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到着した鷹ノ巣山避難小屋は奥多摩駅から雲取山へと繋がる石尾根縦走路の鞍部、標高1600メートルほどの場所にあり思ったよりも開けていた。富士山は樹木に隠れて見えないものの、縦走路に立てば空が広く見える。これならば星空もよく見えそう。ま、起きていられればのハナシだが…。
そしてラッキーなのかアンラッキーなのか、小屋から歩いて数分の場所にある水場には豊富とは言わないまでも使うには十分な水が流れていた。今回は初日の昼・夜、そして翌日の朝食の三食分と水、そして宴会山行にふさわしく酒を持っていたのでそれなりの荷物だった。こんなことならば水は最低限にして酒（ビール）を大量に担げば良かった。逆だったら命に関わることもあるのでラッキーと思うしかないのだが…。
お楽しみの昼食は定番のマルタイラーメン。350ml缶三本だけ担いだ内の一本を早くも消費、寒くなるとビールなんて飲んでる場合じゃないなどと負け惜しみを言いつつすばやく平らげる。一休みしたら出発、目指すは鷹ノ巣山だ。
とは言うものの、避難小屋から登り始めて20分ほどで鷹ノ巣山の頂に到着してしまった。雪があり多少注意は必要だったがほぼお散歩レベル。もちろん荷物を担いで避難小屋までは結構疲れたが、カメラや水程度をサブザックに入れて歩いたのであっけなく到着出来たようだ。
日当たりのいい場所は霜柱が融けてヌタヌタになっていた。年末の標高1700メートル地点にしては随分と暖かいようだ。写真を撮ったりあたりを眺めたりしていると、次第にやることも無くなったので下山、荷物の整理などをして夕食に備えた。
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