開口健などの文庫本8冊を買って、わたしはブックスサカイの最後のお客さんになった。

開口健の書籍は90年代くらいまではどこの書店にも並んでいた。アメリカの高校の教科書に作品が載った芥川賞作家。
軽妙な語りで海外紀行番組のナビゲーターとしてテレビにもよく出ていた人気作家だったのに、いつの間にか書店で見なくなったし、図書館でも古い本は処分されて見なくなった。久しぶりに書店に並んだ著作に諸行無常を感じますなぁ。

以前にW主任が選書した「能登怪異譚」を珠洲市の「いろは書店」に紹介したら、仕入れた端から売れていく人気商品となり、被災地を元気つけたと書いたが、好きな仕事で世の中に貢献できるのは幸せなこと。
その職場を失った店員さんたちの心情はいかばかりか・・・。

仲間と買った花束を贈り、店員さんたちひとりひとりとと握手してお別れ。4月からは2名体制だったのに、最終日は店員さんが勢ぞろいで有終の美を飾った。ご苦労様でした・・・。
ありがとうブックスサカイ
さようならブックスサカイ・・・(´;ω;`)
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