雑記 夜更かしの毎日

働く主婦の日々のこと。
大好きなお芝居や音楽、その他もろもろ。

10/23 「犯さん哉」 PARCO劇場

2007-10-25 | LIVE S
ここのところライヴばっかりにウツツを抜かしてたので…。しばらくぶりにお芝居。ケラさんの新作、古田新太さんの主演、「犯さん哉」

ケラさん曰く、「公園通り史上」「PARCO劇場史上」最もくだらない舞台。
確かに「楽しめる人」と「楽しめない人」はまっぷたつにわかれるんだろうな…
しかもチケット代が8500円…
えーとねー、青山でやってる「キャバレー」が確か9000円。両方はちょっと…、ってことで「犯さん哉」の方を選んだんだけど。
別に松尾さんよりケラさんが、阿部サダヲさんより大倉孝二さんが好き!ってことじゃなくて。(どっちも大好きだー!比べられないもん!)
たぶんねー、「キャバレー」は後で映像で見ても楽しめると思ったの。生で、リアルで観てこそ!の要素をより多く含んでいるのは、きっと「犯さん哉」の方。
本当にその通りだった!スゴかったもん!舞台!

…じゃあ、どんな舞台だった?って聞かれると本気で困る。
「理屈じゃぁないから。理屈じゃ。」
強いて言えば架空の「フルタアラタ」と言う登場人物の一代記(?)
それ以上は、自分で観ないとわかんない。本当に。
ただもう、演劇の世界で名を馳せた、それこそテレビでだってお馴染みの凄い役者さん達が、本気でホンイキで、どーしようもないぐらいくだらない話を必死になって演じてる。その迫力たるや、凄かったんです、本当に。
あまりのくだらないオモシロさに、頭が痛くなるぐらい笑ってきました。

観終わって「何か感じる」とか「考えさせられる」、なーんてことは、まったく一切ありません。観ながらゲラゲラ笑って、「あー、スッキリ!」ってそれで終わり。
ある意味で実に思い切りの良い、潔い舞台でした。8500円分は確かに笑って来ました、私はね~。

7割がたぐらいゆるめのブリーフ1枚で、ほぼ出ずっぱりのお芝居をこなした座長、古田さんはとにかくスゴイ!あの反則ワザのような身体も相変わらずスゴイ!
犬山イヌコさんも、大倉孝二さんもスゴイ!大好きだー!
八十田勇一さんに山西惇さん、入江雅人さんの「サラリーマンNEO」組も楽しませてもらいました。
入江さん、渋いな~。あの人をくった様な、猛烈にトゲのあるダンディな感じが素敵
中越典子さんと姜暢雄さんは2枚目な分だけ、アクの強すぎる舞台に振り回されてる感が面白かったです。
ちょっとね、客席が盛り上がるシーンがあって。(ネタバレになるから詳しくは書かないけど。)たまたますごい臨場感を感じる距離でそれを見れちゃって。本当に肩で呼吸するぐらい大変そうだった役者陣。楽しませていただきました。

マチネで2時からの舞台。
ちょっと用事で自宅近所の役所に立ち寄り、そこで思いのほか待たされて、渋谷の駅に着いたのがもう2時過ぎ!
慌ててパルコに行ったものの、開演に少し遅れちゃって…
と、思ったら開演も15分ぐらい遅れてたらしい。頭から見逃さずに済みました。良かった!
カテコでは、舞台の上にケラさんのお姿!!
「作・演出のG2です。なんだよ、G2ってさ~。」と、ご挨拶。
…ケラリーノ・サンドロウィッチ、ってのも結構なんだかなーと思うんじゃないのかなー?知らない人が聞いたらね。

面白かった~!満足


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