若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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意外や意外大反響-ヘチマ(糸瓜)-3

2008-10-05 | Plants
9月30日付の堂々たる存在感のヘチマに魅了されたのでしょうか?
ヘチマに関して、色々メールや質問やご教授いただきましたので、ご披露します。
犬の散歩道に実っていますので、すぐさま調べてきました。

先ず
①一本の苗から、こんなにたくさん実っているのか?

どうやら、一本の苗のようです。太く、硬くなった木のようになった幹からたくさん枝分かれして、あのように大きくなっています。
八つの大きなヘチマがあり、小さなこれからのものが七つあり、黄色い花が十二咲いていました。
少し不思議に思うのですが、色々なサイズのヘチマがあっていいものだと考えますが、既に立派になっている群と、同じようなサイズの小さいヘチマと、花です。
おおむね3段階に分かれていました。律儀な性格なのだと感心しました。
適かされたのかもしれませんし、たまたまこの苗だけなのかもしれませんが。

②花の大きさは、実際どれくらいか。

7~10cmぐらいです。
雄花と雌花があり、自家和合性で同一株で受粉が可能です。
写真のは、花粉を持っていなかったので定かではありませんが、雌花ではないかと思います。

③夏の風物詩ではないのか。

実が立派になるのは秋です。寒くなるにつれ花付きは悪くなりますが。
十月いっぱい位まは黄色い花をつけます。
実っているヘチマは、まだまだ大きくなるようです。
今一番大きいので、長さ81cm、周囲32cmありました。



以下はウィキペディアより

*本来の名前は果実から繊維が得られることからついた糸瓜(いとうり)で、これが後に「とうり」と訛った。「と」は『いろは歌』で「へ」と「ち」の間にあることから「へち間」の意で「へちま」と呼ばれるようになった。今でも「糸瓜」と書いて「へちま」と訓じる。

*へちま水
秋に実が完熟したころ、地上30cmほどのところで蔓を切り、切り口を容器に差し込んでおくとたまる液体をヘチマ水といい、化粧水や民間薬として使われてきた。 そのままでは防腐剤が入っていないため腐りやすいので煮沸、濾過をして冷蔵庫にしまい、使う時だけ取りだすと長持ちする。 含有成分は、ヘチマサポニン、硝酸カリウム、ペクチン、タンパク質、糖分等である。

*民間薬
へちま水は民間薬としては飲み薬や塗り薬として用いられる。飲み薬としては咳止め、むくみ、利尿に効くとされ、塗るとあせも、ひび、あかぎれ、日焼け後の手当てにも効くとされる。

*タワシ
タワシ晩秋に茶色くなった果実を、水にさらして軟部組織を腐敗させて除き、繊維だけにして、タワシを作る。トカドヘチマでは、完熟乾燥すると果実が硬くなりタワシを作りにくくなるので、やや緑がかった状態が適している。果実の先端(雌しべのある方)を地面などに軽く叩きつけて、蓋のようになっている部分を開いて取り除いて水にさらす。 このタワシは、江戸時代から静岡県浜松市・袋井市が産地として有名である。

また、数人の方から、正岡子規の辞世の句を知らせいただきました。

 痰(たん)一斗 糸瓜の水も 間に合はず
 
 糸瓜咲いて 痰のつまりし 仏かな

 をととひの へちまの水も 取らざりき

子規が亡くなったのは1902年9月19日。
子規の命日9月19日は 「糸瓜忌(へちまき)」と呼ばれています。