デザイナーの色メガネ

写真付きで日記や趣味を書く

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天上の花

2008-09-25 23:37:27 | 日常の中の物語

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少し前から気にかかっていたことがある。

野良猫を見かけなくなったことだ。

それはもう、奇妙なほど見かけなくなった。

庭に来ていた常連さんたちは、1年くらいは音沙汰なし。

すぐ近くの猫好きの家では、いつもごはんが用意してあって、

三々五々に猫たちが集まってきていたのだが、そこにもいない。

少し離れた猫の溜まり場でも、一匹も見かけなくなった。

それどころか、だいたい町を歩いていても猫たちの気配がない。

想像したくはないが、猫狩りでもあったのだろうか。

おかしすぎる。

猫たちがウロウロしている町は健全だと思うのだが、どうも

それは少数意見で、分が悪いらしい。

かたやペットとして可愛がられている深窓の猫たちが増えて

いるというから、猫たちにも格差が広がっているのだろう。

一昔前を思い出してみると、飼い猫も外をふらふらしていたし、

ノラたちももちろん、ふらふらしていた。

それでいて「迷惑だ!」と問題になっていたようには思えない。

まあいえば、猫たちも並べて中流だったわけだ。

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今年は例年より、たくさんの曼珠沙華が咲いた庭。

24日の朝日新聞の夕刊に、曼珠沙華のことが書かれて

いたが、梵語では、天上に咲く花という花の名だそうだ。

庭に遊びに来ていた猫たちが、もし人間の「迷惑だ!」という

嫌猫権の犠牲になり、天上に行ってしまっているのなら、

そこでのんびり、ゆったりしてほしい。

誰もが権利を主張できる世の中になって、それは良いこと

だと多くの人は了承していたのだが、結局、強者や多数派の

権利がまかり通りやすくなったように思う。

嫌煙権などもそのひとつ。

いや、こちらは煙嫌いの私にとっては都合がいいのだが…。

という具合に、権利の主張など自分の都合でころころ変わる

といういい例ではないか。

正しい権利を正しく主張することは実に難しい。

それこそ流行の、人としての『品格』の問題ともいえる。

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難しいことはさておき、

動物が身近にいると、人間が

いかに勝手な動物であるかと

気付かせてくれる。

そんな素朴な感覚は、えてして

忘れているものだ。

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ちょっとシンミリ

2008-04-07 11:52:13 | 日常の中の物語

028

桜はもう殆ど散ってしまった。

みごとに人通りが少なくなり、静かだ。

003 庭のモッコウバラが、ぐんぐんと

ふくらみ始め、その元気さ

明るさと、散り終えて

たたずむ桜の静けさとが

対照的だ。

実はここ1ヶ月ほどの間に、近所にあった私が好きな家が

2軒も立て続けに壊されて、ちょっとシンミリしている。

どちらも慎ましい風情の家で、穏やかな庭の様子も好きだった。

家を壊す場合、大型車両が入れるようにまず、庭の木から

切り倒される。

だから、ある日突然、無惨に伐採された庭木を見て愕然と

させられるのだ。

切り口がまだ湿った木から、香りが立ちのぼっている。

事情があってのことなのだから、仕方のないことだと思うが、

いつも「淋しいなあ」と思ってしまう。

012 右写真は我が庭の

グミの花。

去年、裏木戸の近くに

苗木を植えたら

なんともう小さな花を

いっぱい咲かせている。

実がなってくれそうで、楽しみだ。

024 ←そして庭の女王。

サイフリボクが、今年も

雪のように美しい。

あの壊された家の人

たちも、毎年こうやって

庭に咲く花を楽しんでいらしたにちがいない。

先日、前を通りかかるとショベルカーが入り、バリバリと

家を解体していた。

半分壊された家の向こうに裏庭があった。

花桃だろうか、私にはよくわからないが鮮やかな桃色の

花が今を盛りと咲いていたので、しばらく眺めていたが、

なかなか立ち去り難い光景だった。

今はもう「売り地」と書かれた大きな看板が立って

いる。

あの鮮やかな桃色の花の木もない。

Img_7117 ヒヤシンズが、隅に残って

いたので、記念に撮影

させてもらった。

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あるひあひるが…

2008-03-25 18:51:18 | 日常の中の物語

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はるのあるひのひるあひるがひるねをしていると…、

……谷川俊太郎さんを真似てみました、と言いたいが、

やっぱりリズムがいまひとつだな。

とまあ、いつも散歩をしている川にほんとうに一羽のあひる

いた。

ちらっと白いかたまりが見えたときは、スーパーの袋が捨てて

あるのかと思ったのだが、もぞもぞと動いている。

ペットとして飼われていたのを捨てられたのか、幼稚園などで

飼われていたのを飛び出してきたのか。

Img_7075 Img_7055

Img_7060

呑気に羽づくろい。

気持ち良さそうなので、しばし眺めていたが、実は以前にも

野川に4羽のあひるが暮らしていたことがあったのだ。

通る度に「元気かな?」と気にしていたのだが、半年くらい

経ったころか1羽がいなくなり、また1羽がいなくなり…と

1ヶ月の間くらいに4羽とも姿を消してしまったのだ。

野犬にやられた。食用として捕獲された。ピータン用に

採卵するため連れて行かれたなどなど、あまりいい噂は

耳にしなかったのだ。

Img_7092 こうやって鴨くんの友達

もできたようだし、この

あひるは平穏に暮らして

ほしいものだと思う。

Img_7088 と、あれ、あれ、

「な~に?このオヤジ。さっきから

じ~っとアヒルくんを眺めて。

食べようっていうんじゃないの!」

と疑いの眼差しでハト嬢が…。

「いや~、めっそうもございません。いま、たいさんいたしやす。」

Img_7089_2 「うん?ほんとうでしょうねえ」

と相当疑い深い。

さて、ぶらぶらと帰りかけると、

今度は川べりの木の上に、またもやスーパーの袋が!

Img_7099  おっと、ちがった

サギ姫さまでした。

こちらも羽づくろいの

真っ最中。

Img_7105 Img_7108

Img_7103_2

自分にうっとりされております。

Img_7100 「スーパーの袋

ですって!?

なんて失礼な!」

と睨まれた私。

まだちょっと春風

が冷たいのでしょうか、背中をまるめておられます。

「もう少し姿勢をよくされた方が、よろしいかと…」

「!!んっ、まあ~!」

などと、鳥たちの羽づくろいに気をとられて、今日の散歩は

ずいぶんと時間を費やしてしまった。

ところで家鴨はマガモを家禽化したものだそうだ。

しかし写真を眺めるにつけ、どうやってあのマガモから

アヒルに変身させたんだろうね。(変身とは言わないか。)

イノシシからブタのほうが簡単そうだが、人間も遺伝子

なんかいじくっていると、仰天するような動物になる可能性

は大いにあるんじゃないか。

はるのあるひのひるねあるいはひるの妄想。

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すみれを思う

2008-03-19 23:21:55 | 日常の中の物語

Img_7051

   

   山路来てなにやらゆかしすみれ草

私でも知っている有名な芭蕉の句。

アボガドの鉢に今年はたくさんのスミレが咲いて嬉しいなあ。

去年も写真をアップしたが、2倍くらいに増ええた感がある。

せっかくたくさん咲いてくれたことだし、と図鑑で調べてみたら、

スミレの種類の多さにびっくり。

この方たちがナニスミレさんなのか、結局わからない。

葉の形からだと「ニオイタチツボスミレ」が近いが…。

ま、いいか。

芭蕉が詠んだすみれは濃い紫のホンスミレかなあ、などと

想像しているが、なんとすみれらしい句であることよ、と感心する。

(今さら私に感心されたところで、芭蕉翁も苦笑なさるか…)

Img_7053 園芸の国イギリスでは、あまたある

花の中で、すみれは別格だと、

聞いたことがある。

別格中の別格はもちろん、

文句なしに、薔薇。

そして、ラベンダー、すみれが続くらしい。

要するに王室の方々が香水に、薬用にと使われたのだろう。

すみれが咲くと、必ず思い出す話がある。

酒好きの知人とウィスキー談義をしていたときの話。

ある時、その知人が美味いアイリッシュウィスキーを手に入れた

ので、自慢も兼ねて友人の某ホテルのバーテンダー(かなり有名

な方です)に電話をした。

すると、友人のバーテンダーが、

「ああ、そのウィスキーには飲み方があるよ。」と言う。

一体どんな飲み方なんだろうと、彼はワクワクしながら教えを

乞うたらしい。

その飲み方とは…

「目を閉じて、アイルランドの広大な野原に咲く一輪のすみれ

思い浮かべながら飲むんだよ。」

と言われたと、彼は嬉しそうに話してくれた。

「いや、しかし、こんな話は気心が知れたヤツにしかできないね。

オカシイんじゃないかと思われる。」

と私と目を合わせて二人で「くくく…」と笑ったのだ。

まさにこれぞイシュケ・バーハ(生命の水)に相応しい賛辞では

ないか!

忙しい、忙しい、とワサワサと日が過ぎていくが、ひととき

野に咲くすみれを思う。

思いながらグラスを傾ける…、これが大切。

思い描くことは自由。

ならば、豊かに描きつつ一杯を愉しむ…、これが大切。

(あれっ、どうしても最終的には飲む方へいくなあ)

Img_7043 去年の秋、農大祭りで

購入した「リカちゃん」。

すみれの仲間だと思うが、

こちらは野のすみれとは

だいぶ違った趣。

キャッキャッ、と元気に

朝っぱらから弾んで…

ちょっとウルサイ。

   

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クリスマスの記録

2007-12-25 09:25:59 | 日常の中の物語

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ブログを始めて3度目のクリスマスを迎えた。

これはたいへんな驚異だ。

来年のこの日までブログを続けていられるだろうか、

とちょっと自信がないが、とにかく3度もクリスマスを

振り返ってみられる、というのは初めての経験で、

なかなかおもしろいものだ。

というわけで、今年も記録として記事を載せておくことにした。

Img_6609 さて、去年もケーキの写真を

アップしたので、今年も

載せておこう。

(手前が次男作のケーキ)

向こうに見える金魚の

水槽は去年までは

なかった。

なかなか闇の中で綺麗なものだなあ、こうやって見ると。

ところで、今日(24日)は午後、用があって出かけたのだが、

新宿では、ものすごい人の群れが蠢く中、スピーカーで

神の国を説く人が…。(これは毎年のこと)

歩道橋の上で暫し足を止めて街を眺め、

聞くともなしに聞いていると、群衆の唸るような音とその

説教が中空でわんわんと混ざり合って、なんというか映画の

最後のシーンのように感じられてきておもしろかった。

その映画、ほのぼのとしたストーリーではないことは確か。

おっと、ここまで書いてアップしたところ、ねこぼーしさんから

のコメントが…

トナカイマニアのねこぼーしさんへ、ほのぼのトナカイくんの

写真を追加します!

え~と、名前はなんでしたっけ?

Img_6621_2  確か去年のクリスマス

に教えていただて、

感心したのを思い出し

ました!Img_6616

………………………………………………

左:アボット

右:コステロ…だと、去年のコメントにありました。

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