配管の異常な振動音はポルターガイストではなく、トイレの止水器具と水圧のバランス問題であったようだ。
異音がする前日、トイレの水が止まらなくなっていたので、ホームセンターで「ボールタップ」という止水器具の、メーカーを問わない安い代替品を買って交換していた。

最初の写真の左端が元からついていた純正品、右端が現在の純正品、中央下が純正品の3割で買える代替品だ。比較すると代替品の安っぽさは一目瞭然。

代替品をつけた図。この代替品が我が家の水圧に耐えられず微振動していたのが、配管で増幅されていたのではないか?
この仮説から純正品をネット購入して、ついでに「フロート弁」をホームセンターで購入して交換したら、水漏れと異常音は止まって一件落着。

純正品をつけた図。

タンクの底で水を止める「フロート弁」は大小のサイズがあり、イナックスとTOTOでは形状が違うので注意!
安価な代用品は1点支持でフロート部分が小さいので、水圧の低いエリアなら止水できても、我が家のように水圧が高いエリアでは役不足だったということ。純正品は2点支持でフロートが倍以上あるから、ブレが少なく抑えも効く。
トイレの水が止まらない時は
①給水配管の止水栓を止める

正面の横溝を時計回りに締めると止水できる
②タンク下部の品番をチェックして純正品を購入して交換

シンプルな構造なので、開口部が30㎜以上あるモンキーが2本あればDIYできる。写真は上からモンキー、中央がイギリスレンチ(モーターレンチ)、下がウオーターレンチで、この二つがあると便利だけでも無くても大丈夫
トイレのタンク内部の止水具の概ねの耐用年数は15~20年くらいだが、業者に交換を頼んだら出張費もいれて2~3万円はかかると思うから、覚えておいて損はない。