最大の映画の祭典「アカデミー賞」の季節がまもなくやってくるが、アカデミー賞と同じタイミングで発表される賞に「ラジー賞」なるものがある。正式には「ゴールデン・ラズベリー賞」と言い、その年最低の映画を決定する映画賞である。このラジー賞の主演男優賞候補としてジョージ・W・ブッシュ大統領が「華氏911」からノミネートされた。他にも新国務長官のライス補佐官は助演女優賞、ラムズフェルド国防長官は助演男優賞の候補にもそれぞれノミネートされた。
もちろんブッシュ大統領はこの映画のために演技したものではないが、「大統領」そのものを演じようとする「大根振り」が評価されたのかもしれない。大統領には世界の経済と安全保障を支配するアメリカのリーダーでありスーパーマンのような資質が必要だとイメージされがちだが、実際には様々なスタッフやアドバイザーがいて、周りが優秀であれば大統領はそれに乗っかって、つまり演じていればよいのだろう。
まともなスクリーンの内側でもキューバ危機を描いた「13デイズ」では主演のケビン・コスナーがケネディー大統領の補佐官を演じたが、どうしても立場上大統領の方が目立ってしまう。「インディペンデンスデイ」でも大統領が出てくるが、格好よすぎる。良くも悪くも大統領はアメリカの主役なのである。
今年はブッシュ大統領がどのような名演技を見せてくれるのか、楽しみではあるが恐くもある。
米ワースト映画選ぶラジー賞、主演男優賞にブッシュ氏らノミネート (ロイター) - goo ニュース
もちろんブッシュ大統領はこの映画のために演技したものではないが、「大統領」そのものを演じようとする「大根振り」が評価されたのかもしれない。大統領には世界の経済と安全保障を支配するアメリカのリーダーでありスーパーマンのような資質が必要だとイメージされがちだが、実際には様々なスタッフやアドバイザーがいて、周りが優秀であれば大統領はそれに乗っかって、つまり演じていればよいのだろう。
まともなスクリーンの内側でもキューバ危機を描いた「13デイズ」では主演のケビン・コスナーがケネディー大統領の補佐官を演じたが、どうしても立場上大統領の方が目立ってしまう。「インディペンデンスデイ」でも大統領が出てくるが、格好よすぎる。良くも悪くも大統領はアメリカの主役なのである。
今年はブッシュ大統領がどのような名演技を見せてくれるのか、楽しみではあるが恐くもある。
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