及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

「何か変だよ!?日本のインクルーシブ教育」に行って来ました(8/24)

2019-08-26 09:56:38 | 日記

 

8月24日(土)午後1時から4時半まで、三鷹の武蔵野芸能劇場で「何か変だよ!?

日本のインクルーシブ教育」という講演会とフォーラムがあり、行って来ました。

講演会は榊原洋一さんという小児科のお医者さんでした。

平成12年に日本は国連の障がい者権利条約を批准しました。24条では障がい者が

障がいに基づいて一般的な教育制度から排除されないこととなっていますが、日本

では一般的な教育制度に特別支援学級が含まれるという解釈でしかも学校に対して

過度の負担を課さないことになつているため、いわゆるインクルーシブな教育はおこ

なわれていません。集団の中で発達する言語、社会性、共感性が育たないことになり

ます。ただし現在の普通学級を制度的、施設的に変えないとただ、障がい児を普通

教室にいれてもインクルーシブ教育はできません。

フォーラムではパネリストの障がい当事者の海老原宏美さんが体調がすぐれず、代

わりに田丸さんという全盲の方がピンチヒッターでした。それに榊原先生、佐谷さんと

いう特別支援学級の先生でした。

何ができるかという話では、1.制度を変える。2.現場で流れを変えていく。ということ

でしたが、小さい声を少しづづあげていき臨界点に達したところで変わっていくという

ことでしたが私はどちらも必要だと思いました。

会場からは当事者として普通学級で苦労された方や下からでなく上からもやるべき、

インクルーシブとダイバーシティー、オランダや外国の事例。先生の問題などいろいろ

と意見が出されました。

はっきりしたことは今の体制のまま、インクルーシブ教育は無理だということと、どう考

えても「一般的な教育制度」に特別支援教育は含まれないと思うので、制度改正を

含めた運動にしないと一部の勇気ある保護者が子どもを普通学級にいれていてうまく

いったケースとうまくいかなかったケースがあるだけで個別事例で終わっている感じが

しました。今は特別支援教育を希望する人も増えていて対応も大変と聞いています。

はたしてこのままでいいのか疑問が強く残ったイベントでした。


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