NHK の朝ドラ「わろてんか」は、吉本興業の創業者吉本せいをモデルとした「笑い」をビジネスにした吉本興業の女性経営者の奮闘記です。
暮らしの中で「笑い」は、いつの時代も「心の栄養」となり、人生に幸福感をもたらしてくれる妙薬です。
仕事「場」でも「笑い」やユーモアが触媒となり、人間関係を円滑にさせて 仕事が捗る事、あったりしますよね。
今日のコラムは、「健康経営」の視点から、「笑い・ユーモア」を科学し、マネジメント層の方々に「スマイルワークスタイル」の実践をお勧めしたいと思います。
さて、「笑いとユーモア」が人間の体に及ぼす影響については、心理学や生理学の観点から様々な研究が進めてられています。
「笑い」を科学的に考察してみると、
人間の脳の中で、笑いと感情に関わっているのは、大脳辺縁系と言われる領域です。
大脳辺縁系の中で、「笑う」に関わっているのは、感情を司る「扁桃体」と記憶を司る「海馬」の部分と言われています。
人間は笑うと、脳から「エンドルフィン」という神経伝達物質が脳内作用し、それが血液中に放出されて、それが全身に行き渡る事で幸福感「ナチュラルハイ」の状態を感じます。
また、笑いは、血管の機能にも良い影響を与えます。
血管の内側を覆う「内皮」は、笑うと伸びて広がり、血管内を沢山の血液が流れるようになります。
更に、心理治療としての「笑い療法」も注目されています。
諸々の効果はこれくらいにしておきますが、
要は、「笑い」は人間の生態や意識を活性化させる妙薬であるということです。
私は「笑いやユーモア」が仕事場に溢れていれば、そこで働く人たちの「幸福働」を促進させて、所謂、地点生産性の向上に繋がる!と考えています。
もちろん仕事!ですから、笑ってばかりはいられませんが、常に心の中の笑いを大切にして、複雑な人間関係の中でも「笑顔」を絶やさない働き方を実践する「スマイルワークスタイル!」
これも「働き方変革」の大切な要素だと思います。