つぶやき・のおと

のんびり・ぼちぼち・気ままに・ふぅ~

残響は長さが問題ぢゃなかったのね~~

2009年06月08日 | 音楽・演奏とか
今日は横浜教室でした。

でもって、終了後すぐにみなとみらい小ホールに移動して、コンサートのお手伝い。

今日の出し物は「漆原啓子さんとデヴィッド・コレヴァーさんのデュオリサイタル」

私は、下手ドア前に待機して、ステージ入退場する2人を通す係。
他に、譜面台の出し入れと終演時にCD販売の影マイクも。全部その場対応でやってます(笑)。



コンサートはとても素晴らしいものでした。

ヴァイオリンの漆原さんは言うまでもなく、ピアノのコレヴァーさんがまた素晴らしいピアノを弾いていました。

元々ピアニストで、先日もソロコンサート、今日も2曲ほどピアノソロを披露しましたが、伴奏になるとガラッと音色が変わり、ソフトで、しかもヴァイオリンをしっかりと引き立たせる。更に出るところは出るといった多彩な音色を使って実に心地よい伴奏をしていたのでした。

当然その2人のデュオは素晴らしく、
ああ、客席(生)で聴きて~!!! と何度思ったことか。。。(私はモニター用のモノラルスピーカーから聞いておりました)


で、

実はこのホール、残響がものすごく長いんです。
今検索したら http://www.yaf.or.jp/mmh/about/small.html 満席時・残響1.6秒とありましたが、空席時には軽く2秒以上残っていました。

フロアマネージャー曰く、「立ち上がりがしっかりしていて、倍音が美しく響く、私は大好きなホールです」とのこと。


そこで「実はのこぎりやってるんですけど」と持ちかける。


ミュージカル・ソウもご存じで、ああどうなんだろう?と真面目に考えてくれたので、そこですかさず

「今調度持ってるんで鳴らしていいですか?」


リハが終わって、会場までのほんの5分足らずの時間、
しかものこぎりをちょっと離れたところに置いてあったので、取りに戻ったら実際に鳴らせるのはほんの30秒ほど。

しかし戻ったらステージ中央に椅子を用意してくれて、客席中央には若いスタッフが待ちかまえていました。


以前のリリスホールでは、残響がまとわりついて悪酔いしそうになったので、不安混じりに音を出してみる。



こっちの方が残響がよほど長いはずなのに、全く不快感がない!


それこそ神秘的に感じるほど気持ちよく音が繋がっていく。

ほんの少し鳴らせただけでしたが、すごく貴重な体験でした。


更にはビックリするほどしっかりとホール全体に音が響いてるので、これなら例え満席になったとしてもマイクはいらないでしょう。
そして更に、ステージマネージャーさんからも、これならピアノと一緒に出しても音の種類が違うから全く遜色なく問題ないでしょう。と、お墨付きをいただきました。

うわぁ~、やってみて~!!!


その後終わるまでに何度か、フロアマネージャーさんに「是非このホールでやってくださいよ。(今回主催の)Nさんにお願いして。」と言っていただきましたが、

「いやぁ、私もやってみたいですけど、頼んだら『そしたらあんた、何人呼べるの?』で終わっちゃいますよ~」
「ああ、Nさんならそうだね~・・・」

と、ココで会話が終わってしまいました。(苦笑)



でも、聞きたいって人が100人くらい集まったら、マジで企画してみたいですね。

ホールの価値観がちょっと変わった1日でした。


写真は、帰りに寄ったすき家にて、奮発して「うな牛特盛り」!