自然観察グループを市内ガイドと縄文キャンプしたら、写真撮影に慣れた会員ばかりなので、自発的にライティングしてくれて、いつもより面白い写真がたくさん撮れた。
糸魚川市には自生していないと聞いていたサルナシの花や、触るとカブレるツタウルシが遺跡に自生しているのを発見した人がいたり、天津神社付近の民家の植え込みにキツネの通り道があると教えてもらったりと、ガイドしたわたしも勉強になった濃密な二日間。

もしかしたら長者ヶ原遺跡の石囲い炉に縄文土器が鎮座したのは3,500年ぶりか?国指定遺跡なので竪穴住居の中は火気厳禁だから、撮影用に置いただけですけどw
ちなみに土器は二方向からライティングしてもらっている。

喜色満面で遺跡を走りまわる縄文犬ゲンを呼んだら、駆け寄ってきてサービスショットを撮らせてくれた。

行きすぎ~!ちょうどいいところでとまって土器とツーショットを撮らせてほしかったが、興味のおもむくまま動くのが縄文犬というもの。顔が笑っているぅw
参加者たちは野生動物や植物に詳しいのは無論だが、自動車メーカーの開発技術者や、電車模型のプロもいたので話題が尽きることはなく、雑談が楽しいのなんの!

今回は縄文とヒスイのお話しは日中に済ませたので、夕食時は焚火料理に専念できた。縄文土器の中身は縄文時代にあった食材だけ。最初に味付けなしで食ってもらい、各自で塩・コショウ・醤油で味付けして比べてもらうと調味料のありがたさもわかろうというもの。
夕食時に縄文談話をする時は人に焚火料理を手伝ってもらうことになり、むやみに薪をくべられて近寄れないくらいの大きな炎になってしまうことが多いのだが、今回は最初から最後まで焚火奉行できたので半分以下の薪で済んだ。

使用した土器は20年ほど前に初めてつくった多摩市の遺跡出土の「勝坂式」の複製。

焚火を囲んでの食事はいいもんだが煙たい焚火はいただけない。料理用の焚火の基本は熾火。
食事と談笑タイムの鑑賞用の焚火は、輻射熱で薪木がジワジワと燃えていくように足していくのが縄文人(見習い)流でございます。

就寝時間を考慮して、少しずつ焚火を小さくしていった。談笑している時も煙くなかったので、師匠の「自然界の報道写真家」宮崎学さんから「いい焚火だ」と何度も褒められた。ムフフ(笑)
14年も縄文キャンプのガイドをしてきたので、焚火奉行としてスキルアップできてきたということだ。