと読むんでしょうか。

町営バスのようですが、公共交通機関の必要性は実感しました。

 


 

前方には鳥海山。

ポツンと白いところは雪でしょうか。初冠雪の話は聞いてないけど。

 


 

最上と庄内を結ぶ道は、最上川沿いを行く国道47号とこの国道344号。

国道344号の「青沢越え」は難所の代名詞で、少し前までは冬期間は閉鎖されていた。

 


 

峠のピークあたり、紅葉には早かった。

ちょっと残念・・・

 


 

来るんじゃなかった・・・と、後悔しながら走ったことがあります。

今は、全線を通してセンターラインが確保され、安全に走ることができます。

 


 

思わず見上げた。この角度、ヤバいんじゃねえ・・・

支柱の何か所かを鋼線で引っ張っています。

予断を許さない難所であることは、今も変わりませんねえ。

 


 

峠を越え、旧八幡町に入って間もなく、小さな滝に遭遇。

大雨が降ったら、道路に落ちてくるのではと思うほど間近にあります。

 


 

青沢峠あたりからずーっとボクの前を走る「盛岡」ナンバーの軽。

はっきりとは確認できませんが、中にはそこそこのお歳の女性が三人。

もう少し前の車との車間距離をとったほうが・・・と思うほど、峠では攻めてましたね。

 


 

平野部に入り、国道345号に乗り換え、遊佐町へ。

目指すは、一年ぶりの「ちどり」

 


 

まっすぐ来れば30キロほどの道のりを、青沢越えの110キロかけてきた。

昼時の「ちどりの中華そば」に合わせ、色々、熟慮した結果の道程です。

 


 

中華そばの食レポは、懐かしい!優しい!と言っときゃいいって、誰かが言っていた。

懐かしさを覚えるほど親に食べさせてもらえなかったけど、味はとっても優しいです。

加えて、麺は繊細でしっかり腰があるし、おつゆは上品だし、納得の650円。

やっぱり、ここが一番です。


お披露目

2020-10-06 | ちょこっと旅・温泉

 

地元の海、由良海岸。

寒さは感じませんが、時節柄、強めの西風が吹くようになりました。

雲行きにも海の色にも、時折、初冬の色が見てとれる。

 


 

係留されたままのクレーン船。

今日の風じゃあ、作業は無理だよなあ。

 


 

由良漁港は、地元では活気のある漁港のひとつ。

漁に出られなかったのか、漁協のシャッターが降りている。

 


 

霧状に吹きつけるしぶきが塩となってシールドに付着し、シールド越しの視界が曇ってきた。

なんでも錆びつかせる厄介な潮風だ。ここに長居は無用。

 


 

 

手元に届いて6日目。早くお披露目したいと思っていた。

耳元あたりの被りが前より少し浅いかな。でも、気になるほどじゃない。

無傷のシールド越しに広がる風景は、とても鮮明で気持ちがいい。

 


 

台風が過ぎ去ったころかな。

その時は、思い切って遠出してみよう・・・かな。


蜩の 二十五年も 昔かな

2020-07-20 | ちょこっと旅・温泉

 

大鳥居をくぐるのは、あの時以来の五年振り。

「いいところだったよ。」

コン先輩夫妻もヤス夫妻もそう言ってくれてたっけなあ。

 


 

月山八合目を目指すほどの気力はない。

まあ、その半分くらいまで行けたらいいかあ。

 


 

あの時は五重塔までだったけど、今日は寄らずに素通り。

そのうち、代わりに長ーーい石段を登って、山頂の神社をお参りしてあげますから。

 


 

田んぼの先は、地元バス会社が運営する県道から出羽三山神社までの有料道路の料金所。

延長の短さとその料金から「日本一高い有料道路」と揶揄された。今はどうなんだろ。

 


 

月山八合目方面へほんのわずか行ったところで、まさかの通行止め。

告知看板見逃したのかなあ・・・、災害復旧工事じゃあ、しょうがない。

 


 

予定を変更して清川へ下りる。

毎朝、チビと一緒に眺めている山が、目の前に現れた。

 


 

 

月山の地滑り地帯をえぐり取りながら流れ落ちる立谷沢川。

急流が押し流す土砂をくい止めるため、上流部はまるで砂防ダムの展示場でしたねえ。

 


 

ゴロンゴロン上流から押し流されてきた玉石が転がっている。

辺りの空間を覆い尽くす瀬音は勇ましいほどに、ボクの日常にはない結構な音量だ。

 


 

白波の立つ川面から視線を上げれば遠く鳥海山が霞んでいる。

立谷沢川の瀬音以外は何も聞こえない・・・なかなかの夏の風景だね。

橋の上でバイクを停め、しばらく涼をとった。

 


 

何でしょうねえ。桁から張り出した機器と河床に組まれた構造物は対ですか? 

河床の変異を観測する装置かなんかですかねえ?

 


 

立谷沢川流域には江戸時代に祀られた八つの龍神供養塔があると記されています。

昔から手を焼かせた暴れ川だったんですね。

 


 

肝煎・・・、煎? 入じゃない? 頭から離れず、帰ってからググってみる。

思いがけず色んなことを知った。地名のいわれも何となく分かったような・・・

 


 

時間はあるけど、当てがない。

もう三十年振りになるかなあ。「清河八郎」にでも寄ってみようか。

 


 

 

今年は、小さな地区の小さな歴史資料館を訪ねてみようと企てていたところだし・・・

休館日かよ!! 

本日、二度目の門前払い。

 


 

「実は、清河八郎は佐幕派の人間なんですよ。」

初めて訪れたとき説明してくれた地元のご老人の一言が、妙に今も記憶に残る。

 


 

どの辺まで広がったかは不明だけど、大河ドラマに「清河八郎」をという運動があったなあ。

坐像の脇の立て札に、「揮毫者 大川周明」の文字。

どこにあるのかなあと像のあちこちを探したけど、わかんなかった。

 


 

清河神社の裏手には、庄内藩主時代からの御殿林がある。

ここも戊辰戦争時、温海の関川同様、庄内に侵攻する新政府軍と庄内藩の激戦の地。

 


 

石碑の中に、思いもよらず正岡子規の句碑があった。

芭蕉を慕った旅での一句・・・ほっとゆだ駅に見つけた句碑と謂れは同じ。

 


 

蜩の 二十五年も 昔かな

子規がここを訪れたのは、ここでの激戦から二十五年後だったんだそうな。

 


 

身近なところに、結構、いろんなものがあるんだなあと思った一日、いや、半日でした。


国道345号

2020-06-18 | ちょこっと旅・温泉

 

坂の下集落は、合併前までは温海町と接する鶴岡市の一番南側に位置する集落だった。

眼下の道は国道345号の旧道で、現在は通行止め。

 


 

国道345号はこの先温海町の中山間地域を走り、県境の鼠ヶ関で国道7号と合流する。

新潟方面へは日本海沿いを走る国道7号の方が道もいいし時間的にも早い。

この先、道は狭隘だし時間もかかるけど、今日はのんびりこの道を走る。

 


 

関川地区。山の向こうは新潟県。

戊辰戦争の際、ここ関川で侵攻する新政府軍と迎え撃つ庄内軍との間で攻防戦があった。

 


 

今では同じ佐幕派の会津蕃ほど知名度はないが、鶴岡には今もその時代にこだわる人が多い。

庄内鶴岡の殿様は親藩だったとか、朝敵にあってもあの西郷が庄内藩には一目置いたんだとか。

町おこしにも、いまだに「殿様なんとか」が付いてまわる・・・、あっ、ボク、毒吐いてる?

 


 

雷峠で待ち受けていた庄内藩は、尾根づたいに侵攻してきた政府軍の奇襲を受けたと記してある。

あの山の尾根をそうっと進軍してきたんだろうか。山の向こうは新潟県旧山北町(村上市)だ。

 


 

道は、ここからが難所・・・というほどでもないか。

幅員2mを超える車両は通行注意という道路標識があった。

 


 

左の法面下を鼠ヶ関川が流れているけど、転落防止の施設はずーっと皆無。

設置するスペースがないからか。それとも、沿道の杉木立が転落防止の役を担うから?

 


 

奥入瀬ならぬ、鼠ヶ関川版「銚子の大滝」ってとこですかね。

冬期間は通行止めになるし、豪雨時にもよく止まる。

急峻な山間部が多い温海町は、災害の少ない庄内にあっても豪雨災害の多い地域だ。

 


 

坂の下集落から30kmほど、国道7号への合流を知らせる表示板が見えた。

日本海東北道の鼠ヶ関ICがこの辺りに予定されているけど、県境区間はいつのことやら。

 


 

鼠ヶ関港はこの辺では酒田港に次いで大きい港で、避難港に指定されている。

ボクが通った小学校では、わざわざここまで来て、二泊三日の海浜学校が開かれた。

防波堤に囲まれているので波は静かだったけど、岩礁が点在し、ケガも多かった。

 


 

こんなところにといっては失礼だけど、県が整備したマリーナもある。

お前なんかの来るところじゃない・・感の圧を感じるなあ。

関係者以外立ち入り禁止の看板があった。悪かったなあ。二度と来るかあ!

 


 

92年の山形国体の時、ここがヨット競技の会場になった。

息子が小さかった頃、ヨットをやってみたいと少しばかりその気になったことがある。

ディンギーやその上クラスならボクにも・・・と思ったんだけど、今に至るです。

 


 

県境を越えた移動自粛の解除は明日からだし、今日のところは引き返そう。

帰りは海を眺めながら国道7号をのんびり走ろうか。

 


 

日本海に浮かんでいるかのように見える雄大な景観は、鳥海山の売りだ。

何となく、いつもより近く大きく見えるように感じる。

 


 

新潟の方から白い雲が伸びてきて、上空の半分を覆ってきた。

鳥海山がくっきり大きく見えたのは大気中の水蒸気のせいだろうか。

 


 

三瀬の鯵ヶ沢トンネル付近で見かけたお人。どこから・・・? どこまで歩くんだろ。

ボクはといえば、走行距離100キロを三時間半かけてぶらついた。

足ならしは出来たけど梅雨にも入ったし・・・、また、ヤスの世話になろうかなあ。

ちなみにこの御仁を6時間後、ここから18キロ先の鶴岡駅近くの通りで再び見かけた。


キラキラ

2019-10-10 | ちょこっと旅・温泉

 

振り返れば、鳥海山。

秋田県旧東由利町大琴を走る国道107号から、出羽丘陵へ方向転換。

ここから山に入るのは、たぶん、初めて。

 


 

地滑り地帯によく見かける抑止杭があった。

月山の周りもそうだけど、眺望の開けた緩斜面の山間部によくある。

 


 

ずーと遠くまで幾重にも続く山並みがいい。だんだん薄くなる青のクラデ―ション。

放牧場のような原っぱがあちこちにみられるけど、冬を前に山を下りたんだろうか・・・

 


 

あの台形状の山は何だろう。

そんなことより、また、中途半端なところをウロウロするはめに・・

 


 

道が下り坂になり、しばらく行くと、見覚えのある三叉路。

ここに繋がるのかあ。

 


 

木立が多くなったあたりに集落があった。さっき見た案内板に従えば、「滝」。

東由利町辺りの地名には、宿、蔵、・・等、一文字単語の名称が散見するんだよなあ。

そのことについては、少しだけ興味はある。

 


 

山村の暮らしへの漠然とした憧れが今も残る。若い時分ほどではないけど。

現実の日常はどうだろ。雪は多い?飲み屋酒屋はある?酒の肴はどうしよう・・・

このへんで目が覚めて、また、漠然とした憧れに帰る。

 


 

空腹の胃袋が行く先を思案する思考回路に割り込む。中途半端に山に入ったのもそのせいだ。

この先は国道105号だ。最後の思案時、岩倉温泉が「ちどりの中華そば」に負けた。

 


 

大内JCTから日本海東北道へ。象潟ICで降りる。

この先は未完成。日本で一番遅れてる高速道路。出来たところも高速では走れないけど。

 


 

大型トラックはじめ、ほとんどの車は、ひとつ手前の金浦ICで降りる。

国道7号へのアクセスが遠すぎる。象潟に用があっても、大半は金浦ICで降りると思う。

景観はいい。お得意の鳥海山と日本海に沈む夕日を目玉にしたサービスエリアにはいい。

 


 

ちどりの中華そばは、お山の向こう側。

燧ヶ岳にトップの座を譲ってしまったけど、ボク等は鳥海山が東北で一番高い山だと習った。

その割に地味なんだよなあ・・・比較に意味ないけど、岩手山とくらべちゃう。

 


 

キラキラ、キラキラ・・・

いい表情してる。


マジかあ

2019-09-28 | ちょこっと旅・温泉

 

秋田県旧大内村、国道105号から山あいに向かう道に折れる。

かすみ温泉この先3Kmの看板。

9月半ば過ぎから、大した稼ぎにはならない、ちょこちょこした用事で忙しくしていた。

 


 

土砂災害注意の看板のある緩い坂道を上る。

「土砂崩れで通行止め」の告知板もあったけど、温泉までは通行可能だ。

 


 

ポツンポツンと沿道にたつ人家の途切れた先に「かすみ温泉」がある

初めて訪れたのは9年前。そのあとも数回。なんとなく訪れるところ。

 


 

営業してるんだろうか・・・

来るたびにそう思ってしまう鄙びた雰囲気、今日もそうです。

 


 

玄関の上がり框にたくさんのスリッパが並んでいる。「やばい。団体と鉢合わせ・・」

ボクの後ろから、黒の正装した団体さん。住職さんもいる。笑い声が混じる。

慌てるように女将さんが出迎える。たぶん、法事の直会かなあ。

 


 

団体さんは玄関正面の座敷に入り、風呂へ向かったのはボク一人。

脱衣所の扇風機。このタイプ、ちょっと前までボクんちにもあった。注意喚起された年代物だ。

固形石鹸に替わるポンプ式・・わかるなあ。指導されるんだよなあ、保健所に。

 


 

源泉は11.9度の冷泉で加温している。微かにぬめりがあり、肌触りが優しい。

最近は、冷泉、温泉、ただの沸かし、何でもいい。ゆっくりのんびりできれば、いい。

いつまでも入っていられる湯温だけど、今日だけはそうもいかないんだよ。

 


 

一時間ほど、マッタリしていました。

法事のお客さんたちは、まだ、座敷でお食事中。

 


 

コスモスは、好きな花です。

ここ何年かは、特に、そう思うようになりました。

 


 

帰り道、温泉出て間もなく、刈り取りを待つ稲穂の先に、二つの朱塗りの鳥居を見つけた。

木立の中には、お社らしき影も確認できた。

寄ってみたいが、今日は時間がない。次の機会の楽しみにしておこう。

 


かすみ温泉に来ていた住職はこのお寺の住職だろうか。

石柱の文字は「永泉院」と読めたけど、橋の高欄には「ようせんいんばし」

 


 

帰る途中、ちどりに寄っても、中継が始まる3時40分には間に合う。

4年前の対南アフリカ戦のようにはいかないだろうけど・・・

おお! なんと、アイルランド相手にタックルでゲインしてる! マジかあ?!! 


♪♪ I 've gotta find me a place in the sun

2019-09-13 | ちょこっと旅・温泉

 

西和賀町錦秋湖に架かる天ヶ瀬橋。

 


 

国道107号を降り、橋を渡れば、耳取地区。

ゆだ錦秋湖駅の旧名が陸中大石だったので、ずーと「大石地区」だと思っていた。

 


 

この時季は、錦秋湖というより、本来の和賀川ですね。

ダム湖の宿命だけど、これはこれで、何故かホッとする風景。

 


 

陽の光、風の感触、最高に気持ちのいい日和。

どっどど どどうど・・・、草原を揺らす風の勢いに、賢治さん風の生命を感じます。

 


 

いつも静かな、穴ゆっこ。

いや、静かだろうな・・・と思われる時にしか、訪れない。

 


 

湯量不足でいろいろ制限縮小しているけど、ここはずーっと残してほしい。

 


 

湯上りのせいか、気温が上昇してきたのか、日向にいては、暑い。

地区集会所の外壁にもたれ、ボーっとしている間は、至福の時。

ここは静かです。

 


 

ここは、地元の観光パンフには、まず載っていない。

地区の人たちだけの領域・・という雰囲気さえする。

 


 

池の周りをたくさんのトンボが舞う。結構、野性味のあるトンボもいる。

水がきれいだ。ここはトンボを始め、虫たちだけの楽園。

思い出したかのように、底から一粒の水泡がすーっと上昇し、同心円の波紋を広げていく。

 


 

こじんまりとした池が二つあって、こっちの池の畔からは、せせらぎの音が聞こえる。

さっきの池からこっちの池に導水していた。

 


 

向こうの白い木柱には、「和賀川の清流を守る会」と「八重桜8本」の文字。

 


 

休み処の支柱の一本に、何故か、ほうずき。

ベンチの手入れ加減が絶妙でいい。よそ様用じゃないところがいいです。

 


 

時々、無性に訪れたくなる場所ではあるけど・・・

いればいるほど、日常に戻りたくないという気持ちが強くなるので、時々でいい。

 


 

表題の I 've gotta find me a place in the sun は、「太陽があたる場所」の歌詞の中のフレーズ。

今日、この風景を目の当たりにした時、この歌が降りてきた。

 


 

オリジナルはステーヴィー・ワンダーだけど、知ったのはラスカルズのLPでだった。

ラスカルズの方が本家よりソウルフルに仕上がっているのが、妙と言えば妙。

ラスカルズといえば、山下達郎のFM番組のテーマ曲に使われている「Groovin'」が有名かな。

 


 

Like a long lonely stream I keep on・・・

Movin'on movin'on Like a blanch on a tree・・・

知ってるところの歌詞を口ずさみ、途中は、hu・・hu・・n

何度も繰り返しながら、そうやって40分ぐらいの時間がここで過ぎていきました。