熊虎親方からりんごが届いた。マッサンは余市で見つけた理想の地を思い出していた。
その表情は生き生きとしていた。そうだそれが本当のマッサンなのだ。
それを封印してまで飲みやすいウイスキーを作ろうとするマッサン。
きっとマッサンなりに思うことがあるんだろうと思う。でもエリーには辛い気持ちを
言ったほうがいいと思う。 英一郎君と試行錯誤を繰り返し、ビートを炊かない麦芽
原酒を作り、鴨居の大将や鴨居商店の人を満足させるウイスキーが出来た。
英一郎君や工員の皆の不安はもっともだ。マッサン自身どこか寂しそうだ。
エリーの胸騒ぎは当たっていると思う。