雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
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大日本人

2007-06-12 | MOVIE
【映画】松本人志 第1回監督作品 「大日本人」 公式サイト

松本人志さんと私のささやかな共通点。誕生日が一緒(9月8日)で血液型が一緒(B型)
別にそれほど占いとか頑なに信じる方でもないんですが、やっぱり幾許かのシンパシーみたいなのをずっと松本さんに感じ続けてます。

松本人志さんは、間違いなく現在の日本のエンタメ業界の天才のひとり。監督を務めて映画を製作したとあっては、やっぱり興味あるし、見てみたいし…
仕事の休みの日にちょっと見に行って来ました。

感想はね~
う~ん、難しい…。全然面白くなかったわけでは無いです、決して。
ただね~、一般的に言う映画の「面白さ」って言うのとは、少し違ってたかな。
そこが松本さんの言う「オリジナリティ」なのかもしれないけど。
内容については、事前の余計な知識は不要だと言われてた監督を尊重して、ここでは触れないで置きますが、とても微妙な味わいの映画でした。
「松本人志」らしい映画って言えばいいのかな…

多分、松本少年はテレビのヒーローを見てても、普通の子供よりずっとシニカルな目でその裏側を想像しちゃう子供だったんだろうな。
カッコ良く悪と戦ってても、普段はどうなんだろうとか、家に帰ったらどうなんだろうとかね。
これは、ヒーロー物であるのと同時に、どこにでもいる日本人の話。
カッコ悪くて、小心で、小ずるくて、仕事にも世間にも不満たらたら。そのくせ、習慣やら仕来たりから離れられず、将来に大した望みも持てないのに自力で改善する気力の持ち合わせもない。
本当に大きな「小日本人」の映画でした。

…最後あたりは、どうなんだろう?まぁ、面白かったけどね。
キャストでは、UAさんがすごく良かったかな。とてもいいキャラでした。

公開前の情報がすべてシャットアウト、初公開はカンヌ、全国200館以上でのロードショー…、と言ったプロモーションがこの映画にとってプラスだったのかどうかはやっぱり疑問が残る…(まあ、大人の事情ってのがいろいろあるんだろうけど)
そのせいで、間違いなく動員の点ではヒット映画になるんだろうけど、同時にいらない批判の矢面にも立たされるのだろうし。
確かに映画館で、ばーん!と見せられるよりも、そろそろ寝ようかな~と思うころに、偶然深夜のテレビで見ちゃったぐらいの方が、きっと監督の皮肉な笑いに素直に同調できた気がするんだけど…

映画の冒頭のシーン、大佐藤家のある場所のロケ現場が、意外と我が家に近い(って言っても、電車で何駅かは離れてるんだけど)所でびっくり。
へー、あんな場所でロケしてたなんて。
映画見てて、それにいちばん驚いちゃった。


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3 コメント

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大佐藤 (大ハード4.0)
2007-06-13 14:26:20
お邪魔します。
池袋線沿線に住んでいるので東長崎の踏み切りは分かりました。大佐藤の家はどこら辺なのでしょう?映画ロケ地に行くのが好きなので、是非自転車で行ってみたいのですが・・・
大まかな場所だけでも教えてください!
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すいません! (nx5_r77)
2007-06-18 17:06:41
お返事遅くなってすいません。コメントありがとうございました。

えーと、私の書き方が悪いせいで、もしかしたら誤解されていらっしゃるかも…

家からそう遠くないロケ地、と書きましたのは、大佐藤が帰宅途中に通る最寄の商店街(傘を見たり、コンビニ寄ったりとか…)のことで、大佐藤の家、そのものがどこにあるのか私にはわからないです。ゴメンナサイ。
東長崎の踏み切りにお気づきなら、商店街の方もわかりますよね。江古田に近い、栄町商店街が使われてました。
私にわかったのはそれぐらいです。すいません…

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なるほど! (大ハード4.0)
2007-06-19 00:18:14
そうでしたか。
一本堂がいい感じで目立っておりましたんで、
豊島園で観てビックリでした。
何でも大佐藤の家は江古田あたりにあるとかないとか・・・
(詳細は不明ですが)
松本さんの映画に自分の馴染みのある土地が出てると嬉しくなっちゃいます。ともあれ、ご返答ありがとうございました。
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