FIAT126

2022年05月13日 | 私的旧車雑記


一生乗ることが無いだろうと思える車両は多くあって当然だけど
このフィアット126も一生乗ることはないと思ってた1台

これはMyジュリア修理の際に代わりに主治医が置いて行ったものだが
代車ではなく好意で乗せてもらった


はじめに緊張したのが始動
鍵を回すとセルが元気に・・・ではなく
鍵を回し指導の位置までもっていってから、チョークレバーを引いて、セルのレバーを引く
この一連の動作が聞いてなければわからない場所にあった

次に始動して少し前に移動させたは良いが出先でバック出来ないのは困る
現代車では大半Rに入れるだけだが(とはいえRFのように6速だとRの位置が違うので戸惑う)
126は押してRの位置に
これも聞いてたが実行してみて「ほうほう」っと

最後にウィンカーとライト
ウィンカーは2回目で分かった、間違えるとワイパーが動いた外車アルアル

しかしライトがわからない
スイッチらしきものが見当たらない
暖気ついでに5分位悩んだら、スマホホルダーの裏にスイッチを発見!
ライトが点いた、が、ライトスイッチの位置はここで良いのか?とも思った
夜間乗るつもりはないが、基本的な事は知っておきたい。

走ってみた
遅い!
速度感はある、でもメーターをみると法廷速度以内に収まってる

そしてブレーキ利くけど慣れないから踏み難い
なれれば普通なんだろうけど、今まで乗ってきた車の踏み方とは違う

シフトはとてもしやすい
エンジンの音を聞きつつ、レブまで回すなんて事は狙わず
常識的な街乗り回転域で4速までポンポンと入れてゆく
遅いって書いたけど、うちの町内を走る分には問題なく
シンクロがあるみたいで難しは無く、いちを何となくダブルぽい配慮はした



一旦給油
ここまでの距離は1kmもない、なのに結構な緊張感
久々に車にシビれる
給油キャップも不思議な具合で鍵を右に回しつつキャップを左に回すんだったか
聞いたがよくわからずやったら出来たが文字に出来ないが出来た(笑)



給油後乗り出して気が付くのは
ペダルレイアウトの最悪な事

普通で言うブレーキとアクセルの間にクラッチとブレーキとアクセルがある感じ
おもいっきし右寄り、そして左はホイールハウス
終始右寄りで乗ることになる

ジュリアも結構なオフセットだと思ってたが、あんなのほぼ真っすぐやん!
って126に乗ると思いなおす(笑)
そしてアクセルペダルの小さい事、何度探したやら
当然慣れないのでヒール&トゥ的なのは出来ないしやらない

これの真逆がRF
乗ってすぐヒール&トゥが理想的にスパッと決まった

だから126よりRFの方が良い!ってならないところがクルマの面白いところ



比較的広めで見通しの良い道を10kmものらないで終了

126のコーナリング性能や、加速のうんぬんってところを語る次元ではなく
町内を散歩しただけだが
間違いなく感じたのは「知らないのを知るのは面白い」

全てが違和感、それを理解しようとする、馴染もうとするって事も運転の1つだと思う
慣れたのの手足の様なのとは違うギクシャクが楽しいと同時にずっとジュリアと比較していた
僕の中の車の基準はアクセラでもRFでもなく2000GTVでした



今回一番感じたのはこの126、非常に世間受けが良いって事

家人や職場のスタッフにも好評、特に色が良いと言われたのは
ド派手なジュリアせいだと思うが、僕もこの126の色は凄く気に入ってる

また車を知らない普通の方にもお洒落だとか、写真を撮りたいとか
可愛いなんて声を少ししか出してないのに結構聞いた(公園の駐車場に乗って行ったせいもあるが)



空冷2気筒600ccに慣れ親しんでは無いのに
乗ると懐かしさを感じるのは、シンプルなデザインと牧歌な音のせいだろう

狭いはずなのにこれで十分と思わせる今に無いデザインの良さ
職業柄的にもこうゆうのを乗って洒落るべきかもしれない(大笑)



もう少し乗らないとわからないが、人気なのも少し理解出来た

そしてこの個体がとても程度の良く、フルオリジナルの良さは見ても楽しめた
モディファイも否定はしないが、これはこのまま楽しむのが良いような気がする

今年はこれに乗ってイタジョブ会場入りするので、藤橋までの山道ドライブを楽しんで
もう少しフィアット126を理解出来るのが楽しみだ。




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