ゆのひらんおばちゃん Part3

創業70年の土産屋を 2023年3月末で閉めました。『夫婦で余生を どう生きるか』を模索していきます。

なんじゃ~ これ

2023-04-25 | 

竹尺の次は これです。



左のカーブした竹製のものも 物差しで、ちゃんと目盛りがあります。

たぶん 和服を縫う時、曲線の型紙を作るときに使うのだと思います 思います。たぶん。




右の棒は 長さ的には杖です。
『朝鮮神宮 参拝記念』と彫ってあります。斜めから光を当てると 字が見えます。



朝鮮神宮・・・?

朝鮮神宮は 日本の統治下にあった 1920年(大正8年)に天照大神と明治天皇を祭神とする『朝鮮神社』が作られ、6年後に『朝鮮神宮』に改称されたとか。

第二次世界大戦の敗戦に伴い、1945年に廃社となりました。今は繁華街です。

当時の絵はがきです。


その昔 祖父か、伯父か、父が参拝した時に求めたものでしょうか?

皆 いなくなって この杖のことを知る人がいないのが残念です。

物差し 竹尺

2023-04-25 | 

片付けていると 出るわ 出るわ 物差し いろいろ。すべて竹製です。

 
四種類14本もあります。
 
 
 
 
なに? なに?このサイズ?
 
裏返して 少しわかりました。

 
●一番左の4本は1メートルの 物差し。父の字で『昭和 参拾参年 湯平小学校婦人学級』の字が見えます。
 
 
 
●次の3本は『ヤール幅(91センチ)』の物差し。ヤール幅とは洋服生地の幅のことだそうです。祖父母が昭和16年に建てた 貸間旅館『山泉荘』の字が見えます。なんと98年物です。あと2年で1世紀。
 
 
 
●次の4本のひとつに『鯨尺二尺 75センチ』と書いてあります。うち2本は「高橋 弘〇様」から内祝いで いただいたようです。お返しの品が 竹尺の時代があったのですね。尺貫法で普通なら 一尺は 約30センチだから 二尺は約60センチのはずだけど 写真の物は75センチ。調べたら 鯨尺の1尺は約38センチだそうです。もう わけわかりません。
 
 
 
●右端の短いのは50センチ物差し。
 
 
昔 店の2階で お針子さんが着物や洋服や布団の縫い物をしていたそうです。裁縫教室や編み物教室も催していたそうです。その時に使っていたのでしょう。
 
 
時は流れ メジャーとプラスチックの定規が多くなりましたが 竹尺もなかなか捨てがたいものがあります。