ぱぷあ日記(日本変)

海外生活はもう引退。これからは、日本に腰を落ち着けようと思います。第二の人生を切り開く様を書いていこうかと

ヘラジカバエ Phytalmia alcicornis

2024-07-18 21:51:20 | 昆虫


こちらの写真の昆虫は、ハエである。ヘラジカのような角がある。Phytalmia alcicornis と言う。
パプアニューギニア(PNG)で撮影した思い出深い昆虫の一つ。
PNGでは、森林研究所と言うところで働いていた。虫が好きだったので
昆虫研究室の標本を良く見に行った。その中にこのハエの標本があった。
こうして、このハエの存在を知った。
研究室の主任は、ジョンさんと言って、九州大学出版会の名著
新版 昆虫採集学
著者は、PNGのワウ生態学研究所を訪問されているらしくその話が出てくる。
そこにロバーツ博士の話が出てくるが、ジョンさんは、ロバート博士の弟子なのである。



標本を前にジョンさんは、このハエは、俺が見つけて、ロバート博士に教えてあげたんだよと言っていた。
オスは、この角、突き合わせて戦うんだよ、そんな事言われて、見たくならないわけがない。

色々あって何とかワウに見に行くことになり、このハエと初対面が出来た。
その後、海野さんから動物奇想天外でPNGにホタル録りに行くんだけど何か面白いネタない?と聞かれ
このハエを紹介した。そして、撮影をする事になったのである。

続く



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ユリの花

2024-07-17 22:44:53 | 植物


ユリの花は、6枚の花弁と思われがちだが、これは、3枚の花弁と3枚のガク片で形成されている。
ランの花が、一番高等な花といわれており、かなりこれに近い形である。
ランの場合は、3枚のガク片と3枚の花弁で形成されているが、3枚の花弁のひとつがリップ
と呼ばれる独特の形をしている。あと子房の位置もユリは、子房上位、子房は花の中にあり
ランは、子房下位で花の下にある。ヒガンバナ科は、子房下位で、ユリよりランに近い形態であるが
ランの場合ずい柱と言って雄しべと雌しべがくっ付いたような器官が存在する。

リンネの植物分類では、花の形で分類されるのでこういった形態的特長は重要なのである。



ランの花は独特だし、千差万別でこれはないだろという花まであって、好事家を喜ばせたりする。
パプアニューギニアの高地には、これでもかと言わんばかりの美花、珍花が沢山ある。
ランマニアの私には、天国のような場所だった。
こうした自生地の写真を纏めたのがこちらの本

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こんなカメラがあったらほしい。

2024-07-16 22:17:53 | 写真


今もっているカメラにそんなに不満はない。
一番の不満は機能が多すぎる。多くて困る事はない。
殆ど使っていないので、なんかもったいないなと思う事で困っている。

グリーンモードと言うのがあり、露出モードなのだがマニュアルで撮っていて
間違ってグリーンボタンに触れてしまうとオートになってしまう。
ワンタッチで戻せると良いが、またマニュアルでシャッタースピードと絞りを設定しなおさないといけない。
すぐ触れてしまう良い位置にグリーンボタンがありすぐ触れてしまう。
これがムカつくのである。

水槽写真なんてマニュアルだけで十分なので、マニュアル撮影に特化したカメラが欲しい。
あとは高感度の強いのがいい。重いのは最近疲れるので、軽い事も重要。
絞り優先オートも使うのであった方が良い。
望みはこの程度。

売れそうもないしこんなカメラはだれも作らないだろう。
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チョコレートグラミー

2024-07-15 21:59:21 | 

チョコレートグラミー、Sphaerichthys属には、4種いる。写真の魚は、バイランディ種である。
魚を飼い始めた50年ほど前、チョコレートグラミー(S.osphromenoides)だけが、知られていたし輸入されていた。
牧野信司氏の熱帯魚図鑑にも載っていた。
そこで驚かされたのが、グラミーなのにマウスブリーダーであると書かれていた事である。
その後、池袋の今はない太公望アクアペッツというお店ではじめて見てあまりの可愛さに
惹かれてしまった。その時は、購入できなかった、小学生だったので4-500円だったと思うけど
簡単に買える金額ではなかった。

何度か、購入したが、すぐ死んだ。当時、チョコレートグラミーは、超難物種のひとつであった。
東さんにお会いした時、プロは、儲からない魚は増やさない、是非、アマチュアの人に儲からない魚の繁殖は
頑張ってほしいと言われ、何時か、この魚を繁殖させたいと言うのが一つの大きな目標になっていった。

めだか館に通うようになり、筒井さんは、チョコグラは、問屋の水槽に入れてはいけない
水槽に入れる前に、袋買いと言っていて、その袋買いされた魚を入手する事ができた。
この魚は、長生きしてくれ繁殖にこぎつける事ができた。90年代中盤の頃だっただろうか。

この時の事は、アクアライフに書いた。
自分にとって目標とも言える魚の繁殖に成功した事、それを記事に出来た事は
本当に嬉しかった。
実は、思い入れの深い魚はもう一ついる。
繁殖にも成功している。
その先は、秘密である。

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安い魚は、なぜ安い。

2024-07-14 20:24:18 | 


バタフライレインボウ。この魚、安い。小さかったが、一匹100円もしていない。
まだ、色も出ていなかったが、3ヶ月ほど飼育し成魚になり良い色になってきたし
フォルムも良い。

安い魚だって、きちんと飼育しその魚の魅力を引き出せば、良い魚になる。
安い魚には魅力がないわけではない。
なぜ安いかと言うと、よく増えるから。
ただそれだけである。むしろ飼い易いし増やせるのも楽しい。



クラウンキリーも、私が高校ぐらいの時は、ペアで数千円して簡単に変える魚ではなかった。
良い魚なんだけど。

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