goo blog サービス終了のお知らせ 

デザイナーの色メガネ

写真付きで日記や趣味を書く

イタリアワインはいかが、

2007-04-22 11:57:34 | お酒

Img_4568

ズラ~リ並びましたるこのグラス。

これからなにが始まるのか…?

そうです、ワインの試飲。

先日、私はイタリア貿易振興会が主催する

イタリアワインの試飲会に招待された。

場所は赤坂のホテル・ニューオータニ。

久しぶりの赤坂見附。

雨の中を弁慶橋を渡り、紀尾井町へと入る。

この弁慶橋、木造ではないが擬宝珠付きで、

まあそれなりに風情を残そうとした努力は

感じられるのだが、その脇に掲げられてい

る大きな貸しボートの看板が見苦しかった。

なぐり書きされた文字、薄汚れた板。

あれを平気で立てさせている神経が

私には理解できない。

が、まあいい、忘れよう。

さて、ホテルに着いて『翔の間』に入っていくと、

人はまばら。

長いテーブルにゆったりとした間隔で、試飲用

のグラスがセッティングされている。

おお、なかなか私好みの雰囲気!

ここでひとつ、おことわりを…、

私はワイン通ではありませんので、以下より

シロウトの感想文となります。

Img_4575

←今回、試飲したのは

昨年度、ワイン醸造家

世界一に輝いた

コタレッラ氏が手がけた

選りすぐりのワイン。

白1種、赤9種の10種類だ。

ワインは葡萄の実よりも皮が重要なのだそうで、

皮と実の比率で出る味の差の話や、土壌の話、

日照を考えた栽培法など、かなり詳しい話を

聴きながら、次々とワインを試飲した。

ゆったりとした広間で、醸造家の専門的な話

などを聞きながらの楽しい時間だった。

Img_4578_1 ←これらが当日

試飲したワイン。

テイスティングの

心得のある人は

グラスをぐるぐる

と回し、グラスに鼻を突っ込んで香りを試し、

おもむろに口に含むとグチュグチュと口中で

空気と混ぜたら、ビュッ!と吐き出す。

いや、私も真似をしてはみたが最後のビュッ!

だけは…ちょっとできなかったなあ。

「スパイシーな香りで、バランスもいいでしょう?

これはあと3,4年おくと、素晴らしいワインに

なります!」

などと言われると、

「ほお~、そうなのか~」という具合。

吐き出せないものだからどんどんと飲んで、

いい気分になってきてしまった。

なにせ昼食前のすきっ腹だったものだから、

ふらふらしてきて6本目あたりからは味も香り

もよくわからん。

みんな美味しい!

チェイサーの水、クラッカーもあったのだが、

やはりテイスティングはあのビュッ!ができ

ないとやってられないことが、よくわかった。

と、そんなことがわかった試飲会だった。

講義をしてくださった方には、こんな話は

できないけれどね。

次回までにビュッ!の練習をしておきます!


真夏の夜の夢

2006-08-14 00:36:36 | お酒

_250

よく散歩する坂から見た風景。

『真夏の夜の夢』の舞台になりそうな、ちょっと

神秘的浪漫を感じる場所だ。

今日の東京は気温は高いものの、高原のような

風が吹いて、散歩の足取りも軽やか~!

盆休みで人口密度が減ったんだな、きっと。

それで爽やかな風がスムーズに吹き抜け

ている…というわけだ。

東北自動車道は昨日110キロ以上の渋滞、

だったとか…。

聞いただけで全身疲労感に襲われてしまった。

お疲れ様でございます。

私は正月と五月の連休と、この盆休みの時期

の東京が大好きだ。

私には故郷がないので、渋滞を押してでも

帰りたい!帰らねば!帰るものだ!という

気持ちや状況がはっきりとは理解しかねるが、

『故郷』というものは、離れてみると魅力が

あるものなんだろうなあ、とうすうす感じては

いる。

私は特に盆休みもないが、周りが休んでいる

のでナントナク仕事も静かだな、という程度。

ということで、今日は午後、久しぶりに酒の

買出しに行った。

_298 これが今日の収穫。

『請福』100%の古酒

原酒。43度。(泡盛です)

囲い仕込のレアもの。

甕から入れてもらったのだが、その香りの

良さはちょっと驚きだった。

『白梅香』と呼ばれる香りだそうだが、まさに

芳香…。

飲み心地はとてもまろやか。

冷凍庫で凍らせて、ショットグラスに注げば

おお~、夏!満喫~!

と、とても手軽に満足できる私。

あとは、真夏の夜の夢の世界へ渋滞なしで

でかけよう!


アンチ・アンチエイジング

2006-03-16 19:26:50 | お酒

この国では、いまやエイジングは殆どの場合、

忌むべきものとなっているようだ。

つまりエイジング=老化のイメージがこびり

ついた,というかコビリツケラレタ世の中と

言えるだろう。

そこで、私は逆らって(?)エイジングを楽しむ

ことにした。

手始めにスコッチから。(ナンノコッチャ…)

_322

まずは「ロイヤル・ロッホナガー」

その名のとおり、ロイヤルな

シングルモルト。

(詳細はフォトアルバムを

ご覧くださいませ。)

なぜ2本並べているか、というと、実は、

左は10年前に購入して保存していたもの。

右は最近買ってきたもの。

この味を比べて楽しもうという、まあちょっと

した遊びだ。

私は10年前のスコッチを20種類ほど取って

置いたのだが、10年一昔とはよく言った

もので、ラベルや瓶の形も随分変わってしま

ったものが多い。

_324_1

このロッホナガーのラベルは、

この部分の「G」の形だけが、

変わっていた。(ワカリマスカ?)

しかし、味は…かなり違ったのだ。

10年前の方が深い香りと味わいアリだった。

伝統的な醸造所といえども、木樽からステンレス

へ、また作り手の代替わりなど、いろいろ移り

変わっているのだろう。

「シーバスリーガル」だって、昔は感動ものの

うまさだったが、正直、今はわざわざ買う気が

しない。(安くなったけどね。)

酒に詳しい人も言っていたが、絶対的に古い

作りの方が味わいがあるそうだ。

やっぱりなあ、知恵と手間を惜しまない姿勢、

そして「時間」が計算できない味わいを作り

出すのだろうなあと、飲み比べながらエイジング

の妙味を堪能した。

エイジングを楽しめる世の中は豊かだと思う。

なぜなら、この世は絶対的に時が過ぎるから。

そこに楽しみが見出せないのは不幸だ。

まあ、スコッチのような味わいのある人物に

なる自信はないが、アンチエイジングな世の中

に、ちょっと反抗心を持って生きてみようかと

思った春の宵でありました。

(「な~に、酔ってんのよ!」と妻に言われそう。)


冬は黒!

2006-01-20 15:38:30 | お酒

大寒とはよく言ったもので、大いに寒い!

ニュースで、ロシアではマイナス60度とか、

およそ信じられない数字を報道していた

けれど、私の聞き違いだろうか?

しかも、暖房機能が止まってしまった地域

があって、避難している!だとか。

外出すると、みんな冷凍マグロみたいに

なってしまうんだな、と想像する以外に、

なんとしよう。

ウォッカでもカッと飲んで、コサックダンス

を踊りまくって、さっさと寝る…んだろうか。

そういえば、ここのところウォッカには、

ご無沙汰しているなあ。

そうだ、スミノフのブラックが店頭から

消えているからだった。

「赤」「青」はあるんだが、「黒」じゃないと

ダメなんだ。と、そういう愛飲家が多いため

品不足らしいから、もしこのブログを読んで

も、買わないでくださいね。(じゃあ書くな!)

スミノフの「黒」がないなら、と「黒麦酒」に

してみたところ、なかなか良かった。

5_008_1 左から、ALC8%・7.5%・4.8%

チョコレートを思わせるアロマと

きめ細かい泡が、麦酒なのに繊細

だ。どれも、おすすめできる。

あの「プッハー!」という夏のビールには

ない品のよい味わい。

5_009 王冠もしゃれているのが、

嬉しい。すだちをたっぷり

絞った甘塩鮭を肴に、冬の夜が

「黒」とともに更けてゆくのであった。

あ~、明日の朝の冷え込み?マイナス1度?

幸せな所だなあ。