デザイナーの色メガネ

写真付きで日記や趣味を書く

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予期せぬ出会い

2008-07-21 23:46:23 | 旅行記

035

前回の北海道の続きを、やっとアップ。

珍しく体調を崩したり、PCの不具合があったりと、予期せぬ

ことが重なってしまった。

しかし、考えてみれば予期せぬことが起こるのは当たり前。

予期しているつもりになっている、というよりは、漠然と

同じような日がやってくるだろうと思っている自分がオカシイ。

ということで、釣リ場近くに現れたキタキツネとの予期せぬ

出会いの写真から続けたい。

実際に野生のキタキツネに会えるとは思っていなかった。

M氏の話によると、このキツネくんはケガをしていて、

狩りができないらしいんだ、とのこと。

そこで、釣り場に人が入ると、魚を分けてもらおうと

どこからともなくやって来るらしい。

031 はい!本日の収穫を蕗の葉に

のせて、と。

なかなかのご馳走ではないか。

M氏は釣った魚は殆ど川へ戻し、

キツネくんにこうして少し置いて帰るのが習慣だ。

遠くでしっかりと我々の様子を伺っていたキツネくん。

038 037_2

やってきた!

ずいぶん痩せている。

あっ!私たちを意識

しながらも、しっかり魚をくわえた。

よかったなあ、と一同、ほっとする。

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と、走る、走る!

安全な場所へ

運んでいくのだろう。

落とすなよ~!

人間に少なからず依存して生きていかねばならないせいか、

このキツネの表情はどこか街の野良猫に似ている。

哀しい、胸が痛むような表情だ。

今の瞬間を生きる彼らは、どんなことがあっても自殺など

しない。できない。

ひたすら生きようとするのだ。

それが人間から見ると、哀しいのだ。

_asc2565 さて、次なる出会いは、

エゾシカ。

こちらも走る、走る!

彼らは走れなければ

生きていけないんだものなあ。

_asc2569

おっと、こちらを見ている。

あの黒い眼に私たちはどんな

ふうに映っているんだろう。

ところで、今回、熊との予期せぬ

出会いはなかったが、

M氏は3度ばかり熊と遭遇したそうだ。

しかもバッタリ、至近距離でお見合いしたこともあるらしい。

そういう場合どうするのか、と聞くと、

絶対、逃げないこと。

逃げると追いかけるのが動物。背中を見せるなどトンデモナイ!

目を離してはいけない。

じっと睨んだまま立っているべし。

いやあ、それはすごい度胸だなあ、と感心したのだが、

M氏の場合、逃げるもなにも、金縛りのようになって動けなく

なり、目も見開いたままになってしまった…のが良かったらしい。

しばらくの間睨みあって、(というか、M氏は固まっていただけ)、

熊は去っていったそうだ。

固まっているとは知らず、熊のほうは「オヌシ、ヤルナ!」

と誤解したんだね。

いやいや、私は大型犬に追われた経験があるから、獣相手の

その恐怖感は分かりすぎるほどわかる。

あのマッタナシの容赦なさかげんといったら!

動物の辞書に『容赦』という文字はない、と肝に銘じたものだ。

ましてや熊との予期せぬ出会いなど…

ああ、なくてヨカッタ!

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……………………………………

おことわり:走るキツネとエゾシカの

写真は、同行したカメラマン

K氏が撮影したものです。

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A RIVER RUNS…

2008-07-06 09:58:31 | 旅行記

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雄大に流れる川の夜明け。

川好きの私にとっては夢のような風景…

ところで、この川はなんという川でしょうか?

(この写真でわかる方がいたら、ヘンな人です。)

Img_7645

では、この湖は?

←ここで「わかった!」という

方は、物知りです。

摩周湖です。

先週の金曜日より仕事で

梅雨のない北海道にしばらく滞在していました。

川釣りの写真撮影が重要な仕事でもあったので、夜明けと

ともに出かけては美しき天然にどっぷりと浸って、心の洗濯

をゴシゴシしてきたのであります。

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川の源流の写真がこれ→

『リバー・ランズ・スルー・イット』

を彷彿とさせるような…

釧路川です。

フライ・フィッシングを楽しんで

いるのは…もしや、ブラピ!

ではなく、今回の

仕事の依頼主であります。

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摩周湖のある国立公園内に

広大な敷地を所有されており、

フィッシング好きのための

宿泊施設を始めよう、ということで、そのパンフレット

やらなにやらを制作するのが、私のオシゴト。

同行者はオーナーの知人(古くからの私の知り合いでもある)

O氏とカメラマンK氏。

私を加えて後期中年3人組。

3人ともにサラリーマンではない。つまり自分の裁量で長年

なんとかやってきた輩だから、自由時間ともなるとてんでに

はしゃぎまくる。(そういう行動が身についている)

一番上の写真、向こうに広がるのは屈斜路湖。

ここから流れ出た釧路川は釧路湿原を潤し、海へ出る。

さて、摩周湖近くにあるオーナーの館は森の中。

大きな窓を開け、森に向かって大音響で音楽を流すと、

たくさんの鳥たち、鹿、リス、キツネ、そしてなんと熊までが

集まってくるというではないか。

(音楽はなぜかクラシックかカンツォーネ)

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そんな話を聴きながら、大いに飲みながら…

夜が更けるという幸せ。

というわけで、次回にはキタキツネやエゾシカも登場します。

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空を飛ぶ 最終回

2007-03-20 22:18:35 | 旅行記

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これが私の『自家用操縦士技能証明書』と

『無線従事者免許証』。

左上は『アメリカの操縦士免許証』だ。

第6172号。私は日本で6172番目の

自家用操縦士となったのだ。

これがあれば、世界中どこでも飛べる!

なんとワクワクするではないか!

とカッコよくここで終りにしたいところだが、

大嘘つき野郎のアトシマツを書かないわけに

はいかない…と思うので…、

さて、帰国した私は職場にどう報告しようかと

思案したが、こうなったら出たとこ勝負!

(自分でこうなるようにしたクセに、思案する

のが面倒になってきたわけだ)

突然出社しよう、と決心。

朝、みんなへの土産を抱えて出社した。

「おお、久しぶりだなあ、まだ会社があるじゃ

ないか!」

と浦島太郎気分でエレベータに乗った途端、

なんと上司とバッタリ鉢合わせ。

上司:「……!!……??」

と目を剥いて絶句している。

私:「ただいま帰りました!ご心配をおかけ

して申し訳ありませんでした!」

上司:「……!!Yくんじゃないか!!」

(ちょっと蒼ざめ、後ずさりしてエレベータの壁

に貼り付いていらっしゃる)

私:「はい!Yです!」

(やけに元気に返事をした記憶が…)

上司:「ああ~、驚いたあ!お化けかと思っ

たじゃないか!しかし、突然帰ってくるなあ」

とまあ、行方不明の私はもうこの世にはいな

と思われていたらしい。

少し落ち着いてきた上司はシゲシゲと私を

上から下まで眺めている。

「足はついているって!!」

そして、私の肩をゴンゴンとたたくと、

「いやあ、逞しくなったなあ~」

と言われた。

それから私を従えて部屋へ入るや、

「みんな~!Yくんが帰ってきたよお!」

みんな一様にギョッとしたが、歓迎してくれた。

そして土産などを配ると、口々に

「たいへんだったね、土産なんていいのに」

と言ってくれたりする。

「ううう…なんていい人たちなんだ…」

しかも、置き引きにあった後、さぞヒドイ目に

あったのだろうと同情してくれているらしく、

詳しくは私に聞こうとしないでいてくれるのだ。

助かったのなんのって…。

こうして私は歓迎ムードの中で職場復帰を果た

したのだ。

Img_4009 ←これは思い出の

メモの数々。

操縦の手順やら、

フライト計画やら、

必死に挑戦していた私の証しだ。

この無謀ともいえる体験は、『根拠のない自信を

根拠のある自信に変えていける』ことを教えて

くれた。そして、私はけっこうシブトクなった。

この思い出話を整理していて見つけたのだが、

Koukuu1 Koukuu2

小学生のころに買った切手。

(実は私は切手が好き)

飛行機に憧れていた私が、おこずかいで買った

『航空50周年記念』の切手だ。

同封されていた説明書を先日、初めて読んだ。

<明治43年12月19日東京代々木練兵場に

おいて徳川好敏、日野熊蔵の両大尉が、日本

における飛行機により最初の飛行に成功して

から本年は満50年にあたる…>

とあった。

奇しくも12月19日は私の誕生日ではないか!

私は生まれながらに飛行機に呼ばれていた

のかもしれないなあ、と感慨深かった。

さて、今回でこの「空を飛ぶ」は終ります。

楽しいコメントを寄せてくださった皆様、また

バカバカしい話を少しでも読んでくださった

方々、いま一度お礼申し上げます。

ありがとうございました。

この旅行で味をしめた私は2年後、今度は

『オーストラリア直線道路ぶっとばし旅行』を

決行したのです!

「ええかげんにせい!」という声が…。

では、また。

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空を飛ぶ 完結編ー3

2007-03-11 14:45:21 | 旅行記

Photo_44 このロビー。

シエラ航空学校の

かつての玄関ロビーだ。

私にとってこの景色

はまったく切ないほど懐かしい。

実技訓練の順番を待つとき、飛行を終えて戻っ

てきたとき、アパートへ帰るバスを待つとき、

ひとりぽつんとあのソファに座っていたものだ。

人の迷惑顧みずやってきたアメリカで、私は

とうとう目標だった操縦免許を取得した。

ただひとりの日本人教官が私に言うことには、

「諦めて帰るヤツが殆どだ。」そうだった。

確かにけっこう過酷な体験だった。

よく勉強した。よく遊んだ。危険な目に遭った。

私をここまでさせたのは、もちろん子供のころ

からの「空を飛びたい」という夢であったが、

自分を確かめたい!という気持ちがあった

と思う。

広告代理店の制作室での仕事にはある程度

慣れたが、それが自分の本来やりたかった仕事

なのか、と悩んでいた時期でもあったのだ。

理想はある、が、自信はない。

『自分で最初から最後までやった!』

という手ごたえが欲しかったのだ。

だから、なにがなんでも免許を取らねばならな

かった。

免許証は後日、日本へ郵送ということだった

ので、私はついに帰国を決意。

見慣れたサン・フランシスコ空港から日本へと

飛び立つ時は、万感の思いがこみ上げてきた。

(よくぞ、無事だった…)

さて、帰国途上でラッキーなことがあった。

直行便だったのだが、航空会社のミスだか

なんだか…でハワイへ立ち寄ることに。

しかもホテルで一泊、のオマケ付き。

「オオ!ハワイ見物もできるのか!ホテル泊

とは、そりゃまたゴージャスな。」

どうせ行方不明なのだから、ここで一日くらい

急いだところで仕方ないし…と喜ぶ私。

Photo_40 右写真はワイキキの浜辺。

夕暮れ時だったと思

うが、自分の影を

記念に撮った。

この写真が私の3ヶ

月を超える冒険旅行

の最後の一枚だ。

楽しかったあ!!

そして日本に帰りたくなかった。

さて、このロングロングストーリーも次回が

最終回となります。

行方不明者が突如帰還した…そのとき

みんなは?!

で締めくくりたいと思いますので、最後まで

お付き合いください。

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空を飛ぶ 完結編ー2

2007-03-06 00:41:02 | 旅行記

Img_4023

私は実技試験の合格通知を待ちながら

オークランド近郊を散策しまくった。

当時BART 呼ばる最新の無人電車が

開通したてのホヤホヤで、おもしろがって乗っ

てみた。

Psd

←これがオークランド駅。

サン・フランシスコ湾の下を

貫いているこのBARTの車内はつり革はなく、

床には絨緞が敷かれていた。

東京の狭い銀座線や丸の内線と大違い!

しかし料金が高かったので、どちらかというと

バスに乗ることが多かったが…。

さて、その日もブラブラを楽しみながらバスに

乗っていた。

バスの窓からおもしろそうな景色が見えたら

降りて歩き回る、というのを楽しんでいたわけ

だ。(いい気なもんだった…)

おっ!なんだあれは?!

まるでサンタフェの街のような色とりどりの

家並に目を奪われた。

もちろん、下車。

パステル調のオレンジやブルー、グリーンで

塗られた家々が、午後の日に映えて不思議

な雰囲気を醸し出していた。

吸い寄せられるように私は家並の方へと歩い

て行き、グランドというか広場へとゲートを開

けて入っていった。

グランドの向こうにカラフルな家の壁が並ん

でいたからだ。

写真を撮ろうとカメラをかまえた時、なにかが

遠くの方から私の方へ向かって一直線に

走ってきているのに気付いた。

なんだ…?あれ…?

その黒い一点はみるみる近づいてきた!

なんと大きなジャーマン・シェパードが侵入者

(つまり、私)を目がけて物凄いスピードで襲

いかかろうと走ってきているではないか!!

ゲ、ゲーッ!!

咄嗟にゲートの方へ走りかけたが、とても逃げ

きれる距離ではなかった。

しかも気付かなかったが、グランドは3メートル

を超える高さのフェンスで囲まれていたのだっ

た。

(要するに私は檻の中でシェパードと対戦する

破目に…コロッセウムみたいじゃないか!)

そのシェパードのスピードときたら!!

恐怖でひきつりながら私は最短距離のフェン

スへ向かって死に物狂いで走った。

思いっきりジャンプをしてフェンスに飛びつく!

シェパードの息がもう真後ろで聞こえたが、

振り向いているヒマなどない。フェンスにかき

つきよじ登り、てっぺんに手をかけるや懸垂

で身体をひきあげて、反対側へ落ちた…!

「ウオォーン!!」と吠えながらシェパードも

フェンスに飛びついてきた。

…はあ~~、コンマ1秒でも遅かったら…

私の尻の肉片は彼に喰いちぎられていただ

ろう。

全身の力も気力も抜けて、私は地べたにヘナ

ヘナとへたりこんだ。

まだフェンスの向こうで彼は牙を剥いて唸り、

ぐるぐると回っていた。

なんという恐怖!私はいままで動物に襲われ

たことなどなかったが、この時、自分が獲物

になることの恐ろしさを体験したのだ。

DNAに刷り込まれた生命の危機感知アラーム

が全身に鳴り響いて、まさに心臓が破裂せん

ばかりだった!

あとからわかったことだが、そこは貧困層の

居住地区で住民以外は立ち入り禁止だった。

あのシェパードは侵入者を見つけたら、直ちに

八つ裂きにするように仕込まれていたのだろう。

なかなか任務に忠実なヤツだったのだ。

ああ、しかしここで八つ裂きにされていたら…

行方不明を装っていたのが、実話になってしま

うところだったではないか!

しばらくの間茫然と座っていた私は、気を取り

直してくると、なぜかさっきの出来事がまるで

パラパラ漫画のような映像になって浮かび、

可笑しくてゲラゲラと笑い出したのだった。

あの笑いは一種のラリパッパ状態ではなか

ったかと今は思っているのだが…。

ニューヨークでの数々の恐怖体験よりも、私

はこのコロッセウム体験の方がよほど恐ろし

かった。

つまり、腰タオル系ゴツイにいさん達も一頭

の任務に忠実なシェパードにかなわない!

ということでありました。

Img_3990 「バッカじゃない

の!その話…。

つきあってらんね、

寝よ寝よ…」

とクーが…。

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