にゃんこ徒然草

にゃんこ周りの出来事を綴ります
☆ねこ★交通事故体験☆ラプもの★など☆

地震の日

2010年01月16日 | つれづれ
今年もまた、あの恐怖の日がやってきます。

  1月17日午前5時46分



その日の朝は異常なくらい静かだった。
いつもなら夜明け前から鳴いているスズメたちが全く声を発しない。
目は5分以上前から冴えきっている。
妙な胸騒ぎがしていた。
と、足元の向こうから恐ろしく大きななにかを引きずるような音。
「! 地震や!」
慌てて一緒に寝ていたコロちゃんを抱いて敷布団の下に潜り込み、四つん這いになる。
人間の本能ってすごい。
次の瞬間、ドン!
何十センチも中に浮いたような感覚、続いて縦とも横とも判断つかない揺れが来た。
掛敷2枚の布団を隔てて、背中にテレビや家具がバタバタと倒れてくる。
不思議と痛みは感じなかった。必死だったからかも。
長い長い揺れがようやく収まった時、にゃんこの身体は硬直して、すぐには立てなかった。



今思い出しても、本当に恐ろしい体験でした。
にゃんこは大阪市ですが、震源地とは直線数十キロの港町、道路を隔てた前は最近川を埋め立てたばかり。ダイレクトに揺れがきたのも当然です。
にゃんこ家は古い家屋だったので、瓦が滑落、土壁がパネルのように外れていました。
幸い、数年前ににゃんこパパの介護のため、今で言うバリアフリー改築を行っていたおかげで柱がしっかりしていて倒壊は免れました。
この地震で友達が何人も亡くなったり大怪我をしたり。大切な親友も天に召されました。
この日が来るたび、親友や友達とのエピソードを思い出して切なくなります。
にゃんこってバカなんだろうか、15年経った今でも昨日のことのように思い出してしまって、ふと泣いてしまう。いつまでたっても昇華できないの、やっぱりバカなんでしょうね。
毎年思い出さないように努力?してるんですが、今年は節目ということもあり、特番が多くて。テレビで特集番組を見ると、また怖くなります。
あの頃、にゃんこよりずっと小さかった子供たちが、前を向いて頑張ってるのに、大人ってダメですねぇ~。

明日はいろんなイベントがあるみたいです。
にゃんこもまた、大切な友人たちを追悼しようと思います。


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