温泉大好き

趣味で ”うたごえ・喫茶”を行っています。
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四季つれづれ

2006年11月19日 06時16分45秒 | 友から・友へ
また、田村さんの記事が載りました。

侮れない観天望気

 高校時代、山岳部だった私は雲に興味を持った。なぜなら雲の種類により、ある程度天気が予想できるからだ。毎日教室の窓から空を見上げては自分なりの天気予報を出していた。今でも、外に出るとまず雲を見るのが習慣になっている。

 春や秋、移動性高気圧と低気圧が次々にやって来る場合、天候も交互に変わるので、雲の形(十種雲形)を覚えておくと予想がつく。

 たいがい、天気が崩れる場合、高い雲から現れ、次第に低い雲に変わって行き、やがて雨となる。絹雲・絹積雲・絹層雲・高積雲・高層雲・乱層雲、こんな順番で。

 今年の秋山では遭難が相次いだが、なぜあんな日に行動したのか疑問に思った。秋と春は崩れると真冬並になるので、装備が充分でないと体温が下がり遭難する。私たちのパーティーも、天候悪化のため、二度ほど停滞したことがある。

 昔の人は、天気予報などなかったから、農作業をしたり、漁に出る場合など、雲や夕焼け、風や虹などの自然現象から天気を予測した。このことを「観天望気」と呼んでいる。地方によって驚くほどさまざまなことわざが残っている。

 「夕焼けの翌日は晴れる。」「朝焼けは天候の崩れる前兆。」「星がしげくまばたくと風が強くなる。」・・・。もっと紹介したいが、きりがないからこれくらいにしておくが、なかなかどれも興味深く、先人たちの観察眼や知恵に驚く。

 今では、テレビをつければ、1週間分の予報が見られる。また、インターネットで検索すると、市や町単位でも見ることが出きる。こうなると、ますます空を見上げて雲を観察する、なんてことはしなくなる。

 長い長い間、人間は自然と共存してきた。季節の変化や明日の天候を、目や肌で感じ、それをもとにどう行動すべきか自ら判断してきた。今では情報があふれ、考えなくても、お手軽に何でもわかったような気分になってしまう。自然から学んだ人間の知恵が風化する。もったいないことだ。

フォトは、田村さんが撮ったものです。「渡良瀬川の土手と高積雲」

 まだ、こちらは降っていません。

hitomiさんの頃も、パンツ脱がしまであったのですか!
それでも乗り越えていかないとね。コメントをありがとう!!!