おめでとうアルルカン

ガリバルディキャプテン率いる「アルルカン」のライブに行って来た。
１０周年記念ライブとのこと。（まず１０年続くということが素晴らしい）

内容もとても良かった。
前半が「アコースティック・オペラ」と称して、アラビアンナイト風な世界をセリフを交えた音楽劇調にし、後半は普段通りのライブスタイル。

この楽団のまずユニークなところは、その楽器編成。
ギター、三味線、琴、フルート（２本）、パーカッション。そして、ボーカル、コーラスは曲によって上手く担当仕分けている。

曲は全てガリバルディこと沢井さんのオリジナル（ＣＤの作詞・曲には沢井表記だったのでこう書きました）。聴いてると途中不思議なコードや不思議な転調がよく入る。これも彼の個性であろうし、それはそれで面白い。
でもそれ以上にすごいなと思うのは、その独特な展開に三味線、琴がちゃんとついてきているということ。

そもそもは今回正式にメンバーになったLeeさんと、その昔某オーディションで知り合ったのがきっかけ。彼はフルート担当で、その腕前は一級品。
またそのご縁でガリバルディさん、琴のmakoさんと４人で某イベントのための１度限りのライブ結成をさせていただいたことがある。楽しく良い思い出です。ありがとう。
しかし今回のライブでは、他の全員もみんな良い音を出していた。アルルカンの仲の良さ、結束の堅さを表しているようだ。
ガリバルディキャプテン（本人は「艦長」と言っていたが「船長」の方が響きが良いと思うんだけど）の周りのもの全てを置き去りにして何処かへ進んでしまうＭＣ（笑）も慣れれば楽しいし、メンバー船員がそれを含めて彼を愛しサポートしているのがよくわかってとても気持ちよかった。

さて、最初にやった「アコースティック・オペラ」だが、ライブを始めるに当たって「配役が複雑で分かり難い」という前置きをしていたが、あれはそうではない。ストーリーと構成が悪いのだ。あえて断言してしまいますが。
楽曲はどれも良くできていて、メンバーもあれだけ協力的にまとまっているんだから今一度全体を見直して作り直して欲しい。何度でも公演できる素晴らしい内容（素材）なだけに現状ではもったいない。

なにはともあれ、今回で結構ファンになりましたので（なんか日本語変）、今後の活躍にも期待しているところです。
１５年、２０年と益々の活躍を楽しみにする次第です。


余談ですが、「中野弁天」でのライブでしたが（このライブハウスも良い）、JR中野駅からテクテク歩いて行きました。
JR中野からの商店街の切れ目の裏路地に「らいおんカレー」という小さなカレー屋さんがあってそこに立ち寄っていったんですが、私的にはかなりおすすめな店でした。インド人（であろう）のマスターで舌には優しい辛さなんですが、香辛料が複雑に多く、もの凄い汗が出ました。チキンカレー（４００円）でルーがたっぷり。ミニナンを追加注文してしっかり最後までいただきました。安くて美味くて満腹。ああ、近所にあったらな～。。。


ともかく、ステキな晩でした。