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『なぜ六ヶ所再処理工場の運転を阻止したいのか』の現代史研究会に出席して

2008-12-19 | 時事問題
日本の中に55基の原子力発電所があります。それらは、速やかに原子爆弾に変わりうる事をご存知でしたか?
日本は、憲法に違反して潜在的核保有国なのです。
<日本が保有する核分裂性プルトニウムは既に昨年31.2トンに達している。原爆製造必要量を10kgと仮定すると、日本保有の潜在的原爆の個数は2007年末でほぼ3000発に達する。>
のだそうです。
世界で唯一の被爆国であり、世界に冠たる平和憲法を有している我が日本国が、潜在的核保有国であるとは、言語道断な話です。
国民は騙されています。「核の平和利用なんてすべてまやかし」であることを認識すべきです。
世界に率先して、人類を地球を破滅に導く核(原爆・水爆)の一切の廃絶を提唱することは、広島(リトルボーイ・16キロトン。14万人殺戮)や長崎(ファットマン・21キロトン7万人殺戮)の想像に絶する惨事を被った我が日本国のやらねばならない使命です。
六ヶ所再処理工場が稼動すれば、さらに年間4.5トン生産されるので、六ヶ所再処理工場は毎年450発分の原爆生産の能力を秘めていることになります。
その六ヶ所再処理工場とはそもそもナンなのか、ナンのために必要なのか、莫大な国家予算を使って建設する必要があるのかを知りたくて、この研究会に出席しましたが、想像していた通り、
<巨大な危険を抱える上に、全く価値がない、いやそれ以上に著しく有害な行為>
ということを綿密な数字を挙げて実証的に今現在の詳細な実態を知ることが出来ました。

講師、京都大学・原子炉実験所  小出裕章先生
『なぜ六ヶ所再処理工場の運転を阻止したいのか』

<再処理工場の危険の内容
「十分な希釈・拡散」とは広範囲に汚染を広げること
再処理は高度な軍事的な要請により開発され、実行されて来たもので、安全は二の次です。
六ヶ所再処理工場も例外ではなく「原発が一年で放出する放射能を一日で放出する」といわれるほどに厖大な放射能を環境に捨てます。六ヶ所再処理工場で平常運転時に放出される放射能のうち被爆に最も寄与すると考えられる放射能はクリプトン85(kr-85)、トリチュウム(H-3)、炭素14(C―14)の3種類です。日本原燃それらの核種は『フィルタでは取り除けません。・・・充分な拡散・希釈効果を有する高さ約150mの主排気塔、沖合いやく3km、水深訳44mの海洋放出口から放出します』と書き、全量を放出するとしています。
中略
当初、六ヶ所再処理工場は7600億円の建設費で建設できると試算されました。しかし。次々と計画が見直され、現在ではすでに2兆2000億円もの費用がつぎ込まれました。そして、2002年になって、運転を始め、それを解体するにはさらに巨額な費用が掛かるということが公表されました。なんと総額では13兆円のもなってしまいます。>

詳しくは、『ちきゅう座』
http://www.chikyuza.net/ 
を参照