雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

12/12 ラヴ☆ショウワ歌謡~シャボン玉フライデー~

2008-12-13 | LIVE M
金曜日の夜、ぎりぎり平日なので職場は定時で退社。
渋谷はまあ近いんで、開演前になんとか無事にO-nestに到着しました。
nestまで来るのは、2年ぶり?3年ぶりくらいだっけ?
あの小さいエレベーターを降りると、ホワイエのバーの前にはビザールメンの皆様…(もちろん全員まだ私服)。エレベーターのドア開いた途端に!びっくりしますって!
内心びくびくしながら(意外と肝心なところでビビリなもので…)こそこそと横を通り抜けて、階下のLIVEフロアへと。この時点では、まだお客さんは半分ぐらいの入りだったかな。

続々と入ってくるお客さんで良い感じにフロアが埋まってきたところで、ちょっとだけ遅れてのスタート。
まずは司会の山田広野さんがザ・ピーナッツよろしく薔薇を携えた2人のお嬢さんを伴って「シャボン玉ホリデー」のタイトル曲の流れるステージへ。
「活弁士」の山田さん。あの独特の抑揚の少ない言い回しでイベント開催のご挨拶。

続けての口上でステージに呼び込んだのは、一番手でのご出演、ギターを抱いた渡りガニ~!「KOTARO AND THE BIZARRE MEN」。8月の「440」のLIVEには行けなかったから、5月の「Que」以来か~!7か月ぶりのビザールメン。
やってるご本人が「おいおい、何か月ぶりだよ~」って言ってましたけど…。
「いっつもね、忘れた頃にね。」と笑うコータロー・ビザール。
「ホントだよ!おかげでいつでも、やるたびに初めから出直しなんだよ!」と少々ボヤき気味のヒサシ・ビザール。「でも大将、いつのまにか眼鏡がお決まりになったんじゃない?」
「ああ、コンセプトが「受験勉強の合間のバンド活動」だからさ、これはね。」と肯く黒縁眼鏡がお似合いのコータローさん。

「あれ見た?コータロー君。3億円事件のモンタージュに写真使われた人が死んだって週刊誌の記事…」と曲だけじゃなくて、切り出すMCも昭和の薫りが漂う加藤さん。
「あれねー、俺の調査ではもうずっと昔に死んでるはずなんだよねぇ。」とさすがにその辺は詳しいコータローさん。(私も前にテレビのドキュメンタリーで、「あのモンタージュは当時すでに亡くなってた方の写真を流用した。」っての、見たことがあるな。)
「でも今あったって3億だろ。スゴイよな~、当時の3億円。○室の詐欺が5億だっけ?今3億円事件あったら真っ先に疑われるよな、小○が。ちーせーよな、5億。だって千昌夫だって、我らが若大将の加山雄三だって、何十億も借金あったって、ちゃんと返してんじゃん。ちーせーよ、5億ぐらいで。」と加藤さん。
MCは、「チキンラーメン」に「東京タワー」に「長島茂雄プロデビュー」に昭和33年(ちょうど50年前ね)の話題中心。(三億円事件は昭和43年だけどね。)懐かしい以前に、まださすがに生まれてないな、私だって…。

コータロー・ビザールからLIVE中に嬉しい告知が飛び出す!早くも初ワンマン開催が決定!
「え~!そんなのいつ決まったんだよ?」と加藤さん。
「昨日、ウチで。」と、しれっと答えるコータローさん。
「だって、どーすんだよ。持ち歌、これしかないのにさ~。」
「まあまあ。これから段々と、ウメて行きますからね。」
「これからってさぁ~。」と、主に新曲制作作業をこれから負担することになるんだろうヒサシ・ビザールはちょっと苦笑い気味で。
「まあね、最初のワンマンなんでOPENING ACTも用意してありますんで。これがスゴイ!もうバンドとかじゃないから!マジシャンだもん。名前もスゴイよ!「イリュージョン・マリオ」ね!」
「なんだそれ!インチキくさいなぁ。イリュージョン?」
「そうそう、イリュージョンだよ~!」と楽しそうなコータローさん。
初ワンマンは3月1日だそうです。続報を楽しみにお待ちしています~

転換後の次のステージはに日比谷カタンさん。
カーキのコートに白いマラボー(って言うんだよね。ウルフル・ケースケさんがよく巻いてたヤツ)で、「私だけの十字架」(「特捜最前線」主題歌。このドラマ、好きだったの、私。)を歌いながらの登場。
ステージでコートを脱ぎ捨てるとその下の衣装は、最近じゃ宝塚だってなかなかここまでは…、と思うぐらいの、超フリフリレースの王子様ルック。白いタイトなシルエットのパンツは、かなり際どい位置まで両サイドがシースルー!
ジェンダーフリーで妖艶な容貌のカタンさん。いかにもインチキくさくて謎のキャラなんだけど、ギターの腕前はびっくりするほどで、歌も抜群!
ホントにスゴイ人っていっぱいいるな~。拝見するのもこの日が最初、今まで全然存じ上げなかったんですけども。
ギターを弾きながらの次の曲が「大江戸捜査網」のテーマ、ナレーション入り。この番組も大好きだったの~!
もう選曲が面白いぐらいにイチイチ、私のツボに嵌りまくる~!
この日は長くなりそうなら途中で帰ろうか、なんて思ってたぐらいなのに、カタンさんのLIVEで完璧に足止め。もう最高に楽しかった!
「ワタシね、卑屈なコトには前向きで。あっ!こんなんじゃダメ!もっと卑屈にならなくちゃ!って思うぐらい卑屈なんですが…。」と自ら仰るカタンさん。ちょっとおネエ系の入った口調のMCも、ものすごい面白かったな~!たぶん本当に頭のキレる方なんだと思う。
曖昧なセットリストは10日ほど前の日記にも書いたんだけど、中性的で艶っぽい声の男性ヴォーカルの曲が実にお上手で似合うカタンさん。
パーフリ、狩人、Char、野口五郎にジュリーと、本当に見事にピンポイントでツボを突いた選曲。「水色の雨」は女性ヴォーカル(八神純子さんね)曲だけど、これまた見事な歌いこなし。この曲、個人的に大好きだし、本当に良い曲だと思うもの。カタンさんの声で聴けたのは、ホントにラッキーでした。
ラストはhide with Spread Beaverで「ピンク・スパイダー」
…なんて言うかもう、痺れた~!

お次は川上次郎さん、あの「KUSU KUSU」の次郎さん。
懐かしいな~、ホコ天に「イカ天」!
次郎さん(あごにちょっとお髭がありましたけど)、全然変わらぬ優しいベビィ・フェイスでね~。
「皆さん、カバーをやってらっしゃいますけどね。俺のは「カバー」じゃなくて「コピー」ですから。
ほら、好きな歌って変にアレンジ加えちゃうと、がっかりしちゃったりすることあるでしょ?「ああ、そこはそうじゃないのに~!」って思ったりさ。
俺のは丸ごとコピーですから、ご安心ください。
で、次の曲はコピーしようとしたらキーが高すぎて声が出なくて…。丸ごとコピーなのに、更にキーを下げてあります。」とニコニコ笑いながら言う次郎さん。
曲はLOOKで「シャイニンオン・君が悲しい」これもまた名曲だなぁ、本当に…。本当に良いカバー、じゃなくてコピーでしたよ。
歌上手いなぁ、次郎さん。陽気で懐っこい、楽しいLIVEを見せてもらいました。
「俺がやるとハマリ過ぎちゃうから、今までやらなかったんだけどねー、今日はやるよ~!みんな!足はボックス踏むんだよ!手はこう!(頭の上で右手を回すヤツ)大丈夫!恥ずかしくない!みんなでやるよ~!」とチェッカーズで「涙のリクエスト」
でも次郎さん、まだ38歳なんですって!…実はもう少し、歳いってると思ってました。まだ30代なんだぁ~。
KUSU KUSUのときって、そうか、まだ10代だったんだもんね。
「俺に抱かれてもいいって言う30代の女性の方~、あっ!もちろん男性でもいいんですけど(え?)、またぜひLIVEに来て下さいね~。」
楽しかったです~!

ここで転換の合間に司会の山田広野さんのオリジナル・ショートシネマ(もちろん山田さんの活弁付きで)の上映。
ところが機材のトラブルがあったようでなかなか上映が始まらない…
ずっとブルーマットだけが映るスクリーンに、「ただいま、わたくしの超最新作「ブルー」をご覧いただいていますが…。」と山田さんの必死の時間稼ぎの活弁がまたとっても面白い。
スタッフさん達の復旧作業を、のんびりとその場に腰をおろして待つお客さん達。
だいぶ梃子摺ってた様子で結構時間もかかったていたし、「もうダメなのかな?」と思い出した頃にどうにか映像が復旧。
映画は2本とも、一昔前のアングラ風(今ならサブカルっぽいって言った方が良いのかな。)のナンセンス・コメディー。
LIVEハウスでみんなで床に座り込んでこういうの見るのも、なんか面白かったですよ~

ラストはaCKy(From面影ラッキーホール)さん。
本日の選曲はあくまでも「大阪」にこだわって、だそうで。
ステージ・パフォーマンスも昭和の雰囲気を感じるアッキーさん。またねー、この人も歌が上手いの~!
「なかなか良い歌、歌うでしょ?この太っちょも!…みんな目を瞑って聴くと良いんだよね~。」と汗びっしょりで笑うアッキーさん。
ラストは大阪ブルースの定番、上田正樹さんの「悲しい色やね」
ああ、ホントにやっぱり名曲~。

ちょっと短めだったアッキーさんのLIVEの後、最後はまた山田さんの司会で出演者全員がステージに上がってのご挨拶。
期待した以上に、とっても面白かった!良い企画のLIVEですよね~!私ぐらいの世代にとってはたまんない!
この企画で大阪でLIVEやる予定もあるそうですよ。
ぜひまた、東京でもやって欲しいですね!




もともとセトリ憶えるのは、ものすごい苦手…
メモ取ったりするのは、それよりも苦手。
極めて曖昧、順不同、違ってるかも、抜けてるかも、幻聴まで入ってるかも~!

でも、スゴイ楽しかったから、できれば忘れたくないので…
以下、とても曖昧なセットリスト。


ビザールメン
ブラックサンズビーチ
午後しか会えない彼女
金髪のジェニー
テスコの部屋
夜空の星
ランニング・ドンキー(別名「ヤリ逃げ行進曲」、らしいですけど。)

日比谷カタン
私だけの十字架
大江戸捜査網のテーマ(だったと思う。「死して屍、拾うもの無し」ってヤツ。これも後で調べます。)
恋とマシンガン
コスモス街道
闘牛士(性同一性障害バージョン…)
時の過ぎ行くままに
野口五郎メドレー(私鉄沿線(違うかな~?)~きらめき~君が美しすぎて)
水色の雨
ピンク・スパイダー
(もっと歌ってたかな~。思い出せるのはこんなもんなんだけど…)

川上次郎
DOWNTOWN
ふたりの夏物語
シャイニング・オン
涙のリクエスト
悲しみにさよなら

アッキー(from面影ラッキーホール)
セクシャルバイオレット№1
やっぱ好きやねん
いじめんといて
悲しい色やね(大阪ベイ・ブルース)


…自信ないな~。順番はたぶん間違ってる、と思う。何曲か抜けてるかもしれないし。

自分で思ってたよりも得意分野だわ!昭和歌謡。
ほとんど全曲普通に歌えて、自分で驚いちゃった。
転換にかかってたムード歌謡も面白かった!(「ウナセラディ東京」とかね。素敵~!思い出すわ~、カラオケスナック時代!)
ただ1曲知らなかったのが、アッキーさんが歌った「いじめんといて」。トミーズの雅さんの曲だそう。
これがー、いかにも昭和シュチュエーションの良い曲でね~。なんか、ほろりと来ちゃった。
また歌上手いんだもん、アッキーさん。

19時スタートで、終ったのが22時をだいぶ過ぎた頃…
たっぷり3時間ほど、昭和歌謡に浸って来ました。これ、楽しいよ!(って、私が世代的にストライクだったからかも知れないけども。)


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