デザイナーの色メガネ

写真付きで日記や趣味を書く

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美味しい隠れ家

2007-01-21 16:46:15 | 謎の店、人、etc.

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正月がどんど焼きとともにあとかたもなく去り、

成人式も終わった立春までのこの期間の

エアポケットのような静けさが好きだ。

(実際のエアポケットは要注意空域だが)

妻は早朝から道場へ、その後句会、その後

新年会、と一日いない。長男は仕事、次男は

ひたすら勉強、クーは寝ている、と我が家は

真空状態。

そこで私は隠れ家へと向かう、ふふふ…。

私の好きな谷根千(谷中・根津・千駄木界隈)

の中でも三ツ星の蕎麦屋「三里」

(「三星」じゃないですよ!)

ここが案外知られていないんだなあ。

以前、ぶらぶらしていて偶然見つけてからは、

お気に入りの隠れ家にしている。

行くのはもちろん、昼下がり。

ランチの客がいなくなるころを見計らって座り、

ゆっくりと蕎麦と酒を堪能するのだ。

カウンターのみのこじんまりした店内は、

清潔であたたかい。

店主は蕎麦はもちろんのこと、料理の素材、

酒、空間づくりにもこだわりのある知的な

職人。でも決してそれを声高には主張せず、

物腰が丁寧なところもいい。

Img_2666 まずは蕎麦の刺身。

香りがいい~。

酒は今日は「四季桜」。

「菊姫」も捨てがたいが、春待ちの気分で

菊より桜を選ぶ。

そして蕎麦味噌、焼酎の蕎麦湯割りへ…。

ひんやりからまったりへと存分に味わった

あと、今日は田舎せいろでシメ。

(ここの鴨せいろがまた美味いんだ。)

つゆは辛口。蕎麦も引き締まったいい味。

主人は脱サラで蕎麦屋を始めたらしいが、

たいしたものだ。

居合の有段者とおっしゃっていたから、

きっと蕎麦に対する気合も集中力も鍛えられ

ているのだろう。

背筋を伸ばして、「ご馳走さまでした!」

もちろん、帰りは谷中までぶらりぶらり。

Img_2674 おお~、いたいた!

いましたよ!今日も。

この光景を見ないでは

Img_2677 帰れません。

それにしても仲良く

みんな太っているね。

地域の人達にかわいがら

れているからだろう、とても人懐っこい。

そういえばこの地域は犯罪が少ないそうだ。

隣近所の付き合いが密で、犯罪者が入り込み

にくいからだという。

空き巣に入ろうとウロウロしていると、

「どうされました?お困りですか?」と親切に

声をかけられてしまうらしい。いいねえ!

やっぱり猫に優しい街は住みよい街なんだ。

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続×6 パン屋を巡れば

2006-12-16 23:11:06 | 謎の店、人、etc.

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『パン・ド・ラサ』のパン。

この店はオープン当初からよく知っている。

小田急線の梅が丘は急行が止まらない地味な

駅にも拘らず、パン屋、ケーキ屋の激戦地区だ。

そんな駅前をちょっとはずれた場所に小さな

パン屋さん『パン・ド・ラサ』が開店したのは、

もう5年くらい前だったかなあ。

既に人気のあったベーカリー『ラ・フーガス』

の近くだったので「こんな場所に?!」

と驚いたものだ。

(かなり腕に自信がある、と見た!)

かわいい扉を開けると、店の主人がひとり

でパンを焼き、売っていた。

これが、なかなか美味い!ありそうで他店

にはない一工夫したパンなのだ。

パン好きは鼻が利くのか、ちゃんとこの店を

嗅ぎつけるらしく店は繁盛していった。

だが、1年くらい通ったころから、私の感覚

では徐々にその味がつまらないものに感じ

られ、それとともにパンの形も心なしか緩慢

に見えるようになった。

(多分、人を入れたからだな、と思った。)

足は遠ざかり、『ラ・フーガス』や『オラン』へ

と向いていた。

さて、上の写真のパン、素晴らしいでしょう!

再会したのだ。

駅近くに移転した『パン・ド・ラサ』を発見した

私は久しぶりにそのパンを一目見て…

「う~ん、進化している!」

Img_2739 右端の白いクリーム

パンなど、丁寧かつ

優しい味にジンとしたほどだ。

ローズマリーのパン、カマンベールのミニ

バケットなどはワインにもう~ピッタリだ。

先週の日曜日、パンを買った帰り際、

店主と目が合った。

(もちろん、彼は私を覚えている。)

言葉は交わさなかった。が…

私が目礼すると、彼はなんともいえない自信

に満ちた目で私を見て、ニヤッと笑った。

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続×5 パン屋を巡れば

2006-10-09 22:33:14 | 謎の店、人、etc.

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「幸せな朝は焼きたてのパンの匂いから…」

全国パン屋組合のキャッチフレーズではありま

せん。パンを愛する私の素直な気持ち。

今朝はまた、なんという秋晴れ!

こんな日は車を飛ばして(制限速度内です)

早朝のパン屋へ行くのが私の愉しみだ。

今日は白金の「カイザー」までひとっ走り。

この店のフランスパンは日本一美味い!と

豪語する人が多く、実際在日フランス人の

味にうるさい面々はカイザーのパンしか食され

ないとか。

家を7時に出て、砧公園の脇を抜け馬事公苑、

そして駒沢公園へ…と公園の脇を選んで走る。

朝の公園は木漏れ日が揺れ、風は清々しく、

気が向けば車から降りて深呼吸。

さて、店に着いてみると、開店少し前。

ここは朝8時オープンで無休。開店時に殆どの

種類のパンが焼きあがっている、というパン屋

の鑑のような店。

若い女性の店員が店の前を丁寧に掃いている。

丁寧さがいいなあ。

と、ぞくぞくと朝のパンをもとめてお客が…。

不思議なことにお客はすべてオジサン!

外人客も何人かいるが、これもまたオジサン。

大使館関係の垢抜けたオジサン、ジョギング

姿のオジサン、犬連れのオジサン、カッコイイ

自転車でくるオジサン、オジサン、オジサン…

まあ朝から嬉しそうなオジサンがいっぱいだ。

昼の街は、女性の国かと見紛う光景をしばしば

見かけていた私。

オジサンはどこへ行った?と思っていたが、

そうか、オジサンは朝のパン屋にいたのか!

上の写真、バケット、雑穀パン、紅茶のクロワ

ッサン、手前はマロンビスキュイ。

帰る道すがら、車の中でバケットの皮がパチ

パチと音を立てている。

車内は幸せの匂いで満ち満ちていた。

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続×4 ・パン屋を巡れば

2006-08-15 10:49:27 | 謎の店、人、etc.

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ご存知!銀座木村屋のパン。

あまりにメジャーなので、ここで取りあげても

しかたないかなあ~と思いつつアップ!

昨日、松屋で開催されている星野道夫さん

の写真展『星のような物語』を観にいった

あとに寄ったのだ。

(写真展では人の多さに驚いた。やはり

人を引きつける力があるんだなあ、と写真

を観て納得)

さて、選んだパンは…

★ベイクドカレーのビーフとキーマ

揚げていない皮がいい。具のカレーもいかにも

自家製で本格的な味。

★そぼろパン

木村屋ならではの酒種で作られたパン。

地味だが、実はこれぞ!なんだよね。

★スコーン3種(プレーン・チーズ・レーズン)

なんということない素直な味がいい。

★酒種あんぱん5種

やっぱり木村屋といえば、この酒種あんぱん!

白桃・栗・チーズクリーム・けし・白餡を選ぶ。

種類が多いのでいつも迷うが、『白桃』が

シーズンでお目見え。これが美味しかった。

以上。

_299 左写真が店内。

右上があんぱん売り場。

木村屋は明治維新の動乱

の中、元下級武士の親子が始めた店だ。

苦労に苦労を重ね、ついには明治天皇に

献上されるなど、興味深いエピソードが書か

れた『銀座木村屋あんぱん物語』という書籍

が平凡社から出版されているほどで、ファン

も多いことだろう。

まさに日本のパン屋の草分けといえるが、

明治から現在に至るまで、人気を保ってきた

というのはやはりスゴイことだ。

あのほんのり甘くて香ばしい酒種の生地が

日本人の味覚に合っているように思う。

ただし、本当に美味しいのは本店だけ!

本店で製造されたパンだけ!ですよ~!

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続×3・パン屋を巡れば

2006-06-24 16:00:00 | 謎の店、人、etc.

   

天気予報はハズレて良い天気!

(晴れた場合はハズレても文句を言わない)

久しぶりに自転車で最近見つけたパン屋へ

行った。

調布市仙川にある『ムッシュウ・ピエール』

私が知るパン屋の中でも最小…かもしれない

小さなかわいい店だ。

写真のとおり、『パリの街角のパン屋さん』

という風情。

店内はパン棚もレジカウンターも木作りで、

3人も入ったら、もういっぱいだ。

店主=パン職人で、見るからに繊細で誠実

そう。そして、そのとおりのパンを焼く。

たまたま焼き上がりに店にいたことがあるが、

オーブンから取り出されたパンの少なさに

唖然とした。

(もっといっぺんに入れればいいのに…、)

と心配になるほどだった。

その数少ない焼きたてのパンを、大事そうに

カゴへ移す動作に見入ってしまった私。

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特に気に入っているのは

ベーグル。よくある

工場で大量に作られた

ものとはまったく別物だ。

生地が香ばしくて、ベーグル独特の弾力も

ちょうどいい。

ここは月・火・金が定休日。

店主はとても寡黙で、物静か…だが、

ひとりで少量のパンを丁寧に焼き、パン好き

の人に食べてもらえれば嬉しい…という姿勢が

言わずもがな!パンが雄弁に語っている。

追記:道すがらついに見つけた気になっていた

花……

_061_2 『ニワナナカマド』!

私の花の先生、Sさん、

間違いないですよね?

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