昨日、所用があって銀座に出かけたのだが、平日だというのに、
ワンサカと人が歩いている。
特に、4丁目の交差点から新橋方面に向かう銀座通りは
ナンダコリャ!という人の波だ。
ニュースでも流れていたH&M現象だった。
なんと、店に入るために行列ができているではないか!
中を覗いてみると蟻の巣のようにウジャウジャと人がいる。
正直、私は身震いしてしまった。(集合体に弱いので…)
なんでもH&Mは、72時間で世界中のすべての店舗に
新商品が届くというシステムを開発したらしい。
だから、とにかく新しい商品が次々と店頭に並び、消えていく
というわけだ。
新しいモノを買え、買え!と。流行遅れは敵だ!
ここまできたらファッションはファッショだね。
というようよりも、私には日用品や食品の部類に感じられる。
『ファッション』という名称には、もっと時代の感覚があった
と思うからだ。
まるで女剣劇と見紛うような化粧の若い女性たちが、
「学校、いつからだっけ~?」などと話しながら並んでいるのを
見ても、もうギョッともしなくなった自分に、今の時代を感じる
けれど…。
突然ですが、京都の龍安寺へ
ワープ。
先週、家人が京都に遊んだ折
に撮ってきたつくばいの写真。
『吾唯足知』の『口』部分に水が湛えられている。
今年の
水戸の偕楽園のもの。
Torahikoさんがコメントで京都の龍安寺
に同デザインのものがありますよ、と
教えてくださったのですが、アリマシタ!ね。
半年ほどの間に、2ヶ所でこのデザインに遭遇するとは…
よほど「足るを知れ~~っ!」という思し召しであろうか。
この写真、龍安寺の
近くにある金閣寺の
屋根の鳳凰だが、
(家人が撮ってきた)
よく見るとおもしろい。
人間染みた顔をしているんだなあ。
なんか小泉元首相に似ているようで、笑ってしまった。
派手なパフォーマンスがなかなかいいではないか。
「みなのもの、足るを知れ~~っ!」 キラキラーンと
鬨を挙げているんだな、きっと。
しかし、この顔、どう見ても足るを知らない顔だと思うよ。
※鳳凰の写真は是非クリックしてみてください。