及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

中野区役所にサーマルカメラを見に行きました(7/8)

2020-07-10 10:42:05 | 日記

7月8日(水)会派で中野区役所にサーマルカメラを見に行きました。

国分寺市でも6月議会でサーマルカメラ23台を第一庁舎、ひかりプラザ、市民スポ

ーツセンター、小・中学校に23台つけることになったので、先行している中野区に

話を聞きに行くためです。

中野区の危機監理課防災担当の課長、係長、係の方、議会事務局に対応していた

だきました。ありがとうございました。

5/11に導入して6月末で運用は終わっています。

導入のきっかけとしては、4月中旬に区の来庁者で体調が悪い人がいたためでした。

当時は来庁者が増えていて1日1800人も来ていて三蜜だったため、職員と来庁者

を検温してスクリーニングすることにしたそうです。

それまで5ヶ所だった出入り口を2ヶ所にして、入り口と出口を分けたそうです。5月は

区の職員で6月は外部委託したそうです。

固定型のAI機能付きが2台(一台70~80万)、ハンド型2台(1台20万)、その他三脚

などあわせて200万弱かかったそうです。固定型では誤認知があるためハンド型で

再測定するそうです。

38℃以上の発熱者は6名、うち4名は入場自粛していただき、2名は屋外の簡易

テントで担当者が対応したそうです。苦情は1件とのことでした。

6月末でやめた理由は来庁者が減って、ソーシャルディスタンスがとれているため

です。また、区民の方の自粛を期待しているそうです。

再開の基準としては緊急事態宣言が再び出たり、東京都のロードマップでステージ

0で再開するそうですが、現在は時期は未定です。

入り口上方に固定してあるカメラとモニターを見せていただきました。わざわざ配線

し直していただきありがとうございました。職員の方に何回か通っていただきました。

青い囲みで人物が特定されて頭の上の方に緑色で体温が出ます。

入り口に総合案内があって、そこのモニターで見ることができます。モニターは記録

しませんが、ハンド型は記録ができるそうです。

学校については家で体温測定してくるので導入は考えていないそうです。ただし、

体調が悪い場合は非接触型の体温計で図るそうです。

導入の目的が、発熱者を3蜜状態の庁舎内に入れないということで、わかりやす

い運用だと思いました。コストも最小限におさえて、マニュアルやQ&Aや外部委

託の仕様書もしっかり作ってありました。だらだら続けるのでなく、現在は3密で

ないのでやっていないことも理解できました。

国分寺市ではどのように運用するのかまだわかりませんが、中野区のように目的

をはっきりさせて効果的にやってほしいです。

中野区役所はJR中野駅北口からすぐですが、だいぶ築年数がたっていて、6年後

に現在の区民体育館の跡地に移転するそうです。

現区役所は9階建てで議会フロアは3階と4階でした。