デザイナーの色メガネ

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ぎっちらぎっちら。。。

2009-05-07 15:19:04 | インポート

Img_1494_3

連休の一日、思い立って矢切の渡しへ行った。

穏やかな明るい陽光に誘われて、のんびりと水を眺める

贅沢をしたくなったのだ。

葛飾柴又の帝釈天の近くに船着場があるが、ここは

都内に残る唯一の渡し場だそうだ。

江戸川の向こう岸は千葉県松戸市の下矢切。

渡しの歴史は江戸時代初期に遡るという。

そうか~、まさに「駘蕩たる春光に心を馳せる」だ。

Img_1492_3

いよいよ乗船!

100円也。

静かに舟に乗り込んだ

のに、けっこう揺れる。

水面が思いのほか近い。。。

Img_1498 たくさん乗ったら沈みそう。。。

「うわ~、まだ乗るの?大丈夫

かなあ。」と少々不安。

グラッ! 

「おおお!おばさん、いや

奥さま、もうちょっと静かに乗り込んでいただきたいな~」

と心の中で呟く私。

船頭さんがおもむろに、長い棹を突いて舟を岸から

離した。

ぎっちら、ぎっちら、ぎっちらこ♪

思えばこの「ぎっちら」というオノマトベ、巧いなあと思う。

船頭さんが棹を回すように動かす度に木材が擦れ合って

軋む音がする。

「ギシギシ」よりも「ぎちぎち」のほうが、湿った木材の音

を感じさせる。

その上「っちら」とリズムをつけて、小舟が揺れる様まで

表現しているのだから、たいしたものだ。

Img_1504_2 手漕ぎの舟はまことに

静か。

どうゆうわけか乗船している

お客たちも静かだ。

水の音、鳥の声、木々のざわめき、そして。。。

ぎっちら、ぎっちら、ぎっちらこ…に

皆、耳を澄ませているらしい。

静けさは人を思慮深くするのかもしれない。

さてここで、「矢切」という地名の由来。

(船頭さんの話より)

『渡しの場所よりもう少し下った千葉県側に里見公園

があるが、その辺りを中心にかつて歴史的な合戦

(国府台合戦 1538年)があった。

古くからこの地を統治していた里見氏対小田原から

押しかけてきた北条氏。

その激しい戦いはまさに矢が降ってくるようであった。

その矢を切り払う様から「矢切」という地名がついた

のだ』 そうであります。

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土手からの眺め。

つわものどもが夢のあとを江戸川はゆったりと流れて

おります。

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舟を降り、柴又のご存知「高木屋」さんにて一休み。

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↑茶飯とおでんのセット。

Image036_4 あんみつ→

あんみつをいただき

ながらも、ぎっちらぎっちら

とまだ揺れているような、

たぽたぽと水音がする

ような。。。

よき日であった。 

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