さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

久々智(くくち) ≪古代珍姓≫

2010年04月03日 17時28分28秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名


   
【久々智 (くくち)】

 

麹智とも書く。

大彦命(おおひこのみこと)の後裔。阿倍氏族。

発祥は摂津国河辺(かわべ)郡久久知で、今の兵庫県

尼崎市久々知にあたる。クク・チとは、水がクク・ル(潜る)

ことに由来する、砂地のようなところ。

 

倭名類聚抄』の菊池の項に

「久々知」とあってククチと読んでいたことが知られ、

『新撰姓氏録』摂津皇別

「久々智。同上(阿倍朝臣同祖。大彦命之後也)」とある。

後世、肥後国よりおこった菊池氏は、この久々智氏のこと

との説がある。

 

ククチと読んでいたことから、『魏志倭人伝』で邪馬台国

と対立抗争していた狗奴国国王の狗古智卑狗 (くこちひく)

は菊池彦(きくちひこ)ではないかとみるムキもある。

 

 

 

 

  『日本家系・系図大辞典』 奥富敬之:著
  『姓氏・家系・家紋の調べ方』 『難姓・難地名字典』 丹羽基二:著

 

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