さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

御炊(みかしき)≪古代珍姓由来≫

2013年01月17日 13時38分00秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名

  御炊(みかしき)


≪炊・爨(かし・かしぎ)≫

かしぎ・爨・カシワ(柏)。カシギの原型がカシ(炊)である。

カシグ・・・葉などに包み、湯に入れて蒸すことをいう。
      その葉がカシワ・カサノハであり、
      カサが椀・椀の蓋などの意になった。

カシギ・・・炊事・食物を作ること。
      山村・漁村で、これに当たる若者・少年をカシギという。


≪カシギは山小屋・船舶の炊事役≫

カシギは山神や舟玉様の奉仕者となるがゆえに、舟が遭難
してもカシギだけは不思議にも死を免れると信じていた。

飯櫃の蓋をとり、右手に蓋、その真ん中に左手の杓子で、
飯粒をのせ供える。この役をまた「飯を食おう」ということを、
「マエロ(参ろう)」というゆえ、「マイロシ」ともいう。
 

≪カシギは火の神と縁が深い≫

カシギの少年は、心の汚れのない純真な徒が食物をつかさどり、
火を神聖に保つ資格ありとされたのである。こうして神に初物を
献じるために、神に愛され身に降りかかる危難を免れている。

すなわち、カシキは神に仕え神を祀るもので、これにあずかる者が、
神意を得るために行う歌舞が、「殊舞」である。

【殊舞(たつつまい)】
   起ったりしゃがんだりして舞うゆえというが、家の精霊を小人
   (こびと)としていた時代――今のザシキワラシにあたる――
   の侏儒舞(ヒキウドマイ)の古いもので室寿(むろほ)ぎの折、
   家長の祝福のために小さいものが舞い出たこと・小人舞・
   「顕宋紀」である。

   この歌舞は、風を呼ぶ神技と後々にはなり、カシキは
   風を呼ぶ呪法になっている。

 



  『日本民族語大辞典』石上堅:著

 

 

苗字いろは歌 (伊) 古代珍姓珍釈篇

 

 

 

 

 

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