暑い時は海に潜って涼む日課だったのに、能登半島地震のボランティアに専念していた去年は潜る余裕がなく、2年ぶりの素潜りして浜っ子への原点回帰。

ひんやりして気持ちいい。

深いところまで潜らなくてもクラゲのように漂っているだけで満足。重力に開放され、日常のしがらみを忘れ、脱力してウネリに身をまかせていると、胎児の記憶が蘇るのか言葉にできない安心感がある。
ヒスイ拾いしていた神奈川のカップルと話していたら、3年前に「奴奈川大臼祭り」のイベントで、結婚祝いのペア勾玉を贈ったミュージシャンで、ライブに来ているのだそう。奇遇だ。

その隣りにいた子供連れは友人だった。
むかしは夕方になると地元の人が浜に降りて涼み、顔なじみと談笑する社交場のような場所だったのだが、バイパス道路が集落と海を隔ててしまってからは、そんな習慣はなくなった。
それでも海の解放感は人の垣根をこえさせてしまう社交場であることに変わりない。
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