自分たちの子供がエリーの命を救ってくれた。だから子供の分まで精一杯生きるんだ。
マッサンその通りだ。子どもがママであるエリーの命を救ってくれたのだ。
その話を鴨居の大将は聞いていた。英一郎君に明日からマッサンは工場に出るように
と伝言して去った。英一郎君には大将が鬼に見えたと思うが、大将の胸の奥の悲しみを
感じた。 気丈にもエリーはマッサンと英一郎君を工場へ送り出したが、悲しみは
そう簡単には癒えるものではない。キャサリンさんは自分の体験を話してエリーを
励まします。今は笑って話せるキャサリンさんもこうなるにはきっと
多くのことを乗り越えてきたのだと思う。だからこそ今のエリーの気持ちが
痛いほどわかるのではないかと感じた。