縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

気持ちいい手触りのモノ・・・匠さんのHERA CHAIR

2023年09月30日 08時08分49秒 | 糸魚川自慢
土偶を黒く着色する燻し焼きにつかうオガクズを工務店「匠」さんにもらいに行ったら、渡辺社長が家具部門に案内してくれた。同行者は漁師の松沢さん。
家具職人の長内さんと社長が共同開発した椅子が大評判だそうだが、座り心地やデザインだけでなく手触りが素晴らしいのだ。北欧の椅子のような毅然とした存在感ともちがって、柔らかくて温かみのある優美な曲線をもつデザイン。
 
わたしは家具をふくめた木工品が好きだから、輸入品もふくめて色々みてきたし座らせてもらってきたが、こちらの椅子に座らせてもらうと、自然にひじ掛けを撫でさすり続けてしまう。
 
立体造形物は奥行きと密度が重要で、わたしもヒスイ加工で肝にめいじていること。奥行きを感じない平面的なヒスイ製品が多いのだ。
 
そこに加えて「目に当たらない造形は触覚も心地よい」とも考えている。「当たる」とは、靴のなかに入った小石のような遺物感のことだ。
 
ヒスイの質を褒められても加工技術とは無関係だから嬉しくもないが、見飽きないとか、手触りが気持ちいいのでずっと握っていたくなるとの評価は最大級の褒め言葉。
こちらは通常の平ガンナ、刳り小刀、南京カンナ。家具工房にしては大型機械が少なく、手道具がたくさん並んでいるのが特徴。
 
 
長内さんとそんなことを話し合ったが、業種はちがっても共感できる職人が地元にいることは励み。彼女は青森の亀ヶ岡遺跡の近くの出身だそうだから、もしかしたら苗字の長内は北海道の稚内(わっかない)の内と同じく、アイヌ語の「綺麗な水が湧くところ」に由来しているのかな。
 
優美な曲面を削り出すための刃物は特注品が多い。
極小の反りカンナは彼女が台をつくったそうだ。刳り小刀は超特大で、もはや小刀ではなく脇差w
 
 

本はネット通販より街の本屋と図書館へ!・・・青海区の「小さな図書館cafe」

2023年09月28日 07時44分04秒 | 糸魚川自慢
来客から青海区の「小さな図書館cafe」を教えてもらって訪問。
経営者は元学校の校長先生だった八木夫妻で、定年退職後に実家の納屋を改装して二年目だそうだ。わたしのことは常連さんから聞いていて、「ヒスイのセンセー」と呼ばれて苦笑い。
メニューは400円均一の3種類のコーヒー(ケーキ付)のみ。懐かしの椎名誠と民俗学系の本を選んだ。
美味いコーヒーを飲み終わった頃合いにアップルティーをサービスしてくれた。
 
棚にならぶ本の中からタイトルや装丁に惹かれて手にして、未知の世界とであうことのできる図書館や本屋は、ネット通販にはない魅力であって、立派な文化拠点ですよとオーナー夫妻と話しあう。
 
気軽にネット通販で本を買っていると、そのうちに町の本屋さんがなくなってしまうから、わたしは新刊本は本屋で注文して古本だけネット通販を利用している。
二階席で若い親子連れが絵本を読み聞かせしていて、朗読する母親の声が聴こえてきて心地いい。
本に興味のなさそうな地元のばあちゃん2人組みが、方言まるだしのでかい声でお喋りしていて、活字を追うわたしにしきりに話しかけてきて、なぜか旅情を感じた。
 
つまりはこのカフェでのわたしはコーヒーを供にした知の旅人で、たった400円でトリップできる得難い場所をみつけた。( ´艸`)
 
住所は糸魚川市田海281。海まで300mくらい。土日限定の営業。ただし土曜日は午後からのみ営業。
糸魚川地方の沿岸部に典型的な砂地の畑のなかにポツンと建った一軒家。
センスのいい水色の玄関ドアと二本の旗が目印。写真の奥が国道8号線でそのまた向こうが日本海。
 
 
 

来客があいつぐ連休は土偶つくり・・・縄文オカリナ

2023年09月25日 07時00分02秒 | ぬなかわヒスイ工房
五月雨式に来客がある連休は、縄文オカリナつくり(粘土遊びw)が向いていることを発見した。
成形したばかりの土偶は生乾きできれいに施文できないので、適度に乾燥させてから施文!
 
来客の合間に土偶を成形したり、乾燥させたり、施文したりとメリハリができて好都合だ。
施文したら白くなるまで自然乾燥。あとは焼成ですねぇ。
記念撮影するお客さんもエビス顔、決めポーズ、オスマシ顔と様々で、孤独な作業に潤いをあたえてくれる。
夕方、工房を出たら「りすのへそくり缶」なる豆菓子が置いてあった。中で土偶をつくっていたので声をかけてくれればいいのに、誰が置いていったのだろう?
仕事中の気配がしたので声掛けは申し訳ないとおもったのかな。次回は縄文キャンプしよう!と盛り上がったよう。
 
糸魚川市出身で横浜在住の童話作家の小川英子さんも久しぶりに来訪。積もる話に夢中になって写真撮り忘れた。
 
 
 

勾玉を太陽に透かしてみれば・・・光の当て方、視点をかえて観る

2023年09月24日 08時42分28秒 | ぬなかわヒスイ工房
ヒスイ勾玉を逆光に透かすと別の顔が浮かび上がる。
 
だからヒスイは二度たのしんでくださいとお客さんに説明しているが、ブドウもまた然りで透けてみえたら食べごろ。
素人園芸の哀しさで、房ごと採ると甘い粒すっぱい粒とバラバラ。それでも最近は甘くなってきたな。
 
ヒトもまた逆光で別の顔が浮かびあがります・・・耳たぶと掌くらいしか透けないけどw
 
BSで放映中のドラマ「赤毛のアン」やアニメ「攻殻機動隊」なんかも、内面を物語らせる場面で逆光シーンが多用されているが、光りの当て方で印象はかわり、視点をかえると印象がかわる。
 
ヒスイ作品の写真撮影は難しいな。
 
説明的な写真を撮ると犯罪者の記録写真みたいになり、ヒスイがかわいそうだ。
 
縄文土器を自然光だけの手持ちカメラで撮って、世の中をあっといわせた岡本太郎なら、ヒスイをどう撮るか?
 
順光でも内部が透けてみえるような、芭蕉の俳句のように奥行きを感じる商品撮影をしたいもんだが・・・。
 
 
 
 

イヤリングの痛い!落とす!のお悩みにはシリコンカバーを!・・・ぬなかわヒスイ工房の勾玉イヤリング

2023年09月21日 06時51分13秒 | ぬなかわヒスイ工房
イヤリングを長時間つけていると痛くなる、留め金具が外れて紛失したという方に朗報。
 
この悩みをもつ女性ライターさんが、留め金具に浅草橋の「貴和製作所」で買ったシリコンカバーをかぶせたら痛くなく、落とさなくなったとウエブニュースで絶賛していたのデス。
ぬなかわヒスイ工房人気商品の「プルプルゆれる勾玉イヤリング」は、動くたびにプルプルする分、痛くなりやすくない?外れやすいのでは?と危惧しておりました・・・幸いなことに落としたという話は聞いてないけど。
 
シリコンは経年で黄ばむし、最初からシリコンカバーが付いているイヤリングの耐久性がわからなかったので使わなかったけど、誰でも工具なしで交換でき、互換性のあるカバーがペアで60円前後なら、最初から装着して売ることにした。
半透明のカバーを耳たぶの裏側にあたる留め金具にかぶせるだけ。人からは見えません!
 
プロ用のパーツ屋が軒を連ねる御徒町などで小売りしているし、百均でも売っているよう。ネットでイヤリング・シリコンカバーで検索すると通販サイトが沢山でてきます♪
 
シリコンカバーは中国辺りからの輸入品だと思うからどこで買っても同じかも知れないけど、どちらかというと貴和製作所はアマチュアのDIY用パーツが多くて品物がオゾイ(糸魚川弁で粗末・みすぼらしいの意味w)ので、わたしは信頼のおけるプロショップの「アップフェル」で買いました。
 
参考までに通販サイト「アップフェル」のシリコンカバーはこちら→https://www.apfel-shop.jp/c/earring/siliconcover/iska10
 
 
 
 

先生とセンセーの間には・・・長者ヶ原遺跡で音遊び

2023年09月19日 07時04分35秒 | 縄文
長者ヶ原遺跡の縄文体験会で音遊びの講師を頼まれて、山田センセー(先生と漢字表記できる手前)を囲んでワラシたちが座った。
最初の質問が「縄文時代はどうやって座ってたの?」と鋭いモノ。ムムムお主やるな!
 
「合掌土偶」と「しゃがむ土偶」は体育座りしているし、乳児を抱っこして横座りした「子抱き土偶」なんてのもあるから、体育座りと横座りはあったらしい。
 
もちろんアグラもあったと思うけど、なんと「子抱き土偶」は高校生が見つけたのだぞ!君たちもチャンスがある!と話題をズラシて逃げるところがセンセーたる由縁( ´艸`)
縄文遊びにも色々ありましてぇ・・・こんな遊びもやってたと思う。
 
音遊び体験会が終わるころには、アンパンマンみたいな頭だねー!触らせて~!ショリショリして気持ちいい!ワタシも撫でた~い!結婚してるの?子供はいるの?と、体によじ登ってきたり組ついてきたり・・・オマンらおじおちゃんはボクシングと古武術をしてきたツヨイひとなのだぞ!と脅しても容赦なし!
山田センセーの遊具利用はオプション料金をちょうだい(´;ω;`)
 
中学生以上が相手ならシショー(師匠と漢字表記できる手前)と呼ばれるのだが、師匠とシショー、先生とセンセーの間には深くて越えられない溝があるw
 
 
 

愛の交換はペア勾玉で!・・・「奴奈川姫と日本一の大ウス祭り」とBetter Half勾玉

2023年09月17日 07時36分46秒 | ぬなかわヒスイ工房
コロナで休止していた「奴奈川姫と日本一の大ウス祭り」が再開して、ヌナカワ姫と八千鉾神のコスプレをした新婚カップルが「古代のラブロマンス」を再現するセレモニーも復活。
例年通りにセレモニーでとりかわすペア勾玉の注文をいただいた。
「ペアにした勾玉」ならどこでもあるだろうが、わたしのは厚めの勾玉を縦にカットして「ペアにつくった勾玉」だから、ひと味違う・・・と思うw。
ペア勾玉「Better Half」誕生譚の説明文も添えて納品したら、担当者から「光沢がちがいます!キレイ!」と喜んでもらえてミッション終了。来年も注文ちょうだい( ´艸`)
ペア勾玉「Better Half」誕生譚の説明文も添えた。これがないと単なるペア勾玉と思われてしまうw
 
土産物屋で売っている勾玉と光沢がぜんぜん違う!と担当者は驚いておられたけど、これは自動のバレル研磨機やフェルトバフで「つけた光沢」ではなく、手研磨で「出した光沢」の違い。光沢の質がちがうのですぞ。
「紐孔の縁にあたる光が上品でやさしい・・・」とも言われるが、特殊工具でそうしているのではなく一生懸命に研磨するからこそ。一個の勾玉の厚みが6㎜しかないので「面取りした勾玉プレート」になり勝ち。薄くても奥行きを感じる立体造形とて成立させるのがプロの技!
 
考古資料や口碑などから個人的には、ヌナカワとイズモは「古代のラブロマンス」のような良好な関係ではなく、ヌナカワは「北陸のイズモ勢力」から支配下に置かれていたたと推測しているが、それとこれは別問題。地域を元気にしようというのだから喜んで協力する。
各人各様の歴史観、ヒトとカミの物語があっていいし、史実を元に派生して、経年変化してゆくのが伝説だと思う。
しかし個人が都合よく情報を切り張りしてつくった物語を、史実と断定して広めるのはアカンな。
 
 
 

 


満蒙開拓団の娘たちの声を聞こう・・・平井美帆著「ソ連兵に差し出された娘たち」

2023年09月15日 07時25分35秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
いのりで願いがかなうなら宗教も哲学も必要はなく、有史以来どれだけの血の涙が流れてきたのか・・・。
満州の実効支配を名実化するためと、食料増産や景気対策を目的として、中国東北部への移民を奨励した国策が満蒙開拓団。実際は現地の人々の農地や家屋を武力を背景に奪って開拓団に格安で払い下げたので、現地人たちの恨みをかった。イスラエルがパレスチナでやった蛮行と同じことを日本もやった。
 
日本が無条件降伏を表明する直前の1945年8月9日、不可侵条約を破ったソ連軍が満州侵攻。
 
満州地域を支配していた帝国陸軍の関東軍は僅かな部隊に守備を命じ、30万の満蒙開拓団を見捨てて退却。8月16日にあっさりと武装解除したために無辜の開拓団はソ連軍の欲しいままとなり、集団自決をする開拓団が相次いだ。祈っても奇跡はおこらなかったのだ。
 
そんななかで岐阜県の黒川開拓団はソ連軍と交渉して、10代独身の乙女15名を性接待させる条件で安全をとりつけた。しかしソ連兵の扱いは性奴隷そのもので、彼女たちは暴行でアザだらけとなり、性病をうつされた。
 
みんなを守るためと泣いてガマンし続けた乙女たち・・・が、引き揚げ後の黒川村はこの事実を封印し、乙女たちはキズモノ、汚れモノと誹謗中傷されて離村せざるを得なかった。
 
戦後何十年も経ってから、当事者のひとりの佐藤ハルエさんが実名で公表したが、キワモノ扱いされて大きな話題にはならなかったようだ。風向きがかわったのがロシアのウクライナ侵攻である。
この悲劇を扱ったアーカイブ映像がYouTube動画で視聴できるが、書籍も何冊か出版されている。
 
同じ悲劇を繰り返してはいけないと他の当事者たちが名乗り出て、ついに黒川村は封印してきた事実を公に認め、開拓団の悲劇を刻んだ碑を建立した。
 
そして新たな証言もでた。日本軍は橋を爆破して退却したので、帰国する際の黒川村開拓団は河を渡ることができず、14歳の女の子をソ連軍に差し出す代わりに河を渡してもらったそうだが、その女の子はどうなったのだろう?
 
戦後は誹謗中傷されて黒川村に住めなくなったハルエさんは、シベリア抑留者だった夫にすべてを話して結婚。力をあわせて戦後を懸命に生きた。現在は家族の理解をえて戦争体験の語り部をしているが、お孫さんは「わたしたちが今あるのは、おばあちゃんのお陰」と言ってくれるのだそう。
 
8月15日は終戦にあらず。
戦争犠牲者とは戦死者のみにあらず。
弱者の武器は声をあげること、史実と真摯に向き合い同じ過ちを繰り返さないこと。
 
 
 

ソ連軍に乙女を差しだした日本軍・・・小柳ちひろ著「女たちのシベリア抑留」

2023年09月12日 07時03分02秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
シベリア抑留者には、医療従事者や軍属などの若い女性もいた。なかには夫が憲兵であっただけ、或いは軍で事務や通訳をしていた女性がスパイ活動をしていた戦犯として抑留されていた。
本書はNHK社会部デイレクターが取材に5年をかけて執筆した渾身の昭和史。戦争の犠牲者は戦地の将兵や空襲犠牲者だけでないし、8月15日以降も「戦争が続いていた」ことを丁寧に記録している。
 
 
居留民を見捨てて逃げた関東軍司令部は、ソ連軍のまっただなかに取り残された各病院に対し、「ソ連軍が要求するものは抵抗せずに与えろ。第一に酒、第二に女」と信じがたい示達を出した。
 
ある陸軍病院長は「軍人は命より大事な軍刀を渡したのだから、女の貞操くらいなんだ!」とソ連兵に差し出す看護師の人選を命じたが、気骨ある看護婦長が「それなら最初に奥さんを差しだしてください」と言い返したら沈黙したそうだ。
 
病院によっては懸命に看護師を守ったし、兵隊も命がけで守ってくれたが、ソ連兵に凌辱されて精神に異常をきたしたり、,連れ去られたまま還ってこない女性もいた。
 
内蒙古の居留民40万人を守り通した根本博中将のような見識と覚悟もなく、広大な満州で権勢をふるった関東軍のエリート軍人たちは、「大日本帝国」という後ろ盾がなくなった途端にソ連軍に尻尾をふり、保身のためなら乙女たちを人身御供に差し出す感覚の持ち主だった。
 
「無敵皇軍」「アジア解放の聖戦」の最後は惨めだったが、関東軍首脳のこの行為こそ国辱であり非国民ではなかったか。ページをめくるたびにソ連軍の蛮行は無論のこと、日本の指導者の無為無策さと無責任さに怒りがこみあげてくる。
 
が、ソ連軍は野蛮であっても、ロシアの民衆は朴訥として親切だったと語る抑留者は多く、個人的に交流した人もいた。
 
ソ連軍の傍若無人は最前線で戦っていた荒くれ部隊の行為であって、それをもってロシア人を語ってはいけないということだろう。それは「日本軍と個々の日本人」も同じで、わたしは韓国を旅行中に「戦前は近所に日本人が多く住んでいて可愛がってもらった」と、日本語を話すお年寄りから声をかけられ、親切をうけた経験がなんどかある。
 
何度でも書くが、戦争とは戦場での戦闘のみにあらず。
犠牲者となるのは兵士のみにあらず。
国家と国民は同じにあらず。
8月15日は終戦にあらず。
 
 
 

軍隊でうけた性的暴行をネタにした落語家・・・春風亭柳昇著「与太郎戦記」

2023年09月08日 08時46分54秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
落語家の春風亭柳昇(春風亭昇太の師匠)のベストセラーで映画化もされた「与太郎戦記」に、新兵時代は夜毎に上官から性的暴行を受けていたことが書かれている。
落語家だから明るい筆致で「最後の一線はこえさせず操をまもり通した」旨で笑いばなしのように書いているが、どこの国の軍隊も似たようなものであったらしい。
 
柳昇師匠は中国大陸で対空砲部隊の小隊長になったが、護衛もなく南方に転戦したときの輸送船の唯一の武器が「秘密兵器」として積まれた打上げ花火で、空襲時はこれを打ち上げて応戦しろと命令された。実際に打ちあげたら米軍機は驚いて逃げていったそうだ。
 
悲惨な戦争体験を笑いに昇華させた落語家。明るく軽やかな芸風で、必ず客席を沸かせる名人だった。
 
昭和史に興味をもったら、芸風そのままの本書を読めばとっつきやすいと思う。