今年も実りの季節がやってきた。
去年、初めて実をつけてくれた枇杷が今年はたわわに…。
うちの枇杷はかなり大振りでジューシー。
なんたってカラスが太鼓判を押す美味しさだ。
だから厄介なんだ。
まだ実が青いうちから、カラスが偵察に来ているのを見た。
塀の上にやってきては枇杷の実を見上げて、
「ククク…いいねえ、いいねえ。今年はたんまりいただきよ!」
と呟いていたのを私はちゃんと知っている。
そこで、DIY店に行き、鳥よけネットを買ってきたのだ。が、
もはや大木になりつつある枇杷の木にネットをうまくかぶせる
ことは不可能とわかった。(←遅いだろ。)
ハシゴをかけたところで四方にひろがった枝を覆うなど無理!
広げてしまったネットを手に途方にくれるばかり。
その次の日だ。駐車場にまだ青い枇杷の実が無残に
もぎり取られ、捨てられているのを発見。
これは明らかにカラスの仕業だ。
私がネットをかけようとしているのを知って、あざ笑うかのよう
に実を落としていったにちがいない。
「ムダな努力だね、ケッ!」と言っていたにちがいない。
そう思うと、なんともニクタラシイ。
あの美味しい実をみすみすカラスに食べられるのは非常に
シャクだ。
そこで、効果の程はわからないがマイナスイオンを出すリボン
とやらをつけてみた。
高々と宣戦布告のしるし。
「ニャロメ!カラスめ!」
数箇所の枝にリボンを巻いてみた。
さて、これをつけて1週間ほどになるが、
どうしたことかカラスは遠巻きにはするが、やってこない。
去年を思い出してみると…確か色づいたと思ったら、既に
かなり食べられてしまっていたよなあ。
「本当に効果があるんだろうか?」といまだに半信半疑。
しかも、このリボンは他の鳥は意に介さないらしく、ヒヨドリ、
シジュウカラ、スズメといった常連さんはちゃんとやって来る。
アゲハ蝶もぜんぜん平気。
まったく不思議な黄色いリボン。
これからどんどん熟していくわけだから、それでもカラスが
来ないとなったら、たいしたものだ。
と、ちょっとその効果が楽しみ。
こちらは初生りのナツグミ→
赤い実が風に揺れるのを
眺めているだけで
気持ちが和む。
そして、サイフリボクの実↓
実りの季節が訪れる
嬉しさ。
カラス対策も成功しそうだし、
今年はなおさら穏やかに
過ごせそうじゃないか。
カラスもなあ、ちょっとくらいならごしょうばんに与らせて
やってもいいんだが、図々し過ぎるんだ。
「『おひとりさま、一点かぎり』て、リボンに書いておいたら
どう?賢いからわかるかもよ。」
とは、連れ合いの弁。
さて、黄色いリボンの効果のほどはいかがなりますか。
↑クーもそろそろ夏のポーズになってきた。